今回のテーマは
握る力を考える
握力を
受動握力と能動握力に分けて考察
受動握力は握った物を離さない力になり
バットやラケット・木刀等を振る時に
手から離れ無い握力で
能動握力は純粋に握る力になり
筋トレで前腕を鍛えたりグリップや
握力計等かと思います。
クライミングでは
受動握力はホールドを引いて離さない保持力で
能動握力は純粋にホールドを握る保持力でしょうか。
テニスのラケットや野球のバット・剣術の木刀や刀は
そもそも握りやすくグリップも滑りにくい作りになり
道具の条件は変わらないので、寧ろ握りは柔らかくと言われます。
クライミングの場合は難しい課題になるとホールドは
持ち難くなって来るので条件が変わります。
かかりの悪いホールドを握って固める能動握力と
ホールドを引いた時に指が開かない受動握力の関係が出て来ます。
これを考えて行くと
能動握力では
クライミングでは固める力や保持力を上げるには
強度の高いグリップを握る事や負荷の高い筋トレ
他に指の力を上げるにはオープン&クローズで
マイクロスやホールドを持って
握ったり開いたりが良いと思います。
更に負荷をかけるには
良いホールドから悪いホールドにして行き
身体に錘を付けると更に負荷が上がります。
受動握力を上げるには
指が負荷をかけた時に開かない様にする為に
ホールドやビーストメーカー・マイクロス等に
ぶら下がり指が開かない持久力を
上げる必要があります。
より長く悪いホールドにぶら下がれる事は
指が自分の体重では開かない時間が
伸びる事になりますから持久力は上がると思います。
これを限り無く悪いホールドにして行く事と
次には
自分の出来る悪いホールドでの懸垂
これも更に悪いホールドに変えて懸垂が出来る様に
そして持ちにくいホールドでキャンパが出来れば
理想かと思います。
キャンパは距離が出せれば理想的ですが
先ずは引いて指が開かずに止められる事が
前提で更に悪いホールドで距離が出れば最高ですね。
個人的には最近キャンパをやっていませんので
キャンパで安定して距離が出せれば
オープン&クローズを混ぜて行うハイブリッドな
受動握力と能動握力が同時に鍛えられる
トレーニングが理想かと想像しました。
しかし指の負担が強そうですから
無理せずに行いたいと思います。
ここでは
指の握る力を能動握力
指の開かない状態を受動握力で捉えています。
皆様も受動握力と能動握力を指を痛め無い程度に
トレーニングを行って下さい。
如何ですか?
握る力をを考える
詳しい握力のお話しや前腕や指の治療が必要な方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さい。
『能動握力 と受動握力について』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm1949/13/1/13_1_35/_pdf
治療院KAZU
院長 中井一欽
03-5742-1414
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