chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその115『身体と言うボディースーツを作り変える』武術やスポーツにおける身体の作り上げた状態をボディースーツに例えています。新たに進化を迎える際の身体の定着化における難しさを考察します。

今回のテーマは

『身体と言うボディースーツを作り変える』

 

私も

武術やスポーツで身体の使い方を学びますが

ある程度、行うと体にはある種の形が

定着して来ます。

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レーニングで作り上げた身体の形で

プレーすると

動きが安定したり競技の結果が良かったり

する事があります。

 

その形を『ボディースーツ』に例えると

良くも悪くも定着すると形状記憶の様に形を覚えて一旦着てしまうと違う形にまた作り変えるには

時間が必要になります。

 

例えば野球のボディースーツを纏うと

野球をプレーする身体になり

 

野球のボディースーツから

サッカーのボディースーツに着替えるには

更に時間をかけて練習して形状を変えなければなりません。

 

これが一流のアスリートが他の競技でも

一流になれるかは別問題だと言う事かと思います。

 

ある程度、上達すれば形が出来てまたそれを超えたり違う動きに適応するには今までのボディースーツを脱いで

そこから新たに作り直す難しさが此処にありますね。

 

ここで『脱ぐ』と言う事は

今までの身体の動きの感覚から違う感覚に

切り替える事を指します。

 

改めてると

このボディースーツは作り上げる難しさと

同様に脱ぐのも難しいと言い事です。

 

当たり前ですが

普通の着衣を脱ぎ着する程には安易に出来ませんね。

 

やはり考えると仕方がありませんが

理想に向かう場合は

新しい動きや形に移行する時に

また身体を作り直して

ボディースーツを仕立て直す必要が出て来ます。

 

私は

なるべくなら早く着脱を出来る方法を模索しながら日々の鍛錬を続けていて

その方法を更新出来る様に練功を見つめ直しています。

 

また新しく情報が上がりましたらご報告致しますね。

 

 

今回は武術やスポーツにおける身体の感覚や

安定した状態を

『ボディースーツ』に見立てました。

 

ボディースーツには様々な感覚器の役割や

運動神経の発揮に繋がりると思います。

 

これには筋膜の役割にも深く関係していると

私は考えていて筋膜には多くの神経細胞を含みます。

 

神経細胞には周りにグリア細胞の4種類があり

アストロサイト

オリゴデンドロサイト

ミクログリア

上衣細胞

に分類されこれらが神経細胞の間を結んでいて

ボディースーツを縫い上げ構成していると考えます。

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その

筋膜について

神経細胞について

 

その様な事も色々と私なりにメスを入れて

何れは紐解いて行きたいと構想しております。

 

如何でしたか⁈

『身体と言うボディースーツを作り変える』

 

様々なボディースーツの解説や

お身体のメンテナンスが必要な方々は

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com

身体の使い方シリーズその114『太極拳と形意拳の違い』について。私なりの観点から解説致します。各種ボディーワークの参考になりましたら幸いです。

今回のテーマは

太極拳形意拳の違い』

を私なりの観点からお話し致します。

 

私は極真空手をベースに今も武術修行を行なっています。

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現役選手の頃

陳式太極拳を使ったボディーワークを学びました。

脱力に興味を持ちそれを試合に活かすためです。

 

最初はなかなか極真の試合では結果が出ませんでしたが諦めずに取り入れていると求めている形が

試合で発揮出来ました。

 

そこから

鍼灸の仕事に従事して武術から遠ざかっていましたが

あるご縁で形意拳を元にしたボディーワークを

学ばせて頂き少しずつですが理解は深まっています。

 

今の時点で

以前の極真や太極拳の身体操作はおいておき

形意拳の流れで練功を続けています。

 

それは太極拳を学んだ経緯から

一旦、形を捨てないと新しい事は身に着かないからです。

 

いずれは繋がる部分はあると思いますが

今は前の動きをすると身体感覚が壊れてしまうので

定着する迄はこのまま続けようと思っています。

 

何故、良いとこ取りでやらないのかと申しますと

私の感覚ですが両者は全く違う物だからです。

 

細かい技法は別として空手の方がまだ

形意拳に近い感じはしますが太極拳はまた

違う様に思えます。

 

私なりの解釈ですが

 

太極拳

身体を緩ませて外に力を出す解放性運動連鎖で

 

