今回のテーマは
肩を入れる動作
クライミングで肩を入れる等と言いますが
どの様な動作でしょうか⁈
私は肩甲骨が胸郭に乗るポジションだと
認識しております。
肩甲骨は鎖骨で体幹に接続され
胸郭に乗ってその上を滑走しています。
その肩甲骨の胸郭に乗るポジションが様々に動き
上方回旋する事で腕を上手く使う事が出来ます。
鎖骨の動きも重要で肩鎖関節と胸鎖関節の動きも
肩甲骨や腕を使う事に重要ですが
今回はシンプルに肩甲骨の動きで
考察させて頂きます。
さて
その上方回旋ですが
支点を何処にするかにより動き方や
筋肉の使われ方も変わって来ます。
①肩甲骨上角を支点に
上方回旋するタイプは⁈
僧帽筋の上部繊維収縮・肩甲挙筋伸張性低下
僧帽筋下部繊維緊張低下が見込まれ
②肩甲骨の肩峰が使われるタイプは⁈
前鋸筋優位で僧帽筋の機能低下
小胸筋の短縮が見込まれます。
③肩甲骨の下角が使われるタイプは⁈
僧帽筋下部繊維収縮
広背筋過緊張と前鋸筋下部収縮不全
僧帽筋上部緊張低下が見込まれます。
上記の様なタイプがあり優位になる筋肉と
ある時は上手く使わない筋肉もあります。
その為に何らかの障害や筋肉の伸長不足が
疑われる事もありますから注意も必要です。
なかなか御自身がどのタイプか
は分かり辛いと思いますし
肩の動きが悪く感じたり痛みや機能障害を
感じた場合は専門医を受診して下さい。
如何ですか?
肩を入れる
詳しい肩の入れ方や肩周りの治療が必要な方々は
お気軽に治療院までお問い合わせ下さい。
上肢の問題を機能障害レベルで考える —肩関節・肩甲骨アラインメントから考える機能障害—
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkpt/21/0/21_21-A02/_pdf/-char/ja
治療院KAZU
院長 中井一欽
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