chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその151『脊柱起立筋を入れる』前額面で揃えた状態を空手の型、ナイファンチで考察致します!姿勢保持の観点からもオススメです‼︎

今回のテーマは

 

脊柱起立筋を入れる

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身体のラインを揃える事で気付いた事があります。

 

解剖学的に前額面で身体のラインを揃える時は

横の意識を高めていました。

 

(前額面とは⁈)

https://anatomy1.net/?前額面

 

 

例えば横に動く空手の型ではナイファンチがあり

身体を捻らずに正面を向いて

横に動くのですが肩や肩甲骨の位置を前額面へ

揃える事で上半身と下半身が揃うと

思っておりましたが

 

その揃えた状態の身体を観察しますと

当たり前ですが脊柱起立筋が

2本共に揃っている状態を体感しました。

 

空手の構えでは反身と言って

身体を斜め45°に構えるのですが背骨は捻れて

起立筋も左右が揃わない状態になります。

 

 その影響か

それを身体を正面に向けた時に起立筋が

やはり微妙に揃わない状態になっていて

 

私の場合は左側の起立筋上部が後ろに下がる傾向がありますから特に脊柱起立筋上部を前に持って来て

起立筋を揃えると前額面での身体の捻れは修正出来ます。

 

人間の身体と言うのは左右揃っている様で

非対称な事も多くその事で動きのパフォーマンスが変わったり不良姿勢で痛みを伴う場合もありますので

 

その改善として前額面で脊柱起立筋を揃える事を

オススメ致します。

 

如何ですか?

脊柱起立筋を入れる

 

(脊柱起立筋の筋活動量と姿勢保持時間の比較の妙録)

https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205623652096

 

詳しい脊柱起立筋の入れ方

脊柱起立筋の治療が必要な方々は

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/course.htm

身体の使い方シリーズその150『背中を抜くには腹を作る』腹腔内圧を高めて少ない筋力で胸含抜背を作る‼︎お腹を作る感覚を考察致しました。肩や背中の力を抜きたい方、腰痛予防にもオススメです!

今回のテーマは

『背中を抜くには腹を作る』

 

武術には胸含抜背と言う言葉がありますが

胸を緩ませて背中を滑らかにする状態です。

簡単に言うと胸を張らずに肩甲骨を

締め無い状態と理解しています。

 

その状態を胸だけで作っていると

私の感覚では上半身が

後ろに下がり重心が身体の後ろ側に

移動し腰が反りますので

それを防ぐために腹を作ります。

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最近では

足の力は抜け難くなりお腹の感覚にもう少し

しっかりとした状態が欲しいと思っていた所に

繋がりが出て来ました。

 

踵から骨盤後傾・腰椎後弯で姿勢を作るのですが

今迄はバラバラに繋がっていたのが

お腹を作る事で色々と解決しました。

 

先ずは背中だけで作った場合は

お腹は抜けてしまい上半身は後ろに

反る傾向が多く踵には乗りやすいのですが

圧が前にはかかり難いです。

 

それを命門を後ろに出すイメージで腰椎を

後弯させてそれに骨盤と背中を追従させた方が

全体の纏まりが良く圧も前側かかりやすい状態に

なりました。

 

お腹を作ると言う意味ではまだまだ発展途上ですが大きな進化を感じましたので背中と骨盤の連動を

語らせて頂きました。

 

如何ですか?

 

背中を抜くにはお腹を作る

 

ほぼ私の主観ではありますが

少し感覚が纏まって来ましたので

書かせて頂きました。

 

また内容も変化があるかと思いますが

新しい感覚が芽生えましたらご報告致します。

 

少しでも皆様の身体感覚の発展に向けて

ご参考になりましたら幸いです。

 

 

お腹を作るには様々な筋肉が働き

腹圧(腹腔内圧)を高めると様々なメリットがあり姿勢の安定や腰痛予防にも効果的ですよ!

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(少ない筋力で姿勢を保持出来る腹腔内圧の抄録)

https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282680551843456

 

詳しい背中を抜く感覚や腹の作り方と

背部や腹部の治療が必要な方々は

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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https://kazu-1414.com/course.htm

 

身体の使い方シリーズその149『広背筋を鍛える』武術ではヒットマッスル・クライミングで羽などと言われますが広背筋に効かせるやり方等を考察致します‼︎広背筋が縮み過ぎると背中も丸くなりますからストレッチもされて下さいね!

