背中入れる
背中の使い方が分かって来たので
お話し出来ればと思います。
クライミングや武術でも背中の使い方は大切ですが
今回はクライミング編です。
クライミングでは指で持つ
背中で持つ等と
抽象的な表現が多く
私のタイトルもかなり抽象的ですが(笑)
今回はもう少しパターンを加えて解説します。
クライミングでは指先の力を使って
身体を持ち上げムーブを起こし
様々な要素が絡み合ってホールドが
持てる感が変わって来ます。
これを指だけで引こうとすると
結構大変で身体が上がっていないや
ホールドを持てていない感があります。
これは重心が下がり身体を引き付ける
ポジションが落ちていると考察します。
これを指で引く前に背中を入れる事で重心が上がり
指だけで引く負担が下がりホールドが
持てている感が出るのかと思われ
片手懸垂でも手を伸ばして
最初に引くポジションが一番大変で
上がり出すと以外と引き上がったりします。
クライミングでもその最初のポジションが
ホールドを持てている感や
引き難いホールドを引き付ける状態になります。
このポジションを作るには
フロントレバーをする要領でホールドを持ちます。
実際にはフロントレバーの様に身体を横にしないのですがホールドに背中を近づけます。
私の感覚ですと肩甲骨の下部あたりを
肩より壁側に入れる事で
背中で引き付けられる状態が作れます。
これは身体の使い方シリーズ198の腰椎を入れるに
近いです宜しければ其方もご覧下さい。
実際は腰椎を入れると言うと
腰椎前弯のイメージですが
腰を反ると思うより背中を入れる事で
自然と腰が入るイメージです。
背中をホールドに近づけた部分から
下が自然と身体の前に移動する感です。
如何ですか?
ざっと背中を入れる方法を解説致しましたが
少しでも皆様のクライミングライフに
反映出来ましたら幸いです。
詳しい背中の入れ方や身体背面の治療が
必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。
『広背筋の上部線維と下部線維の作用に関する筋電図学的分析』
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205567243392
治療院KAZU
院長 中井一欽
03-5742-1414
https://kazu-1414.com/greeting.htm