chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

クライミング研究所第三段『保持力について』接触保持と把握保持について求心性収縮・遠心性収縮・等尺性収縮をもとに考察致します。ボルダーの保持力に興味がありましたら一読下さい‼︎

ライミング研究所第三段

今回のテーマは

保持力について

 

最近、クライマーの方とお話しして

やはりクライミングは指の力が重要と言う事で

改めて指を鍛えてみようと思いました。

その上で保持力について私なりに考察したいと

思います。

 

 

ライミングにおいて

リードとボルダリングでは重心の位置が変わると

思いますがリードでは重心を下げる事が多く

ボルダーでは重心を上げる事が多いです。

登り方は様々で当てはまらない場合もありますが

どちらにせよ

ホールドが持てていれば重心が

下がっていても上がっていても

ムーブは起こせます。

 

そして

ホールドに対しては視覚的な情報から

事前にこの様に持つとイメージして

ホールドを掴みに行きます。

 

視覚障害の方は目視が出来ない状態から

触覚にでホールディングされると思います。

 

その上で

イメージがある方が有利ですが

ホールドを触覚で修正するポイントは

近い部分はあるかと想像します。

 

そして

事前に予測した通りのホールドでは

イメージ通り掴めますが

そうで無い場合は

持ち方に修正が必要だったり

持ち替えが出来ない時は

やはり保持力が求められます。

 

ライミングでは落ちてはいけないので

ホールドを離さない事が最大の重要課題です。

 

そのホールドを握る保持力について

 

接触保持と把握保持に分けて考察致します。

 

先ず接触保持は⁈

 

ホールドを取りに行きキャッチする力になります。

瞬間的に力を込めて重心が落ちるのを

食い止める力で筋肉には求心性収縮がかかり

重心落下で遠心性収縮がかかります。

 

 

そして把握保持とは?

ホールドを引いてムーブをお起こす力となり

引き手側で身体を引き付ける事で重心を上げます。

求心性収縮から引き付けているので

身体は上がりますが少し下がる時は

遠心性収縮のイメージです。

 

ホールドを固める事で

筋肉に等尺性収縮が起き

ホールドを引く事で

求心性収縮が起こり

ホールドから身体が下がるのを止めるために

遠心性収縮が起こります。

 

この様な状況から指が開かない様に

鍛えねばなりません。

 

よって

3パターンの指強化が望ましいと考えます。

 

先ず一般的な

指をかけて一定時間ぶら下がる

ビーストメーカーアプリを使ったトレーニン

指を伸ばして重心を下げてぶら下がる。

これは遠心性収縮にあたります。

 

次に過去の投稿で上げたオープン&クローズ

いわゆる指懸垂です。

指懸垂は指先がかかった状態から

DIP(第一関節)を曲げながらPIP(第二関節)が

曲がる感じです。

こちらは求心性収縮と遠心性収縮にあたります。

 

そして固めた状態でキープです。

ひたすら握り続けます

これは等尺性収縮にあたります。

 

以上になりますが

固めてキープはお時間がある方で

良いのかと思います。

 

先程もお伝えしましたがリードとボルダーでは

重心位置が変わりますので

重心を下げてキープならビーストメーカーの

レーニングで賄えると思いますが

 

贅沢を言えばボルダーの様に重心を上げて

身体を引き付けるのであれば

ビーストメーカーにぶら下がりながら

指が伸びた状態から曲げる意識が働いた方が

メリットはあるのかと思います。

 

お時間のある方や伸び悩んでいる方々には

オススメです。

 

過去の投稿で指トレの参考にされて下さい。

あくまでも指懸垂は指先をかけて

少し曲がるくらいで大丈夫な様です。

https://chiryouin111.hatenablog.com/entry/2019/10/21/今回は『カチトレ』のお話し定番のオーブンandク

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しかし

くれぐれも指の鍛錬は

やり過ぎにはお気を付けて

レーニングされて下さい。

 

指を痛めると治るのに時間もかかりますし

登りのストレスにもなりかねませんから

基本は登って強くなればベストですが

あくまでも強化のオプションとして

考えて頂けましたら幸いです。

 

如何ですか?保持力について

 

詳しい保持力のお話しや指の治療が必要な方々は

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/index.html