今回のテーマは
肘を下げるには鎖骨を下げる
私の身体の使い方で左の肘が上がりやすく
前腕が回内する傾向がありその上で脇が開きます。
それを修正する意味で肘を意識したり
腹斜筋を効かせたりしていましたが
結果的に肩甲骨が下制で良いと気付きました。
肩甲骨の下制は鎖骨を下げる状態の方が
皆様には伝わりやすいかと思いますので
其方から考察したいと思います。
先ず肘を下げるメリット
①僧帽筋が収縮しにくいので肩が凝りにくい
②武術やクライミングで必要な広背筋が効きやすい
③打撃の威力が安定する
④腕の伸展がしやすい
⑤4により腕がムチの様に使える
⑥4によりホールドが引きから押しに繋げられる
他にも色々とありますが
簡単に思い付いただけでも6つメリットがありました。
鎖骨を下げる筋肉は鎖骨下筋があります。
大きな働きは
鎖骨を前下方に引き下げる働きと
鎖骨が胸郭から外れ無い働きです。
本来なら肩甲骨を下制させたいので
鎖骨下筋が過剰に働くと鎖骨は下がりますが
前下方に収縮すると巻き肩になるおそれがあり
そのまま僧帽筋上部に力が入れば
猫背になりかねませんので
その辺りを注意しつつも
鎖骨を下げて肩甲骨を下制させて下さい。
逆に言うと
鎖骨下筋を伸ばすと巻き肩予防に
僧帽筋上部を伸ばす=肩をすくめる動作から
肩を下げる動作になりますので
その辺りを気にして頂きましたら
肩凝り予防や呼吸が浅くなる原因の一つを
改善出来るかもしれません。
さて
肘を下げる事もですが過剰に下げると鎖骨で
腕の神経や血管が圧迫されて胸郭出口症候群にも
なりかねませんのでそちらもお気を付け下さい。
肩の巻きや鎖骨を下げ過ぎない辺りで
肩甲骨を下制させつつ肘を下げて下さい。
如何ですか?
肘を下げるには鎖骨を下げる
肩甲骨と鎖骨を上手く下げて肩凝り予防や
腕を有効に使える様になりましたら幸いです。
詳しいやり方や肩凝り肩甲骨周囲の治療が
必要な方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さい
『スポーツ障害を科学する野球肘の科学』
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sports/pdf/sports-siryo2410-5-1-3.pdf
治療院KAZU
院長 中井一欽
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