chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその108『腹をはり楔をしむる』宮本武蔵の五輪書からの解説、腹圧・立身中正にも繋がり一般の方の腰痛予防からアスリートの体幹安定までカバー出来ると考えられます‼︎

今回のテーマは

『腹をはり楔をしむる』

これはどう言った意味でしょうか?

 

最近、名だたる剣豪・宮本武蔵五輪書

読み直していまして

以前は神子さんの本を拝読しましたが

今回は大河内さんの本を読んでいます。

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腹をはり楔をしむるは

五輪書で出て来る表現ですが

 

水の巻・第二節にありまして

下記に原文を載せます。

 

『腰の屈まざる様に腹をはり、楔をしむると云て、脇差の鞘に腹をもたせ、帯のくつろがざるやうに、くさびをしむると云ふ教へあり』

 

原文を少し私なりに解説致しますと

『しむる』とは、させると言う意味になりますからこの際は身体をかがめずに腹圧をかけて脇差(小さい刀)の鞘に腹をつけて帯を後ろ側に広げさせて腰椎を後弯させる事になると思います。

 

昔では刀や帯と言うアイテムは身体作りに欠かせない物でしたね。

 

私も空手の稽古で帯を締めている時の方が

腰の意識は高かった思いがあります。

 

他の文中でも武蔵は踵から爪先を上げて足を踏むと表現していますから下肢から骨盤後傾・腰椎後弯の姿勢をとっているのだと思います。

(踵に重心を落とすと骨盤後傾・腰椎後弯になりやすいです)

 

武術の姿勢でもある立身中正と言って背骨の生理的湾曲を真っ直ぐにする事を意味してカーブを伸ばします。

その時に腰椎後弯させた姿勢が立身中性に繋がり

 

今回の『腹をはり楔をしむる』は

お鞘にお腹を当てながら腹圧をかけて

腰椎を後ろ側に出す事で刀を抜きやすいのでは⁈

と考えます。

 

武蔵の自画像の立ち方を見ても身体は屈めていませんが肩を下げて身体を後ろ側に出す姿勢は正に『腹をはり楔をしむる』に結び付きそうですね。

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腰を後ろ側に出す姿勢は腹筋も効き腹腔内圧が高まり体幹が安定し一般的には力が出しやすい姿勢と言われています。

それに腹圧をかければ更に安定しますね。

 

過去から戦いの経験から武蔵は行き着いたのでしょう。

如何でしたか⁈

『腹をはり楔をしむる』

身体を屈めずに腹圧をかけて腰椎を後弯させる事ですね。

 

腰痛予防にも効果的な姿勢にもなりますので

一般の方々にもオススメです。

 

過去の文献も参考になりますね。

 

如何でしたか⁈

『腹をはり楔をしむる』

詳しい私なりの解説や腰の治療や姿勢については

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com

身体の使い方シリーズその107『胸を開く』経絡で言う肺経ツボでは中府の部分を使い股関節を開きます。クライマー・武術家・一般の方々にもご覧頂ければと思います。

今回のテーマは

『胸を開く』

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私は平素に

クライマーが指を鍛えるアイテムの

ビーストメーカーにぶら下がり

手のポジションが均等にかかる事から

身体の位置を整えてぶら下がっています。

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何時もは

股関節と腰椎を捻ったり詰まらせたりしない様に

気を付けているのですが

 

今日も

何時もの様にぶら下がっていて肩甲骨を

揃えていましたら胸の上部、小胸筋の位置に

強い収縮を感じました。

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(足を揃えて立った時に左の胸と股関節が捻れた状態)

その部分の力を抜くと肩の上背部の収縮が減り

ポジションが整いました。

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(胸を開いて股関節も整えた状態)

その状態を意識すると気になっていた股関節の詰まりが改善されました。

 

足から整える方法もありますが

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それは半身を切ると身体が捻れて足から上に捻れた状態になり足を戻した時に捻れを治す方法

 

足だけでは無く

上部からも捻れは影響するのだなと改めて痛感しました。

捻れを整えた状態から

ビーストメーカーにおいてのぶら下がりでは

橈骨側が通り親指の力が入りやすく

母指は使いませんが安定感が増しました。

 

力の繋がりを考えると経絡で言う

肺経

があたり胸の開いた位置は

中府

になります。

一貫性がありますね。

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経絡のラインを考えると身体の歪みが

修正出来るかもしれませんね。

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また違う経絡の活用がありましたらご紹介致します。

 

如何ですか?

胸を開く

 

詳しい胸を股関節の開き方

身体の状態捻れの治療が必要な方は

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズその106『腱の強さとは⁈』クライマーや武術家でも気になる部分で一般の方でも関係しております。感覚器からの考察で筋紡錘と腱紡錘の違いでお話し致します。

今回のテーマは

『腱の強さとは⁉︎』

 

筋肉は鍛えて太くなりますが

腱はどうでしょうか?