今回のテーマは

『広背筋を鍛える』

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今更ながら広背筋の大切さを実感しており

 

武術やクライミングでも大切な広背筋を考察して参ります。

 

広背筋は上腕骨から腸骨に渡り広い範囲で走行する大きい筋肉で

 

武術や格闘技ではヒットマッスルと言われたり

 

ライミングでは羽や背中の意識の象徴に値し

 

その広背筋ですが収縮させるには肘を身体の後ろに持って来る動作や腕を上げた状態から体側に腕を下げる動作で効いて来ます。

 

空手では引き手を身体の後ろに出す時に

効いて

流派によっては引き手の位置を

高くしたり下げたりしますが

 

私は下げる方が広背筋に効き

肩が上がらない感じがします。

 

引き手の高さを上げると肘が鋭くなり

身体が締まりやすい感じがしますが

肩が上がりやすく広背筋に効き難くなります。

 

引き手を下げると肩の高さを下げやすく

広背筋に効きやすい状態になり

 

ライミングにおいても肩が上がると

肩甲骨上部の筋肉僧帽筋上部や三角筋に効きますが

 

肩を下げると上腕骨と腸骨が近づくので

広背筋が効きやすい状態になります。

 

懸垂でも腕のスタンスを狭くすると

上腕二頭筋に効きやすくなり

 

より広く取った方が

上腕骨が離れた所から腸骨に近くなるので

広背筋には効きやすくなります。

 

空手やクライミングでは引き手や

手のスタンスで効く筋肉が変わりますので

場合によっては二頭筋や僧帽筋上部

やり方によっては広背筋に効いて来ます。

 

(広背筋の運動学的な違いについての抄録)

https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205567243392

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如何ですか?

空手やクライミングで『広背筋を鍛える』

 

詳しい広背筋の効かせ方や背中や肩の治療が

必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズその148『腰を入れる』腰方形筋をもとに考察致します。空手の型のナイファンチや三戦を行い気付いた事から立位や呼吸と身体の傾き等が皆様の稽古の励みになりましたら幸いです‼︎

今回のテーマは改めて

『腰を入れる』

 

その感覚を腰方形筋を用いて考察致します。

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空手の型を行っていて気付いた事がありまして

色々と解剖学的に調べますと

どうやら腰方形筋が絡んでいるのでは⁈

と考察していましたら

益々その様な感じが致しましたので

私の思う事を書きたいと思います。

 

正確には様々な筋が関与していますが

筋電図で計測しなければ断定出来ませんが

今回は腰方形筋と言う事で

展開させて頂きたいと思います。

 

腰方形筋は姿勢の保持や胸郭の傾き

腰椎伸展や呼吸でも使われており

息を吐く時に横隔膜と連動して収縮します。

 

(下記は腰方形筋の論文です)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/33/3/33_501/_pdf

 

この事から空手の型の三戦やナイファンチで

気付いた腰の意識がヒット致しますので

少し解説して参りたいと思います。

 

先ずはナイファンチから

この型は身体を横に動かして技を出して行く

鍛錬型と言われていますが

私の体感ではナイファンチを行うと

上半身と下半身がピタッと合い

身体の矯正に的しています。

 

空手の選手の頃に半身で構える事が多く

身体が捩れて力を入れる習慣から

前額面に合わせると左の腰が浮く現象が

ありましたが最近では

ナイファンチで修正しております。

 

半身に構えますと正方形が菱形になる様な感じで

斜めで両腰は入りますが前額面の位置では

左腰が入り辛いのですが

ナイファンチで身体を正面に合わせて動かすと

両腰が揃う感じが致します。 

 

最初は肩の位置かと思いましたが

横移動で技を出したり重心移動を行うと

足からの力が初動で腰方形筋に筋着火しますので

横向きでは恋率が良いのかと思います。

 

