chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

クライミング研究所第18段『末端からの連動』小指と薬指を握る事で指を対立させる末端の連動・クライミングや空手の強い握りを考察致します。

今回のテーマは

末端からの連動

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力の伝達について身体の使い方は

様々ではありますが

武術は足から力を伝えると言われ

 

ライミングでは指からホールドを握り込むので

重心を上げた方が有利な場合もあり

手からの連動も大切です。

 

逆に同じクライミングでも

フットスタンスから踏み込んで

上に身体を上げる時は

重心を下げる場合もあります。

 

今回は何方かと言えば

重心を上げる内容になりますが

使い方次第では上げる事も下げる事も出来る

末端の使い方になります。

 

今回、私が気付いたのは

ビーストメーカーでトレーニングする際に

尺側に手首を倒して橈骨を伸ばしながら持つ

小指と薬指を握り中指・人差し指

そして親指を対立させる握り方で

これは木刀など円柱の物を握るやり方に近いです

 

この事をもう少し詳しくお話しますと

手には把握反射と申しまして

物が手に触れるとギュと握る習性があり

赤ちゃんの手に指を近づけてると握り絞めますが

その現象はクライミングでもホールドに手が触れると考え無くても握り込めるのは

その事が影響しています。

 

その行為を更に高等にして行くと

対立動作があります。

主に親指が活躍するのですが

中指や人差し指を用いて物を掴みますが

小指と薬指はあまり親指と対立はさせませんね。

 

サルも物を掴む事は出来ますが

人間の様には器用に扱う事は出来ません。

それには親指の関節構造が関係しておりますが

またそれは機会があれば解説致します。

 

この様に単純な把握では無く対立動作の様に

小指と薬指を握り込み

親指を人差し指と中指に対立させる様に

繊細な感覚を持ちながらビーストメーカーも

保持してぶら下がった時に両方の手掌が

回外しながら腕が伸びる状態です。

 

これは肩甲骨も内転して広背筋から

腸腰筋が連動する感覚が得られます。

 

この前腕の形は私が空手を稽古していた時に

突きを撃つ時の形に似ていて

小指と薬指を握ると中指と人差し指の拳が

自然に当たる形になり

手首は尺曲して肘は伸び切らずに

少し曲げた状態です。

 

手首と肘が少し撓むのですが

突いた時の衝撃を脇を絞めながら

背中で抑えられて身体の骨格を上手く使える形です。

 

最近ではクライミングも空手も強い身体は通じる

骨格の使い方をしていると気付きました。

 

如何ですか?

末端からの連動

 

今回はクライミングをテーマに

空手や他にも通じる手からの連動を

お伝えしましたが

これは足からの連動もあると思いますので

一つの考察と捉えて頂きましたら幸いです。

 

詳しい末端からの連動や指の治療が必要な方々は

お気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

『手と足の感覚は、実は脳の中でつながっていた -脳障害による活動変化の広がりを見ることで常識を覆す発見、脳機能・疾患機序の理解へ前進-』

https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2021-10/20211021-takada-b6ef0fc006977efd7811962171e36441.pdf

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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