 

ライミングやアームレスリングでは

腱の強さが重要と言われます。

 

筋肉の鍛え方は一般的に伝わっていますが

腱はどうでしょうか?

 

通説では筋より腱は鍛えるのに時間がかかると

言われていますそれは何故でしょうか⁈

 

武術でも筋より腱を鍛えると言われ

今回は謎の多い腱に触れて考察致します。

 

骨格筋には

脳からの指令を伝える運動神経と

筋からの状況を脳に伝える感覚神経があり

 

運動神経には

α運動ニューロンとΓ運動ニューロンがあります。

 

α運動ニューロンは運動単位に関係して

筋支配比により筋肉を収縮させ神経支配比は

細かい運動の筋では小さく

大まかな運動での筋では大きいです。

 

Γ運動ニューロンは筋紡錘に分布して感度を調整し

筋の収縮と伸展によるⅠa群求心性繊維に関与して

筋紡錘の筋長に関わります。

 

そして感覚神経

骨格筋の収縮にⅠa群求心性繊維とⅠb求心性繊維があり今回は此方で考察致します。

 

筋はサイズが変わったり同じ長さで力を入れたりする事で興奮する筋紡錘と1a郡求心性繊維があり

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腱には腱紡錘があり2b求心性繊維が存在しますが筋の長さが変わると軽く興奮して

筋の長さが変わらず力が入った時に強く反応します(ここが重要)。

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この事から腱は筋肉を伸ばしたり縮めたりするより同じサイズで力を入れる時に強く反応するので

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腱を鍛えるには

等尺性収縮

と言って身体を動かさない(関節を曲げ伸ばししない)状態から力を入れる運動で鍛えられるのでは⁈

と考察します。

 

筋には自由神経終末もありますが今回は割愛致します。

 

ライミングでは身体の反動を使わずに一気に動く

デッドモーション

武術では身体を動かさずに撃つ

発勁

が腱を鍛えられるのでは?

と思います。

 

上記の動きは初心者では難しく

長く続いた者が出来る部分ではあると思いますので

その事から考察しますと

 

腱の成長は筋より時間がかかるのは頷けるかもしれませんね。

 

以上は私なりの生理学の感覚器を結び付けた

考察ですのであくまでもご参考迄に

なさって下さい。

 

腱の事はまだまだ知見が浅いのでまた色々と

考察出来ればと思います。

 

如何ですか?

腱を鍛える

 

詳しい解説や腱の治療が必要な方々はお気軽に

治療院までお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズ105『変形性膝関節症と武術の関係』膝を痛めずにトレーニングをするには⁈関節の構造を意識した練功を考える。

今回のテーマは

『変形性膝関節症と武術の関係』

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変形性膝関節症はOA(以後OAと称します)

 

大腿骨外旋・脛骨関節内旋で生じる事が多く

膝の内側の関節面が狭く外側に膝関節が変異して起きる疾患で

大腿筋膜張筋や腸脛靭帯の緊張が強く内転筋が弱い傾向があります。

(関節内の靭帯や軟骨などの軟部組織も関係しますが今回は割愛させて頂きます)

 

骨盤が男性より女性の方が出産の必要性から

骨盤が大きく股関節の間が広いため

女性の場合は爪先を内側に締めて距骨と脛骨が内旋していますが大腿骨は外旋しているケースが

多く起きやすい疾患で

膝を締めよう締め様とする際に膝関節が内反します。

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膝関節伸展では大腿骨不動で脛骨外旋のスクリューホームムーブメントが起こり関節の剛性が上がりますが歩行時では逆の事が起こります。

(以下は過去に書いたスクリューホームムーブメントのブログです)

https://chiryouin111.hatenablog.com/entry/2020/09/08/%E8%BA%AB%E4%BD%93%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9series%E3%81%9D%E3%81%AE62%E3%80%8E%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A1

年齢が上がったり関節の剛性が弱いと伸展時でも脛骨内旋が起こり関節の剛性が下がると変形の可能性も出て来ます。

(以下はスクリューホームムーブメントの論文です)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/23/1/23_1_11/_pdf

そして

武術で腰を落としたり太極拳の馬捗の動きでも

大腿骨外旋・膝関節内旋を取る事が多くて

大腿筋膜張筋や腸脛靭帯が緊張して内転筋は緊張させる必要が少なく

膝を痛める武術家も少なくありません。

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この写真が馬捗站燈になり

太極拳では纏絲勁 (てんしけい)

と言う妙理があり一定の張力を保ちながら身体を

螺旋状の動かせます。

その為に馬捗の姿勢は連動を生む為にも

重要ではあり練功でよく用いられますが

関節の状態や筋肉の張力を間違えると

痛める原因になり

無理に膝関節を曲げると膝関節の原因にも

なります。

 

そこで痛め無い為にはどうすれば良いのか?

