chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

今回のテーマは『抜背』背中の使い方。クライマー・武術家・一般の方々にもオススメです。身体の横での意識も解説致します。ローテーターカフより肩甲胸郭関節を使うので四十肩・五十肩の人にも効果的です。

今回のテーマは『抜背』です。

 

これはクライマーに必要な背中

 

武術家にも大切な背中

 

を養え

 

一般の方々にもオススメです。

 

 

まず『抜背』とは

武術用語で

 

肩を下げて背中を広げて胸を緩める事です。

 

正確には『含胸抜背』と言います。

 

詳しくは下記のブログをご覧下さい。

http://chiryouin111.hatenablog.com/entry/2016/09/18/002702

 

この感覚が久々に高まったのだが

 

高久先輩の道場に伺い

 

小用先生のご指導を仰いだ時です。

 

形意拳の崩拳(ぽんけん)を利用した身体操作で

身体を直線に入れると

 

自然に抜背になり拳に圧力がかかりました。

正中線上に力が集まる感じです。

f:id:chiryouin111:20190509235758j:image

この感覚を

『横の意識』で捉えると肩と肘が下がりやすく

抜背で体幹との一体感が強くなります。

f:id:chiryouin111:20190509235813j:image

肩甲骨で骨盤を釣り上げて行く感じで

これは抜背と『尾路中正』が合わさった感じです。

 

尾閭中正の詳しい説明は下記のブログをご覧下さい。

 

http://chiryouin111.hatenablog.com/entry/2017/12/11/身体の使い方シリーズその10『尾閭中正』骨

(うまく出ない場合は検索ワードに尾閭中正と入れて下さい)

 

これはクライマーにもオススメで

脇を締め広背筋を使う動き

肩を入れたり、コンプレッション系に

活用出来て

 

コツは肩甲骨と骨盤を近づける事です。

 

抜背がやりにくい方

 

背中が意識しにくい方々は

縦に引くより

肘や肩を横に引いて身体ラインに合わせると

自然と背中が前に入り広背筋が効いてきます。

 

 

武術家では

抜背が出来ると突きや蹴りが重くなり

肩が上がらないので予備動作が減り

相手に動きを読まれ難くなります。

そして胸が緩むので懐が深くなり

制空圏を確保出来ます。

 

 

一般の方でも

抜背を行うと肩凝り予防や

40肩50肩の人も腕を使いやすくなります。

肩甲上腕関節主導では無く(肩)

肩甲骨を主に使うので(背中)

ローテーターカフの負担が減るのが理由です。

 

 

補足すると

マシントレーニングをした方なら

お分りだと思いますが

ラットプルダウンでバーを引く時に

最後に脇を締める感じです。

 

やった事が無い方は

背中を身体の前で引くより

横で引く意識を高めて下さい。

(肩甲骨を下げる感じ)

 

抜背のやり方、横の意識

背中や身体のケアが必要な方々は

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

http://www.kazu-1414.com/index.html