これはナイファンチでは身体を捻らないので

腰の位置が重要となり横移動の若干の傾きや

技の初動で腰方形筋に力を入れないわけには

行かないために自然に鍛えられるのだと思います。

 

これが私が考えるナイファンチでの

腰方形筋の使用用途にあたります。

 

次に三戦ですが

 

此方も腰方形筋は使われて

動作と姿勢そして呼吸法です。

 

三戦は呼吸と動作を一体化させて力を入れながら

ゆっくり動きます。

先ずは

三戦で構えた時に骨盤を後傾させて

腹圧をかけますがその時に力を腰に込めて

腰方形筋が収縮します。

 

そして

突きを出す時に更に腹圧をかけて

骨盤を後傾させる時に息を吐きますが

此方も腰を締めながら息を吐く時に

腰方形筋が収縮します。

 

動作と呼吸そして身体を絞める時に腰方形筋が

収縮します。

 

姿勢や呼吸に関与する腰方形筋ですが

固まると腰痛の原因にもなりますので

ストレッチも行って予防もされて下さい。
鍼灸やマッサージでも緩める効果は御座います。

 

 

如何ですか?

腰を入れる

腰方形筋をもとに考察しました。

 

詳しい腰の入れ方や腰方形筋の使い方

腰の治療が必要な方々はお気軽に治療院まで

ご連絡下さい。

 

治療院KAZU 

院長 中井一欽

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https://kazu-1414.com/course.htm

 

 

身体の使い方シリーズその147『武術とクライミングのパワーを考える』発勁の出し方やデットの出し方における身体の使い方を考察致します。共有出来る内容を簡単な方法ですが参考になりましたら幸いです‼︎

今回のテーマは

『武術とクライミングのパワーを考える』

 

武術では

力を出す時は発勁と言って瞬間的に

大きな力を出します。

相手との空間が無い状態や逆に離れた所から

身体を飛ばす様に技を出します。

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ライミングでも

デットモーションや壁に張り付いて

動けない状態から次の一手を出します。

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この時に共通するのは身体の中に

溜まった力を

逃がさずに動きに伝える事です。

 

私が考えるのは力を溜められる身体の強度と

それを逃がさない身体の使い方だと思います。

 

大抵の場合には力を込める事は出来ますが

それを逃がさずに動く事は難しく

身体が分離したり力を逃そうとします。

 

実験して頂ければ分かりますが身体に力を入れて

動こうとすると当たり前ですが全く動けません。

 

それを末端の力を抜いて身体の中心だけ残して

そこから手足に力を伝える様にして行くと

一定の力を込めた状態でも動けます。

 

これを武術の突きを撃つ時や

ライミングのムーブに応用すると

 

武術の突きは相手の圧力がある時に

手で押そうとすると跳ね返されたりするのですが

身体の中心から力を伝えると

意外と相手の中に通って行きます。

 

ライミングでホールドを全力で抑えて

動け無い時に手の形は変えずに

身体の中心から動いて力が抜け無ければ

次の一手を抑える事が出来ます。

 

これが私の今の所考える

武術とクライミングで共通の力の出し方です。

 

如何ですか?

まだまだこれから考察する事も多くありますが

今の所に感じた事をまとめました

更に変化が御座いましたらお伝えしたいと

思います。

 

此方はまた違った観点ですが

運動学習におけるコツと身体図式の機能の論文です。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sobim/37/4/37_205/_pdf

 

パワーとコツの相関関係も今後は考えたいですね。

 

 

詳しいパワーの出し方の考察や

お身体のメンテナンスが必要な方々は

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズその146『下肢機能軸を合わせる』運動時における膝の動きを下肢機能軸で考察致します。O脚の方・空手家、太極拳士・一般の方々にもオススメです‼︎

今回のテーマは

『下肢機能軸を合わせる』

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簡単に申しますと

足関節・膝・股関節中心を合わせると言う事です。

(下肢機能軸の論文です)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/36/2/36_221/_pdf

 

下肢機能軸は膝の変形や人工膝関節置換術後の

評価に使われますが

静止動作で見られる事が主です。

 

私も静的な身体の軸作りや

治療の際のアライメントを整える時に

評価基準にしておりまして

 

