chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズ200『股関節を育てる』今回は久々の武術家・クライマー・一般の方々にオススメの内容です。円燈開胯、クワを開いてアーチ型にする股関節の脱力に伴う構造作りと姿勢の改善・腰痛予防にオススメです‼︎

今回のテーマは

股関節を育てる

最近では股関節の意識を

高めたい思いに駆られています。

その上で必要な事を再確認しました。

 

股関節は言わずと知れた

大腿骨を屈指させる関節ですが

股関節を屈折させる筋肉に

腸腰筋大腿四頭筋があり

厳密には大腿四頭筋の中の大腿直筋が屈曲筋です。

 

その両者に力が入り過ぎると

股関節が緊張して関節の遊びが作れずに

大腿四頭筋に対しては

二関節筋になり膝の動きも関係します。

 

股関節を育てるのは膝も意識した方が良いですね。

 

太極拳では股関節の使い方に円燈開胯があります。

『えんとうかいこ』と読み

股関節を開いてアーチ形にする表現です。

 

円燈は過去に何度かBlogに書きましたが

もう少し補足します。

開胯は字の通り股関節を開くですが

円燈を加えると股関節を開いて

丸く構えるとなります。

 

太極拳には馬捗と言う立ち方があり

空手の騎馬立ちに似ていてこれが

円燈開胯を行うにあたり的しています。

空手にも中国武術にもクワを開くと言う事が

言われますが股関節の使い方は重要で

ちなみにクワは胯の中国語読みです。

 

股関節を開くとは股関節の脱力に近いのですが

脱力と言っても完全に力を抜くと

立っいられませんから

抗重力筋を身体が崩れ無いくらいに緊張させて

股関節を曲げながら力を入れ過ぎないのが

ポイントです。

 

抗重力筋は重力に拮抗する為に働く筋肉の事です。

 

股関節が開けたら次に円燈で股関節を丸く保ちますがその為に膝を外側に開きます。

その時によく言われるのが膝と爪先を

真っ直ぐに正面に向けて揃えると

膝が痛み難いそうです。

 

お相撲さんが行う四股立ちは爪先が外を向きますが

馬捗では爪先と膝を正面に向けて揃えます。

 

馬捗では股関節を外旋外転させるので

股関節がよく開きその上で膝を曲げて

腰を落とすので下肢から股関節がアーチ形に保てます。

 

馬捗で腰を落とすコツはスクワットの様にしゃがむと以外と身体を下げられないので股関節は下に下げて

膝は上に上げる様にすると以外とやりやすいです。

 

股関節の開脚を膝を伸ばして開くよりも

膝を曲げた方が開きやすい様に

股関節の力はなるべく抜いて下半身の構造で

支える様にすると宜しいかと思います。

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①腰を落として馬捗が構えられたら

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②尾骨を前に入れて会陰を締めて下さい。

そして頸を後に引いて背骨を真っ直ぐにします。

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気を付けるのは

スクワットの様に腰を落とすと

尾骨が後ろに向かいお尻が出て

骨盤前傾・腰椎前弯になりがちです。

 

クライマーでも正体で壁の中入り辛く

お尻が出てしまう方は馬捗で尾骨を真っ直ぐに入れて会陰を締めて下さいお尻が出難くなります。

 

武術家の方で腰痛で悩んでいる方は

尾骨を入れて会陰を締める事をオススメします。

骨盤が後傾して腰椎が後弯しますので

腰痛予防にもなります。

 

私は空手の三戦立ちも股関節を外旋させて

螺旋状にイメージして捻り膝と爪先で足が

開かない様に立っています。

 

同じく空手の型のナイファンチでも

馬捗程ではありませんが

円燈に近い立ち方になっています。

 

一般の方にも腰痛予防に骨盤の意識を高める為にも

クワを開き円燈にする事をオススメします。

 

如何ですか?

股関節を育てる

 

詳しい股関節の育て方や股関節の治療が必要な方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

 

関節角度の違いによる股関節周囲筋の発揮筋力の変化

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/38/2/38_KJ00007176631/_article/-char/ja/

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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