考えて行きたいと思います。

 

私は馬捗站燈をだいたい20年続けて

空手を30年以上続けていますが

今のところ膝を痛めていませんから

少なくともやり方は間違えていなのでは⁈

と思われます。

 

武術では身体を緊張させない

溜まった力は技として転換する原理原則が

あります。

 

関節は不可逆的に力が伝わり続けると変形して

その構造が破綻して0Aの様な症状が出来上がり

構造に対して適切な負荷であれば関節の変形を

防げると考察します。

 

その方法として脱力を上げる事がありますが

膝を曲げる時に100kgのバーベルを担いで

しゃがむのと

自分の体重を支えるために

しゃがむのとは違い

 

力を必要以上出さずにしゃがんだ時に

如何に最小限の力で腰を落とせるかが

重要で脱力に近づくのではと思います。

 

折角、鍛錬するのでしたら身体を壊したら

意味がありませんから固有の感覚を鍛えましょう。

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(膝の弱い方は無理に腰を落とさない方がオススメです)

股関節と膝関節と足関節を雑巾に例えると

搾り続ければ負担はかかると思いますし

 

関節面も同じで長時間捻り同じ負荷がかかり続けると

壊れるイメージがしやすいかと思います。

 

なるべく捻り過ぎない捻れたら

解放する事が大切なのでは⁈と考えます。

 

武術の鍛錬は単純に筋力を鍛えるだけでは無く

感覚器を鍛える必要があります。

 

正い感覚を養う鍛錬と

良い師に巡り合う事がベストだと思います。

 

レーニングは刺激の量がとても難しく一つの指標は痛みを伴わない事です。

 

痛みは身体を守る信号になります。

発現したら無理せずに中止したり

痛みが継続する様でしたら専門医にご相談下さい。

 

如何でしたか?

変形性膝関節と武術の関係

私なりの考察ですからご了承下さい。

 

詳しい練功の仕方や膝の治療が必要な方々は

お気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズその104『馬捗站燈で身体をアジャストする』本日の体幹とは⁈手足や関節のアジャストについてセルフケアで考える。武術家はもとより各種スポーツ選手や一般の方々にもオススメです‼︎

今回のテーマは

馬捗站燈で身体をアジャストする

 

本当の体幹とは?

手足の接続について⁈

身体の使い方で『腰を使え』や『足を踏め』等と

言いますが

 

私の主観で恐縮ですが

最近、感じるのは骨と骨の間

関節との関係です。

それについて取り入れているやり方を

ご紹介致します。

 

『馬捗站燈で身体をアジャストする』

 

関節は曲げたり伸ばしたりするだけで無く

骨と骨を連動して力を伝える場所でもあります。

 

身体の中で関節を繋いでいくと抜けている部分

(運動連鎖の弱い所)がありそれを上手く合わせていくとポキポキ言いながら力が澱み無く伝わり

身体中をアジャストして行く感じです。

 

一つ一つ繋がるとまだ連結が悪い部分を感じますのでそちらを整える感じで動かすと

身体が一つの纏まりになって行きます。

 

それを何度も繰り返して繋がりの弱い部分を探し

接続させ関節の隙間を無くして行く感じです。

 

アジャストとは⁈

身体のアライメントを調整する事です。

施術でも関節・関節胞内調整やマニピレーション

を私も患者様に行いますが

 

自身ではセルフケアにて站燈功の中の『馬捗站燈』を私は取り入れていており立ちながらにして

身体のアライメントを調整して行きます。

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高岡先生の統一棒では

タンブリングでアライメントを調整したり

 

気功では

自発動功で調整したりしますが

 

私の場合はでは

站燈で立ちながらしばらくすると

身体が重力に拮抗してきます

様々な部分に必要以上の筋収縮を感じて来たら

その関節を自動的に動かして

関節に収まりの良い部分に当てはめて行きます。

 

それを

ひたすら全身の『違和感』のある部分に

繋げて行くと身体に一体感が出て来ます。

 

その先の感覚はファンタジーなので

一先ず伏せますね(笑)

 

施術的な観点にも触れましたが

あくまでも私の主観ですからご了承下さい。

 

 

如何ですか⁈

馬捗站燈で身体をアジャストする

 

身体のアライメントの仕方

施術でのアジャストが必要な方々は

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com

 

 

 

身体の使い方シリーズその103『脱力した腕を使う』突きが効くためのインパクトを考える。今回はあまり触れていませんが一般の方々にも力を抜く事はオススメです‼︎

今回のテーマは

『脱力した腕を使う』

 

