chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズ190『腹斜筋を締める』回旋筋を意識して半身の体幹安定性と身体の捻れを調整する武術家・クライマー・一般の方々にもオススメです‼︎

今回のテーマは

身体の脇のライン腹斜筋を締める

前回の正中線から回旋で捩れを揃える方法続編です。

空手の構え半身を考察しながら

ライミングや一般の方々にも

お役に立てる様にお伝えします。

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腹斜筋は

身体の外側に外腹斜筋があり内側には内腹斜筋が

存在して上体と下腿の回旋や

内腹斜筋はお腹の内圧にも関係があります。

 

今回はその腹斜筋を用いた身体の側面の意識です。

簡単に申しますと前額面で

側面を真っ直ぐに揃えたり

身体を回旋させた時も水平面で揃えたり

私の意識で恐縮ですが矢状面で挟んだりします。

 

空手や様々な格闘技で

身体を半身に構えたりする際に

前後する身体の側面を挟む状態です。

私の場合ですとサウスポーなので

右側を前にして左側と右側を挟むのは

得意ですが

その逆構えのオーソドックスで

左側を前にして右側と挟むのは苦手です

それは水平面で身体を揃えても左が抜ける感覚があり

苦手な左側を前にして最近では矯正しています。

 

これは懸垂でもクライミングで壁に入る時も

身体の均一性を整えるには

左の腹斜筋が弱いのでそれを繋げる為にも

大切な感覚です。

 

先ずはやり方を解説したいと思います。

私の場合は右構えが苦手なので

左手と左足を前に出して

右手と右足を後ろにして

身体を半身と言って斜め45°に回旋させます。

 

この時に前に出ている左腰を強力に前に出します

そして後ろ側にある右腰をこれまた強力に

後ろに引きます。

 

足の位置が決まれば向きは変えずに

身体は回さずその場で行うので

力が拮抗して左右で挟む様な状態になります。

 

極端に言うと

左を前に右を後ろに引っ張り合うイメージで

四角形の対角から対角線を前後に

引っ張り合うので身体の上から見ると

菱形を作る感じです。

 

これが半身の際に

体幹を強く安定させる秘訣になります。

 

反対側の右手右足前の構えでは

ある程度安定して行えますが

右腰が少し開くのに気付けて

何方の構えも腹斜筋を

上手く使える感覚が出て来ました。

 

腹斜筋は体幹の回旋筋ですが前後で回旋し合うと

拮抗筋としても使えるので体幹を安定させるのにも

オススメです。

 

これはクライミングでも体幹を安定させる為に

とても重要だと最近では再認識しました。

 

ライミングでは体幹の位置が取り行くホールドから遠いと当たり前ですが手が伸び難いです。

 

これは固めるホールドやフットスタンスに乗るには

重心が落ちた方が身体が安定するので

ホールドを取りに行く時にそのままでは

身体が残る事があります。

 

これを防ぐ意味でも体幹は大切で取りに行く側に

身体を持って行く際にお腹のインナーの筋を

使います。

 

この時に身体の横のラインが重要になります。

 

壁に面している身体の正面や側面を崩さない様に

動かすと身体の側面を揃える事で力を逃さずに使えて

平素から意識するとクライミングで壁に入る時に

行いやすいと思います。

 

武術的な内容から展開して身体の脇のライン

腹斜筋を考察しました。

 

これは一般の方の歩行や体幹の安定や姿勢にも

影響が出て来ます。

 

片足になった際にも重心の側方から側方への移動が

回旋を伴いながら安定させる為に対角線の意識が

必要になりますからこの内容を見ながら

ご自身のお身体を気にかけるきっかけに

なって頂きましたら幸いです。

 

如何ですか?

身体の脇のライン腹斜筋を締める

 

詳しい腹斜筋の締め方

お腹や腰回りの治療が必要な方々はお気軽に

治療院までお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com

 

 

『座位での側方への体重移動における
腹斜筋群の筋活動の特徴』

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/29/4/29_561/_pdf