chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその148『腰を入れる』腰方形筋をもとに考察致します。空手の型のナイファンチや三戦を行い気付いた事から立位や呼吸と身体の傾き等が皆様の稽古の励みになりましたら幸いです‼︎

今回のテーマは改めて

『腰を入れる』

 

その感覚を腰方形筋を用いて考察致します。

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空手の型を行っていて気付いた事がありまして

色々と解剖学的に調べますと

どうやら腰方形筋が絡んでいるのでは⁈

と考察していましたら

益々その様な感じが致しましたので

私の思う事を書きたいと思います。

 

正確には様々な筋が関与していますが

筋電図で計測しなければ断定出来ませんが

今回は腰方形筋と言う事で

展開させて頂きたいと思います。

 

腰方形筋は姿勢の保持や胸郭の傾き

腰椎伸展や呼吸でも使われており

息を吐く時に横隔膜と連動して収縮します。

 

(下記は腰方形筋の論文です)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/33/3/33_501/_pdf

 

この事から空手の型の三戦やナイファンチで

気付いた腰の意識がヒット致しますので

少し解説して参りたいと思います。

 

先ずはナイファンチから

この型は身体を横に動かして技を出して行く

鍛錬型と言われていますが

私の体感ではナイファンチを行うと

上半身と下半身がピタッと合い

身体の矯正に的しています。

 

空手の選手の頃に半身で構える事が多く

身体が捩れて力を入れる習慣から

前額面に合わせると左の腰が浮く現象が

ありましたが最近では

ナイファンチで修正しております。

 

半身に構えますと正方形が菱形になる様な感じで

斜めで両腰は入りますが前額面の位置では

左腰が入り辛いのですが

ナイファンチで身体を正面に合わせて動かすと

両腰が揃う感じが致します。 

 

最初は肩の位置かと思いましたが

横移動で技を出したり重心移動を行うと

足からの力が初動で腰方形筋に筋着火しますので

横向きでは恋率が良いのかと思います。

 

これはナイファンチでは身体を捻らないので

腰の位置が重要となり横移動の若干の傾きや

技の初動で腰方形筋に力を入れないわけには

行かないために自然に鍛えられるのだと思います。

 

これが私が考えるナイファンチでの

腰方形筋の使用用途にあたります。

 

次に三戦ですが

 

此方も腰方形筋は使われて

動作と姿勢そして呼吸法です。

 

三戦は呼吸と動作を一体化させて力を入れながら

ゆっくり動きます。

先ずは

三戦で構えた時に骨盤を後傾させて

腹圧をかけますがその時に力を腰に込めて

腰方形筋が収縮します。

 

そして

突きを出す時に更に腹圧をかけて

骨盤を後傾させる時に息を吐きますが

此方も腰を締めながら息を吐く時に

腰方形筋が収縮します。

 

動作と呼吸そして身体を絞める時に腰方形筋が

収縮します。

 

姿勢や呼吸に関与する腰方形筋ですが

固まると腰痛の原因にもなりますので

ストレッチも行って予防もされて下さい。
鍼灸やマッサージでも緩める効果は御座います。

 

 

如何ですか?

腰を入れる

腰方形筋をもとに考察しました。

 

詳しい腰の入れ方や腰方形筋の使い方

腰の治療が必要な方々はお気軽に治療院まで

ご連絡下さい。

 

治療院KAZU 

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/course.htm