前々回の沈肩の続きですが

折角その状態を作れたので

その腕を使って突きを出してみましょう。

 

先ず突くと言う事は

相手の身体に自分の手を当てて行く事です。

重要なのは当たって時のインパクトを作らない事

 

物理的に考えてもエネルギーを生み出すのは作用と反作用であり

突きを打つ際の衝突エネルギーなりますが

此方がインパクトを与える為に力を入れると

衝突時に拮抗する反発力が生まれます。

 

この際に衝突する側が質量が大きかったり衝突エネルギーが強いと対照となる突きを受ける側はダメージを受けますが

この勝敗は力の強いインパクトを与えられるか⁈

受ける側はこのインパクトに耐えられるか⁈

にかかって来ると思うます。

 

ここで話をひっくり返す事になりますが

脱力した腕だとインパクトが減り力が相手の身体を抜けて行きます(相手が耐え難い状態です)

 

中々の分かり辛い話しになりますが

打撃を受け慣れるとインパクトの瞬間に

対応出来る身体になり

それが無意識に出来るからある程度の打撃は受けられる様になります。

 

仮にそのインパクトが無い状態で突かれたらどうでしょうか?

私の経験ですと受けるタイミングを失い

バランスは崩されその状態で突かれると

軽く打ったつもりでも結構効きます。

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力の入っている人をコントロールする為には

脱力した腕を使いましょう。

 

打撃を受ける際に経験値が高い人程

身体が反応して重心をコントロールされると思います。

 

これが脱力した腕を使うメリットです。

 

以上は私の主観ですが

受ける側も脱力して受ければ大丈夫ですし

打つ側は如何に脱力した腕が出来ても

足からの連動が伝わらないとただただ

力の抜けた腕になりますのでご注意下さい。

 

私の経験ですと

相手に効いた突きを入れた時

強く突いた実感は無く相手が効いていて

倒そうとすると相手が倒れ無いのは

自分の身体に力感がありはしますが

相手にとってはそれ程効いていないのだと

思います。

 

撃ち方にそれなりにコツがありますが

これ以上は秘密です(笑)

 

如何ですか?

脱力した腕を使う

今回はあまり触れていませんが

一般の方も脱力した腕を使うメリットは

ありますよ!

 

詳しい脱力の仕方や

腕の治療がは必要な方々はお気軽に治療院まで

ご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

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身体の使い方Seriesその102『立禅』誰でも如何でも出来るセルフケアをご紹介致します。突き詰めて行けばとても専門性の高い練功ですがシンプルで取り組みやすい立禅です。是非、多くの方に行って頂きたいです。

今回は誰にでも、何処でも出来るセルフケア

『立禅』

を御紹介させて頂きます。

 

立禅は武術で言う站燈功のひとつですが立ちながら行う禅とかいて内観や身体を意識する鍛錬です

専門性を高めれば限り無く深いトレーニングですが難しく考え無ければ手軽に行えます。

 

先ずは私が立禅をはじめた形意は

極真空手の城南支部で廣重師範が広めて

支部内で稽古の一貫で行っていました。

 

廣重師範は盧山師範と供に太気拳の澤井先生から

習われて我々に教えて頂きました。

 

立禅は、中国武術意拳の流れからはじまり今に至ります。

 

元々はとても奥が深いのですが

今回は誰にでも出来る感じでお伝えします。

私もそこまで到達していないので

皆様と一緒に練習出来ればと思います。

 

やり方は

先ずは肩幅くらいの足のスタンスから

膝と股関節を少し曲げて

お腹を緩めます

そして足からしっかりと杭の様に立ちます。

身体の軸を意識して真っ直ぐに出来たら

腕を身体の前で大木にしがみつく様に丸く構えて肩の力を抜き目はボンヤリと開けて眉間で周囲を見る様にして立ちます。

足と手が繋がる感じが出ればなお良いですね。

 

場所は出来るは屋外が望ましいですが

室内でも問題無いかと思います。

 

私は踵に体重をかけて尾骨を入れて命門を後ろに出して胸を緩めて頸を伸ばします。

(太気拳意拳の站燈から少しオリジナルなのはご了承下さい)

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最初は色々と制約を設けずに真っ直ぐ立つ事を意識してボンヤリと自分の心臓の鼓動を聞くつもりでリラックスして下さい。

 

形はその内整えて行けば良いのではと思います。

マインドフルネス等と言われる時代ですから

リラックスできる時間を立禅で設けて下さい。

 

私は站燈功は色々と行うのですが

馬捗站燈もオススメ致します。

足腰の鍛錬だけで無く

股関節や膝の使い方を学べます。

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馬捗の解説はまたの機会に

 

如何ですか?

誰でも出来るセルフケア

『立禅』

詳しい立禅のやり方や身体のメンテナンスが必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。

 

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院長 中井一欽

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