chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

クライミング研究所第二段『やはり手からの連動は大切』運動連鎖をもとに手からの連動を考察致します.引き手は閉鎖性運動連鎖・出し手は開放性運動連鎖になります。

ライミング研究所

第二段

 

やはり手からの連動は大切

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今回は手からの運動連鎖

 

運動連鎖とは

連なる関節を連結しながら動作が

伝達される仕組みです。

 

その運動連鎖には

開放性運動連鎖と閉鎖性運動連鎖があります。

 

閉鎖性運動連鎖は

足が地面について運動をスタートする場合や腕立て伏せの様に手が地面についている時です。

 

開放性運動連鎖は

空手の蹴り技やサッカーのボールを蹴る足

ダンスの手のフリの様に接触していない状態です。

 

ライミングにおける手からの運動連鎖は

ホールドを掴み引く手は閉鎖性運動連鎖

ホールドを取りに行く手は(ホールドに触れるまで)

開放性運動連鎖になります。

 

 

ライミングにおいては

ホールドを持ち引き上げて抑える動きは

手からの情報を

瞬時に身体に伝えて連動させる必要があり

筋肉を収縮させて関節の遊びを減らし

ホールドの方に重心を移動させます。

 

勿論

足から連動させて手に伝える事も大切ですが

それは

足からの閉鎖性運動連鎖

になり

 

ホールドを引いたり止める時は手から

身体の連動が必要だと再確認しましたのが

手からの閉鎖性運動連鎖

でした。

 

今まで私は足からの連動を大切にしていましたが

手から身体を繋ぐ部分を見つめ直さないと

レベルのアップには満たさない可能性があります。

 

以前は

上半身と体幹を意識したトレーニングを

重点的に行い

肩周りの力やロック力を強化させる反面に

上半身に身体が引かれて足が切れ

足を踏み下半身側から体幹で抑える連動が

苦手でしたから

 

下半身から連動させる動きを

重視したトレーニングに切り変えていました。

 

その結果

足でしっかり踏めたり挟めるムーブは

安定して来た反面に最近では引き付けたり

足が切れる飛び出しは苦手になってしまい

 

久々にキャンパスボードを行うと

重心が上げられていない事に気付きました。

以前は身体を引き上げて関節が締まる

強いポジションでキープ出来ていましたが

最近では身体を落として身体張力で

耐える登り方に変わって来ました。

 

これは張力を保ちながらフワッと動ける距離なら

良いのですが身体を引き上げて遠い距離まで

手を出すには不向きですから

そこまで引ける指と上半身の運動連鎖が

必要になります。

 

 

これを以前の様な上半身主導と言うより

下半身の繋がりを残したまま上半身を繋げる事を

意識してトレーニングして参りたいと思い

上半身と下半身の運動連鎖を融合を目指して

今後また新たな気付きがありましたら

お伝えしたいと考えております。

 

少しでも伸び悩んでいるクライマーの

お役に立てれば幸いです。

(運動連鎖の解説)

https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1552100181

治療院KAZU

院長 中井一欽

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