今回のテーマは
骨盤の上前腸骨棘を締める
上前腸骨棘とは⁈
骨盤の骨の一つ、腸骨の上の丸い部分を辿り
前側の尖った部分にあたり
おおよそ骨盤の前側に触れると当たる部分です。
イラストでは前腸骨棘の部分が
上前腸骨棘にあたり
書いてはありませんが下の部位が
下前腸骨棘になります。
その上前腸骨棘について取り上げてながら
骨盤の作り方を考察します。
私は腰椎後弯・骨盤後弯でお腹に圧をかけていて
その上で
骨盤の作用で気付いた事を書きたいと思います。
先ず
空手の型、三戦でも骨盤を作る時は尾骨を前に入れて
鼠蹊部を開き圧をかけていました。
骨盤後傾・腰椎後弯から
腰椎の命門(おへその裏側のツボ)を
後側に張り出す様にするには
私の感覚では腸骨を締める
いわゆる上前超骨棘を内側に締めると
後方の圧力が更に増す事を理解しました。
三戦では足を内八の字に構えて下から
捻る様に骨盤後方を閉めて会陰も締めて
長強を前に入れて行きます。
そうすると鼠蹊部が開く形となり
腹圧をかけるのは弱くなるので
上前腸骨棘を締めると
後ろから下そして前に腹圧を逃さずにかけられて
最後に上から蓋を閉める様に
上半身の力を抜くと上体からの重みがかかり
お腹の中にボールが出来た様に
腹圧がかかります。
このボールをお腹の中から膨張させる様に
後や横・前に膨らませて育てます。
実際には上前腸骨棘を締めると言っても
仙腸関節が可動して腸骨が水平面状に
内旋する訳では無くあくまでもイメージでしか
ありませんが身体操作にはイメージを言語的に
使う事で身体の感覚を養いやすくなります。
おそらく、腸骨を内側に締める動きを
行おうとすると腸骨筋に等尺性収縮がかかり
腸骨が内側に締まった様な感覚が
するのだと思います。
漠然と行うよりも何らかのガイドが有れば
役に立つ事もあると思います。
そのガイドになりました幸いです。
如何ですか?
骨盤の上前腸骨棘を締める
詳しい骨盤の締め方
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『骨盤の矢状面アライメントが骨盤・体幹の回旋可動性および身体重心移動量に与える影響』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/36/7/36_KJ00005931384/_article/-char/ja/
治療院KAZU
院長 中井一欽