今回のテーマは
クライミングのレベルアップについて
私の独自の観点ですが
先ずクライミングのスキルを
最近流行りの
①コーディネーション
クラシカルな
②保持力
そしてパワフルな
③フィジカル
に独断で分けさせて頂きます。
皆様にとって
得意な部分と不得意な部分はお有りだと思います。
一般的な
クライミングの課題では様々な要素が絡み合い
グレードを超えて存在します。
個々にトライして
得意系,不得意系は上記に上げた
個人のスキルに反映されてくると思います。
グレードを上げると全ての人とって
苦手な所は伸び難くなり
トレーニングの強度も上げ難くなって来ます。
それを解消するにあたり私が考察したのは
苦手な部分をトレーニングするためには
個々の問題点を自分の身体が
コントロール出来るレベルから対応する事です。
それでは上記の3つを分けて考察してみましう。
①のコーディネーションに関しては
得意不得意が大きく出る部分ではありますが
先ず恐怖心や苦手意識が強いと
更に伸び難くなります。
恐縮心や苦手意識を克服するには
成功体験や怖く無いレベルから
取り付く事が大切です。
単純に距離や方向・掴むタイミングが難しい場合は
近い距離から出来る範囲を伸ばしたり
飛ぶ方向を安全な範囲からトライして
タイミングを合わせる
ホールドを掴むタイミングが合わない場合には
ホールドの近くから飛んでキャッチする
感覚を養ってみたり。
自分なりの工夫や出来る範囲の動きを
少しずつ広げる事が大切です。
②の保持力は様々な要素が絡み合いますが
先ずはホールドに慣れる要素が必要なので
力を入れる前にホールドを触って
指に感触を覚えさせて少しずつぶら下がりましょう。
そこから足を使って身体を上げたり
足を使わず手だけで引けそうなら
上げてみるのも大切です。
少しずつ指に力が入るのが大切で
6〜7割くらいの力で
ホールドが引けれは理想的です。
限界まで指に力を入れると痛める可能性はあります。
指は痛めるとなかなか治らないので無理せずに
トレーニングを行なって下さい。
③のフィジカルは
筋力トレーニングを行い足りない部分の
背中だったり体幹だったり足だったり
他にもありますが
様々な弱い部位を鍛える事で
かなり登りが変わる事もあります。
登りで身体が鍛えられ無い場合は
筋トレもオススメです。
逆に登りでしっかり筋肉痛になる方は
フィジカルを効かせる課題を
再登してしっかりパンプアップさせて下さい。
①②③の考察は以上です。
それを踏まえて
後は御自身が登られる
適正グレードで苦手な動きを
たくさん行っても出来なければ
トレーニングの強度は上がらないので
グレードを下げて苦手な動きがある課題を
登る事です。
身体がちゃんと動く所で
動きがイメージ通り出来るか?
筋肉にしっかり力が入るか?
適正の負荷がかかっているか?
逆に得意な部分は少しグレードを上げて
取り付きやすい傾向がある課題を
たくさん登って身体を使い負荷をかけましょう。
そして自分の適正グレードで苦手な部分があり
得意な部分がある課題を出来るだけ登り
グレードを融合させて課題で
身体がちゃんと動く様になって来れば
少しづつグレード更新のチャンスが
訪れると思います。
先ずは御自身のスキルを上記の3つに分けて
考察して自分にとって
何が苦手で何が得意かを見定めて
個々にトレーニングをした上で
苦手なスキルは出来るグレードから
身体がちゃんと動く様にする。
得意なスキルは更に高いグレードで
身体が効く様な登りをする。
そして3つの要素がバランス良く含まれる課題を
たくさん登って身体がちゃんと
動く様になって来れば少しづつグレードが
更新出来るかもしれませんね。
是非,スランプ脱出やグレード更新の
参考になりましたら幸いです。
如何ですか?
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