chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその114『太極拳と形意拳の違い』について。私なりの観点から解説致します。各種ボディーワークの参考になりましたら幸いです。

今回のテーマは

太極拳形意拳の違い』

を私なりの観点からお話し致します。

 

私は極真空手をベースに今も武術修行を行なっています。

f:id:chiryouin111:20220131235647j:image

現役選手の頃

陳式太極拳を使ったボディーワークを学びました。

脱力に興味を持ちそれを試合に活かすためです。

 

最初はなかなか極真の試合では結果が出ませんでしたが諦めずに取り入れていると求めている形が

試合で発揮出来ました。

 

そこから

鍼灸の仕事に従事して武術から遠ざかっていましたが

あるご縁で形意拳を元にしたボディーワークを

学ばせて頂き少しずつですが理解は深まっています。

 

今の時点で

以前の極真や太極拳の身体操作はおいておき

形意拳の流れで練功を続けています。

 

それは太極拳を学んだ経緯から

一旦、形を捨てないと新しい事は身に着かないからです。

 

いずれは繋がる部分はあると思いますが

今は前の動きをすると身体感覚が壊れてしまうので

定着する迄はこのまま続けようと思っています。

 

何故、良いとこ取りでやらないのかと申しますと

私の感覚ですが両者は全く違う物だからです。

 

細かい技法は別として空手の方がまだ

形意拳に近い感じはしますが太極拳はまた

違う様に思えます。

 

私なりの解釈ですが

 

太極拳

身体を緩ませて外に力を出す解放性運動連鎖で

 

形意拳

身体を縮ませて圧縮した力を繋いで行く

閉鎖性運動連鎖です。

 

強引に運動連鎖で説明しましたが

 

太極拳

身体を流体と捉えてその波紋を伝える感じでロープをしならせると末端から末端に力が伝わります。

 

例えば神社のガラガラ

鈴緖を手で揺らすと本坪鈴がガラガラ鳴り

これは紐のしなりが鈴に伝わり鳴ります。

 

これと同じ様に末端の力を身体の波動で伝達しますので力が入っていると伝達が止まりますから

身体を緩ませた方がメリットがあります。

 

 

形意拳

逆に身体を緩ませると言うより遊びを無くして力が逃げない様に身体の中で圧縮して伝達して行きます。

 

圧縮するからと言って力んでいる訳では無いのが

難しい所でカチンカチンでは無く力を関節や

伝えたいルートから外れ無い様にだけ

道を通して行く感じですが力が相手に伝わるまでは

身体が膨張した様な感覚が出て来ます。

 

内側に力を凝縮しているのに膨らむ様は

まるでボールに空気を入れる感じで

 

空気の抜けたボールをぶつけられるより

空気の入ったボールをぶつけられる方が

痛そうですよね。

 

私の今の段階でのあくまでも主観ですから

各流派の方々におきましては相違が御座いましたら

御了承下さい。

 

また新しい感覚が蓄積しましたら御投稿致します。

 

如何でしたか?

太極拳形意拳の違い』

について

詳しい身体の使い方や動きやすい状態への

ケアが必要な方々はお気軽に治療院までご

連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com