動的な評価は各種関節の連動が行われるので

単純に下肢機能軸だけを合わせる事は難しいですが

膝の変形や痛みのチェックには的していると考えます。

 

膝関節が外反(O脚)する理由を考えますと

人間の身体は重心を移動させて歩行します。

 

足を動かして移動しますが

その際に足を動かしていない軸足に体重が

乗ります。

 

その軸足に

足関節・膝・股関節と連動して体幹が足の裏の

指示基底面に乗り安定して片足で立てて

反対足を前に出せます。

 

この複雑な動作を皆様は当たり前に行っているのですが

筋力低下や重心位置の不安定感で様々な変化が出て来ます。

 

年齢が上がり体幹の筋力が低下したり

関節軟部組織が損傷すると

膝の外反が現れ下肢機能軸が変わり

膝を外側に張り出す事で

内転筋や体幹筋の筋力低下を補い

痛みの緩和を図り歩行の様相が変わります。

 

太極拳や空手の動きでも

腰を落として重心移動をする際に

膝を外に張り出して動きますが

メリットとして膝を柔らかく使えたり

内転筋や体幹筋をリラックスさせるので

慣れてくれば省エネルギーの動きで済みます。

 

上記の二つは例として自然に下肢機能軸が

崩れるケースと意図して崩すケースの違いですが

何方も膝の外反(O脚)なる可能性がありますので

気を付けて頂く事をオススメ致します。

 

如何ですか?

下肢機能軸を合わせる

 

詳しい下肢機能軸のお話しや

変形性膝関節の予防やO脚の治療について

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズその145『お尻を上げる』股関節の位置から考察してお尻を上げて腰椎前弯・骨盤前傾の腰痛を改善‼︎腹筋して腰や首が痛くなる方々にオススメです!

今回のテーマは

『お尻を上げる』

 

お尻を上げるとは⁈

お尻の位置を変える事で股関節を入れる動作になります。

 

股関節を前に出して行く動作は大腿の伸展にあたり

屈曲の逆になります。

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腸腰筋を使うと股関節を屈曲させる動作になりますがその際の注意点として

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『お尻が抜けない』様にする事です。

 

お尻が抜けると股関節を屈曲させた時に

腰椎の伸展が加わりますので腰が反る状態ですね。

 

せっかく腸腰筋を効かせても

お尻が抜けたり

腰が反ると

力が上手く入りません

 

そのせいでより力を入れようとして

腰やお尻を痛める方々をお見受けします。

 

そちらを防ぐためにはお尻を抜かずに

股関節を屈曲させて行きます。

 

そうすれば自然とお腹に力が入り

腰痛の予防にもなります。

 

試しに

立っている状態からお尻を後ろに出して頂けると

分かりますが身体が前方に倒れます。

その状態で身体を垂直に立てようとすると

腰が反る形になり自然と腰痛を作る姿勢に

なってしまいます。

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この姿勢の方に腹筋運動を行なって頂くと

大抵の方は腰と首の前に効いてしまう事が

多いですね。

 

それを防ぐために大切なのは

股関節を前に出す姿勢をとって頂く事です。

 

一般的にお尻が後ろに出た方に股関節を前に出す

姿勢を理解して頂くのは難しいので

より意識しやすいポジションをご紹介致します。

 

 

先ずは

正座の姿勢から膝で立って下さい。

 

そこで

膝と足の甲と脛が地面に接している状態から

鼠蹊部を開いて下さい。

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この時に気を付けるのが『腰が反らない』事です。

 

お尻を入れて厳密には股関節を前側に開く感じです。

 

正座が出来ない方は膝立ちの位置から始めて

頂き股関節を開いて下さい。

 

このポジションをキープしながら立ち上がって

股関節の位置をなるべく変えずに前屈して行きます。

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そして

骨盤後傾・腰椎後弯を作りながら

身体をお起こします。

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この姿勢ですと股関節も抜けずに『お腹に力が入った』形になりますので是非お試し下さい。

 

お尻が出やすい方、腰椎後弯で腰痛の方にオススメです。

 

如何ですか?

お尻を上げる

詳しい股関節の位置や坐骨神経痛や腰痛の治療が

必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。

 

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院長 中井一欽

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