chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその106『腱の強さとは⁈』クライマーや武術家でも気になる部分で一般の方でも関係しております。感覚器からの考察で筋紡錘と腱紡錘の違いでお話し致します。

今回のテーマは

『腱の強さとは⁉︎』

 

筋肉は鍛えて太くなりますが

腱はどうでしょうか?

 

ライミングやアームレスリングでは

腱の強さが重要と言われます。

 

筋肉の鍛え方は一般的に伝わっていますが

腱はどうでしょうか?

 

通説では筋より腱は鍛えるのに時間がかかると

言われていますそれは何故でしょうか⁈

 

武術でも筋より腱を鍛えると言われ

今回は謎の多い腱に触れて考察致します。

 

骨格筋には

脳からの指令を伝える運動神経と

筋からの状況を脳に伝える感覚神経があり

 

運動神経には

α運動ニューロンとΓ運動ニューロンがあります。

 

α運動ニューロンは運動単位に関係して

筋支配比により筋肉を収縮させ神経支配比は

細かい運動の筋では小さく

大まかな運動での筋では大きいです。

 

Γ運動ニューロンは筋紡錘に分布して感度を調整し

筋の収縮と伸展によるⅠa群求心性繊維に関与して

筋紡錘の筋長に関わります。

 

そして感覚神経

骨格筋の収縮にⅠa群求心性繊維とⅠb求心性繊維があり今回は此方で考察致します。

 

筋はサイズが変わったり同じ長さで力を入れたりする事で興奮する筋紡錘と1a郡求心性繊維があり

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腱には腱紡錘があり2b求心性繊維が存在しますが筋の長さが変わると軽く興奮して

筋の長さが変わらず力が入った時に強く反応します(ここが重要)。

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この事から腱は筋肉を伸ばしたり縮めたりするより同じサイズで力を入れる時に強く反応するので

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腱を鍛えるには

等尺性収縮

と言って身体を動かさない(関節を曲げ伸ばししない)状態から力を入れる運動で鍛えられるのでは⁈

と考察します。

 

筋には自由神経終末もありますが今回は割愛致します。

 

ライミングでは身体の反動を使わずに一気に動く

デッドモーション

武術では身体を動かさずに撃つ

発勁

が腱を鍛えられるのでは?

と思います。

 

上記の動きは初心者では難しく

長く続いた者が出来る部分ではあると思いますので

その事から考察しますと

 

腱の成長は筋より時間がかかるのは頷けるかもしれませんね。

 

以上は私なりの生理学の感覚器を結び付けた

考察ですのであくまでもご参考迄に

なさって下さい。

 

腱の事はまだまだ知見が浅いのでまた色々と

考察出来ればと思います。

 

如何ですか?

腱を鍛える

 

詳しい解説や腱の治療が必要な方々はお気軽に

治療院までお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com