chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズ218『円相について』立禅の腕の形丸みを持たせて締めるとも緩めるとも言えない塩梅を考察します。様々な事に活用出来ますよ‼︎

今回のテーマは

円相について

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円相とは禅で言う書画で

掛け軸でご覧になった事もおありかもしれませんが

筆で丸く繋げて書き初めと終わりを持たず角の無いサークルでその意味はとても深いところにあります。

 

その円相を立禅で行う手の形に見立て

考えて行きたいと思います。

 

 

立禅で行う手の構えは丸みを帯びていて

禅の円相に似ているので例えるには近く

手の中や外に色々な世界が広がる概念が生まれます。

 

その腕の形は

身体の前でボールを抱える感じや

大木に抱きつく様に等

手や腕の角を取り丸みを持たせて構えます。

 

 

それぞれこの腕の用法には色々とありますが

ここでは腕のポジションに付いて

お話ししたいと思います。

 

先ず腕を丸く身体の外側に開き構える事で

腕を身体で支える為に体幹の筋肉が働きます。

 

やってみて頂ければお分かりかと思いますが

身体に近い位置に手があると

それ程に支える事に力を使いません。

 

手が遠くにある方が肩や腕・体幹

様々な筋肉が働きます。

だからと言って手を遠くに構えて

立禅した方が良いか⁈と言うとそうでは無く

 

肩を落として肘を下に落とすイメージで

腕を外側に張り出して

身体の前に円相を作ると先程の体幹に効く他に

脇の状態を養う意味や手と手が離れていても

繋がる感覚が作れます。

 

今回はその脇の感覚について

 

私のBlogでも脇を締める事はよくお伝えします。

これはとても重要な事で脇が開いては

意味がありませんが脇に力が入り過ぎても

よく無い事がこの円相から学べました。

 

肩と肘を下げながら脇の力を入れ過ぎずに保つと

腕が自然なアーチ形に保て浮き輪の様に

手が持ち上がりかつ腕の重さで腹圧がかかります。

 

この円相の脇の状態を養うと今迄に脇を締めていた

感覚より身体を柔らかく使えて

武術の身体の使い方はもとより

施術を行う時の腕のポジションが

とても自由度は高い反面に安定感はあります。

 

様々な状況に使えるのでは⁈と考えております。

 

如何ですか?

円相について

 

詳しい円相の作り方や腕の治療が必要な方々は

お気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

『円 相 の 考 察』

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk/56/2/56_KJ00005180810/_pdf/-char/ja

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/course.htm