chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

武医同源シリーズその②治療家、武術家にもオススメ!ベッドでの検査に留まらずに立位でも検証する方法を身に付けましょう‼︎

武医同源シリーズその2

 
立位での診断基準を空手の構えで考察します。

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治療家の我々は施術を行う際にベッドに寝た状態から

様々な検査をして症状や身体のバランスを

診ていますが

 

その検査法を立位でも行い診断基準を

身体の状態に当てはめて行く上で

空手の立ち方にて重心や

身体の軸を診て行きます。

 

それではやり方をご紹介して参ります。

 

空手の構えには色々とあり

組手で構える自然体

前足に重心をかける前屈立ち

後ろ足に重心をかける後屈立ち

両足に体重をかける騎馬立ち

があり

 

これを立位でのバランスで

不安定なポジションの改善に役立てます。

 

 

それでは診断法を解説致します。

 

チェックされる方は

先ず足の幅を肩幅に開き自然に立って頂きます。

 

検者は

そこから前後・左右に軽く圧をかけます。

 

チェックされる方は

この時に踏ん張る事をせずに崩れる方向があれば

自然に逆らわず動いて下さい。

 

検者の方は

その立位でのバランスを崩している方向を

把握します。

 

前からか

後ろからか

右側からか

左側からか

 

この圧の加わる方向が弱い位置を補うために

空手の構えを当てはめて行きます。

 

前からの圧力が弱い方は

前屈立ちを行います

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後からの圧力が弱い方は

後屈立ちを行います

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右や左の圧力が弱い方は

騎馬立ちを行います。

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これらの理由は

 

前からの圧力に崩れる方は

力を拮抗させる為に身体の前で軸を作ります。

そのためには前足に重心が乗る前屈立ちを行います。

 

前屈立ちでは爪先に体重をかける事で

前側に踏み込む力が生まれ前足の膝を曲げて

重心を前方に保ち骨盤前傾腰椎前弯の形で

脊柱の軸を立てます。

 

前からの圧力に崩れる方は

身体の前で柱を作りますが

その時の脊柱を垂直に保ちましょう。

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後ろからの圧力に崩れる方は

身体の後ろで力を拮抗させる為に

身体の後ろで軸を作る後屈立ちを行います。

後屈立ちでは踵に体重をかける事で

身体の後ろ側に重心を持って行きます。

踵に体重をかける事で骨盤後傾・腰椎後弯となり

身体の後ろ側で軸を作ります。

 

後からの圧力に崩れる方は

身体の後ろ側で柱を作りますが

脊柱を垂直に保ちましょう。

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横からの圧力に崩れる方は

身体の横で力を拮抗させるには

身体の横で軸を作る騎馬立ちを行います。

横側の力は右や左の圧力が弱くなる場合は

重心が上がっている時と

右側から圧力をかけて動くのは

左足に重心が乗る事が多く

左側から圧力をかけて動くのは

右足に重心が乗る事が多いです。

 

これを左右の足に均等に体重をかけて

重心を落とす事が重心が上がって

左右に不安定になる事を防ぎ

左右の圧力を逆足に受けずに

押されてた側の足で拮抗させる事が可能になります。

 

左右の圧力に崩れる方は身体の真ん中で柱を立て

骨盤を水平面状に均等に保ち

両足に体重をかけて脊柱を垂直に軸を保ちましょう。

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ここでチェックされる方の弱い部分を

補う立ち方を行って頂く際に

その立ち方を妨げる箇所があれば

そこを施術で改善させて

再び補う立ち方を行って頂き

楽に出来る様であれば

立位でもう一度チェックして下さい。

 

バランスが良くなれば施術は成功です。

身体の状態を見定める一助にはなると思います。

 

身体は移動する事で重心の位置が変わり

脊柱の位置が不安定になりますが先ず立位で

安定させる事からはじめて様々な重心位置でも

バランスを崩さない事が大切です。

 

それには身体の軸が大切で

軸の位置を知ると言う事が大切になって来ます

前回の浸透する手を利用する意味でも同様で

身体の軸が通っている前提で手を使います。

 

 

如何だったでしょうか?

皆様のお身体のバランスを保つ為に

空手の立ち方を応用させて

立位から移動までの重心の変化に

対応出来る身体作りを心掛けて下さい。

 

※前屈立ち後屈立ちは軸足を右や左に変える事で

細かなバランスも変わりますが此方では

割愛させて頂きました

詳しくは講習会でお伝えします。

 

 

施術ではベッドの上での検査が主かと思われます。

立位や動作解析で患者様のお身体を

診る先生もいらっしゃるかと思いますがが

空手での構えはシンプルに重心位置が

変わり分かりやすく

身体のバランスを計る材料になるかと思われます。

是非治療,検査の一環に取り入れて下さい。

 

 

『身 体 重 心 と重 心 ロ ー テ ー シ ョ ン の 軌 跡 に つ い て』

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika1996/10/4/10_4_207/_pdf

 

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/greeting.htm