今回のテーマは
『広背筋を鍛える』
今更ながら広背筋の大切さを実感しており
武術やクライミングでも大切な広背筋を考察して参ります。
広背筋は上腕骨から腸骨に渡り広い範囲で走行する大きい筋肉で
武術や格闘技ではヒットマッスルと言われたり
クライミングでは羽や背中の意識の象徴に値し
その広背筋ですが収縮させるには肘を身体の後ろに持って来る動作や腕を上げた状態から体側に腕を下げる動作で効いて来ます。
空手では引き手を身体の後ろに出す時に
効いて
流派によっては引き手の位置を
高くしたり下げたりしますが
私は下げる方が広背筋に効き
肩が上がらない感じがします。
引き手の高さを上げると肘が鋭くなり
身体が締まりやすい感じがしますが
肩が上がりやすく広背筋に効き難くなります。
引き手を下げると肩の高さを下げやすく
広背筋に効きやすい状態になり
クライミングにおいても肩が上がると
肩を下げると上腕骨と腸骨が近づくので
広背筋が効きやすい状態になります。
懸垂でも腕のスタンスを狭くすると
上腕二頭筋に効きやすくなり
より広く取った方が
上腕骨が離れた所から腸骨に近くなるので
広背筋には効きやすくなります。
空手やクライミングでは引き手や
手のスタンスで効く筋肉が変わりますので
場合によっては二頭筋や僧帽筋上部
やり方によっては広背筋に効いて来ます。
(広背筋の運動学的な違いについての抄録)
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205567243392
如何ですか?
空手やクライミングで『広背筋を鍛える』
詳しい広背筋の効かせ方や背中や肩の治療が
必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。
治療院KAZU
院長 中井一欽