形意拳

身体を縮ませて圧縮した力を繋いで行く

閉鎖性運動連鎖です。

 

強引に運動連鎖で説明しましたが

 

太極拳

身体を流体と捉えてその波紋を伝える感じでロープをしならせると末端から末端に力が伝わります。

 

例えば神社のガラガラ

鈴緖を手で揺らすと本坪鈴がガラガラ鳴り

これは紐のしなりが鈴に伝わり鳴ります。

 

これと同じ様に末端の力を身体の波動で伝達しますので力が入っていると伝達が止まりますから

身体を緩ませた方がメリットがあります。

 

 

形意拳

逆に身体を緩ませると言うより遊びを無くして力が逃げない様に身体の中で圧縮して伝達して行きます。

 

圧縮するからと言って力んでいる訳では無いのが

難しい所でカチンカチンでは無く力を関節や

伝えたいルートから外れ無い様にだけ

道を通して行く感じですが力が相手に伝わるまでは

身体が膨張した様な感覚が出て来ます。

 

内側に力を凝縮しているのに膨らむ様は

まるでボールに空気を入れる感じで

 

空気の抜けたボールをぶつけられるより

空気の入ったボールをぶつけられる方が

痛そうですよね。

 

私の今の段階でのあくまでも主観ですから

各流派の方々におきましては相違が御座いましたら

御了承下さい。

 

また新しい感覚が蓄積しましたら御投稿致します。

 

如何でしたか?

太極拳形意拳の違い』

について

詳しい身体の使い方や動きやすい状態への

ケアが必要な方々はお気軽に治療院までご

連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com

 

 

身体の使い方シリーズ113『肩関節』インナーマッスル・アウターマッスルや肩の不調と仕組みにご興味がおありでしたらご覧下さい。アスリートから一般の方までお役に立てると思います。

今回のテーマは

『肩関節』

 

肩関節と言うと

上腕骨と肩甲骨の

肩甲上腕関節を想像しますが

肩の動きに関わる関節があと二つあります。

それが肩鎖関節と肩甲胸郭関節です。

腕は肩甲骨に接続しますが肩甲骨は鎖骨で身体に

繋がり後は肩甲骨が胸郭に乗っかった構造となり

腕が自由に動くのをサポートします。

 

人間の手が自由に動くのも肩関節の3つの構造が

役立つからですね。

 

肩甲骨と上腕骨は

関節がしっかりはまっていると言うより

肩甲骨の受け皿に上腕骨が乗っかっている構造で

周りの靭帯や筋痛に支えられて安定しています。

 

俗にインナーマッスルと言われる

ローテーターカフが五つあり

棘上筋・棘下筋・小円筋・大円筋・肩甲下筋

になります。

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その外側にアウターマッスルの

三角筋・大胸筋・広背筋があります。

それら周囲の筋肉や靭帯構造に守られて

肩関節は可動して行きますから

 

それらの筋肉がは一つでも支障を来たすと腕の動きが悪くなり肩が上がり辛い事も出て来ます。

 

上記の様な関節構造により

 

鎖骨の動きを良くする事や

立甲など肩甲骨を緩める事が

肩関節の可動域を上げるのに役立ちます。

 

僧帽筋や肩甲挙筋も肩の動きに関係しますので

頸凝り・肩凝り・背凝りは可動域を下げる事にも

なり柔らかい筋肉の方がオススメですよ。

 

鍼灸で筋肉を緩めたりストレッチでも柔らかくなりますので鍛えるだけで無くコンディションを

良くする事もお気を付け下さい。

 

如何ですか?

肩関節のお話し

詳しい肩の動きの解析や治療が必要な方々は

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズその112『肩関節と股関節から力を逃がさない』肩関節と股関節の構造に少し触れて解説致します。

今回のテーマは

『股関節と肩関節から力を逃がさない』

 

身体を繋げて行く事で気付いた感覚を

此方に書かせて頂きます。

 

体幹と言う言葉を耳にします体の幹と書き

体幹部分は幹の様に固定する事が出来るのですが

人体の関節でも可動域の高い肩関節と股関節があり

可動域が高いと言う事は力が分散しやすいと言う事にも繋がります。

 

その為に力を伝達する意味でも関節面から逃げ無い様にしないといけません。

 

