今回のテーマは
太極拳と形意拳の違い
私は太極拳の流れを組む武術を過去に習っていて
最近では形意拳の流れを組むボディーワークを
教わっています。
その中で
私なりに気づいた違いを纏めたいと思います。
太極拳では流派によって違うかもしれませんが
私が教わった事では身体の脱力を大切にして
自分と他者の重心をコントロールする
武術だと思っています。
形意拳では身体の力は抜きますが
太極拳の脱力とは違うと感じています。
形意拳では瞬間的な力を生み出すために
独特な身体の使い方をします。
この身体がある意味では脱力とも違う
圧力の伝え方になります。
身体の関節で逃げてしまう力を圧縮する事で
逃がさずに目的の箇所まで伝達させます。
太極拳では関節を緩めて身体を柔らかく使い
相手の力を逃して行きます。
そして関節が詰まった時はそこから詰まりを
開放させて力に変えて行きます。
身体の中の力みを解放する事で
エネルギーに転換させている感じがします。
芯が抜けてしまう感覚が出るので
良いと思われます。
脱力する事は太極拳で学んでいますから
その感覚は生かせると思い
感じているので技法の中で
身体を緩めて行ければと思います。
如何ですか?
また段階的に意識も変わると思いますが
今の段階で気付いた事を纏めました。
脱力についても行う内容によって変わりますね。
ツラツラとした内容ですが
皆様の身体操作の参考になりましたら幸いです。
『心理臨床に役立つ太極拳』
治療院KAZU
院長 中井一欽
03-5742-1414
https://kazu-1414.com/course.htm