今回のテーマは
『二頭筋を緩める』
二頭筋を緩める事で身体の緊張を下げて行きます。
二頭筋は収縮すると前腕を肩の方に近づけます。
二頭筋だけ収縮すると前腕だけが肩の方に動きますが大抵,物を持つ時は僧帽筋や肩甲挙筋も収縮して肩が上がります。
この習慣から手を使うと自然と肩が上がる事が身に付き
一瞬の収縮はバネの様に力に展開出来ますが
常に縮み続けると固まりになります。
そして
二頭筋は『力』コブでも認識が高く
ある意味筋力のシンボルに辺り
手で何かを持つ時に使われますが
やはり筋収縮が起こりやすい筋肉でもあり
それが全身の筋緊張に繋がる事も考えられ
意識的に緩める事で無駄な力を入れずにすみます。
では,
具体的な二頭筋の緩め方とは⁈
簡単に出来る方法をご紹介致します。
先ず,手を肩の前に持って来る様に肘を曲げます。
この時に肘を曲げる事で二頭筋が収縮していますから
それを緩めるには肘を曲げた所から
なるべく一瞬で力を抜いて肩の前の手を下に
落として肘を伸ばして行きます。
上手く行くとパタンと手が落ちますが
力が入っていると自然に落下せずに
ゆっくりと落ちたり途中で止まったりします。
この時に手の落下と肘の伸展で肘関節に
衝撃が加わるので痛まない様に
最初は痛みの出ない程度で行って下さい。
慣れていない内は自然とブレーキがかかるので
徐々に出来て行くと思います。
あくまでも肘を痛め無い程度に無理せず
行って下さい。
そして
二頭筋の力が抜けて肩を下げると
腕の重さを感じやすいですから
脱力した状態の目安にされると
宜しいかと思われます。
私の場合は二頭筋が弛むと同側の股関節の一体感が上がるので股関節がしっくりと来ない時は
意識的に二頭筋を緩めています。
股関節まで意識が行かなくても二頭筋を緩める事で肩や首の筋肉が伸びやすくなりますから
肩凝り首凝りの予防にもオススメです。
空手の引き手でも肩を下げる事で二頭筋の収縮より三頭筋の伸筋を使えるので力まずに突けます。
クライミングでも引き手で肩を上げずに肘を下げる事で背中を効かせられます。
一般の方も二頭筋を緩める事で肩が下がり肩凝り予防にもオススメです。
如何ですか?
二頭筋を伸ばす
詳しい二頭筋の伸ばし方
腕の治療が必要な方々はお気軽に治療院にご連絡下さい。
治療院KAZU
院長 中井一欽