chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその166『力を集約させる為に腰椎後弯がは必要な理由は⁈』背骨を真っ直ぐにするコツと腹圧をかけるメリットをお伝え致します。力の伝達と姿勢でお悩みの方々にオススメです‼︎

今回のテーマは

力を集約させる為に腰椎後弯が必要な理由とは?

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これから

背骨や骨盤のお話しをさせて頂きたいと思います。

 

身体と言うものは真っ直ぐ立っていると

思っていますが

実は少し後ろに傾いていたり

逆に前に傾いたりしています。

 

太極拳では立身中性と言って

背骨を真っ直ぐすると言う技法があり

 

基本的に人間の脊柱は生理的なS字の湾曲を

していますが

それをなるべく真っ直ぐにすると

言う事になります。

 

脊柱のカーブは立っている足裏の位置によって

背骨や骨盤のポジションが変わり

爪先だと骨盤は前傾しやすく腰椎も前弯して

踵だと骨盤は後傾して腰椎は

後弯しやすくなります。

 

そしてここから

腰椎後弯が必要な理由にはいりますが

 

踵にのると身体が後ろ側に傾くので

真っ直ぐになり難い傾向があり

それを防ぐ意味では骨盤を後傾させて

腰椎を後弯させると

 

踵に重心をかけても身体が後ろに傾かず

脊柱の位置は真っ直ぐに保ちやすくなり

それに下腹に圧をかけて下丹田を意識して

重心を安定させます。

 

これは第一のメリット

腹圧をかけた状態ですね

 

この事から踵の重心の場合は

腰椎の後傾が少なく下腹の圧が無いと

上半身は自ずと後ろに傾きますので

それを防ぐには腰椎の後弯が大切になります。

例えるなら腹筋を常にしている様な状態です。

 

細かく言うと筋肉を締めると言うより

お腹に圧を加えて密度を高めて

上半身が後ろに傾かない状態を作ります。

あえて筋肉の意識で言えばアウターの腹直筋より

インナーの腹横筋や腸腰筋が効いている感覚が

あります。

 

更に第二のメリットは

身体の圧を色々な方向へ力を転換しやすい形になり

 

私の感覚ですと

立身中性だとより垂直方向に軸を作りますが

腰椎が後弯される事により更に圧縮力が上がり

瞬間的にも持続的にも力が出しやすい

形にが出来て

 

踵重心で立つと気持ち前傾姿勢の方が

身体が後ろに倒れずに腹圧がかかります。

 

これは空手の型にある三戦での骨盤や腹圧の

かけ方にも似ていて繋がる所はありますね。

そして尾骨を前に入れる尾閭中正になりますが

これはまた別の機会に。

 

如何ですか?

力を集約させる為には腰椎後弯が

必要な理由とは⁈

2つのメリットでお話しさせて頂きました。

 

まだまだ色々ありますので

詳しい腰椎後弯のやり方や腰の治療が必要な方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

 

重量物挙上動作 におけるValsalva効 果 による 腹圧増加分 を考慮 した解析 モデルの提案*

(腹圧の重要性や骨盤後傾が書かれています)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kikaic1979/72/724/72_724_3863/_pdf

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

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