肩関節は

自由度の高い動きが要求されるため

肩甲骨の関節面は小さく上腕骨の関節面は

大きくなり

丁度おちょこで野球のボールで受けている感じです

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肩甲骨や胸郭・鎖骨の動きも関係しますが今回は上腕骨と肩甲骨で考えます。

 

股関節は

大腿骨と寛骨からなり

肩関節より密な関節となり自由度は下がりますがある程度可動域の広い関節になりますので

股関節の緻密結合性を上げる為には

骨頭の被覆率を上げます。

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肩関節・股関節共に力を逃がさないためには

骨と骨を押し付ける為に周りの

筋肉や結合組織の関連が重要になります。

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運動連鎖が閉鎖性か解放性がによって求心性収縮が大切な場合と遠心し性収縮が大切な状態

身体を固定する等尺性収縮が必要なケース等

様々です。

 

今回は体幹からの連動を肩関節や股関節で逃がさない事をお伝えしました。

 

詳しく肩関節と股関節を機会があれば個別にお話しさせて頂きたいと思います。

 

如何ですか⁈

肩関節と股関節から力を逃がさない

 

肩関節と股関節の使い方

治療等が必要な方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

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身体の使い方シリーズその111クライミングにおける『固める力・引く力・出す力』を等尺性収縮・求心性収縮・遠心性収縮に分けてコンディション調整を解説、登る前のアップに悩む方にオススメです‼︎

今回のテーマは

ライミングにおけるコンディションの調整を

『固める力・引く力・出す力』

に分け

等尺性収縮・求心性収縮・遠心性収縮

にて解説致します。

 

クライマーの方には言わずもがですが

一般の方向けにご説明致します。

 

先ず

『固める力』はホールドや岩にしがみつく力です。

 

『引く力』はホールドや岩に身体を引き付ける力です。

 

『出す力』はホールドや岩に手を伸ばして掴む力です。

 

そして

『等尺性収縮』は身体の状態を変えずに同じポジションで力を入れる。

 

『求心性収縮』は身体を縮めながら腕や足を曲げて力を出す状態です。

 

『遠心性収縮』身体を伸ばしながら力を入れて行く状態です。

 

上記の事を軸に考えて参りたいと思います。

 

 

クライマーで身体のコンディションが

分からないと悩む方がいらっしゃいます

それを自分なりに調整出来れば

素晴らしいですよね。

 

調整のやり方を

私なりの考察でご紹介したいと思います。

 

皆様がよくやられる事は

登る前にビーストメーカーや

マイクロスにぶら下がり『オッ今日は持てる』と

思いいざ登ったら以外と身体が動か無い

『あるある』に最適なアドバイスです。

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前者の例で考えると

ぶら下がりで使用する筋肉の状態は身体を固める

等尺性収縮でいわゆる『固める力』です。

 

デスクワークの方は身体のポジションを変えずに

お仕事されますね

力はそれ程入っていませんが等尺性収縮の状態です。

 

等尺性収縮の状態からぶら下がると筋肉の出力から

ビーストメーカー等を持ちやすい事が多いですが

此処からが問題です。

 

 

ぶら下がれだのに登れ無い‼︎

 

何故⁈

 

その場合は

 

先程の解説だと

 

ライミングで必要な『固める力』の他に

『引き付ける力』と『手を出す力』がありましたね

 

その二つが上手く機能していない場合があります。

 

もう一度まとめると

 

引く力、いわゆる『求心性収縮』

 

出す力、いわゆる『遠心性収縮』

 

固める力は先程の『等尺性収縮』

 

になります。

 

今回は最初の例から『固める力』

等尺性収縮が出来たと仮定して

 

引く力、求心性収縮が出来ない場合は

ビーストメーカーやマイクロス・ホールドを素早く引き付ける動きを繰り返して下さい。

 

出す力、遠心性収縮が出来ない場合は同じく

ビーストメーカーやマイクロス・ホールドを

引き付けた所からゆっくり身体を下ろして下さい。

 

 

逆に

固める力、等尺性収縮が出来ない方は

ビーストメーカーやマイクロスにぶら下がり

指が開かない様にしましょう。

 

ただ登ると言っても様々な動きの複合体なので

どの動きに不具合があるか見極めて対処すれば

総合的なムーブに影響が出て来ます。

 

単に登れたり登れ無かったり

調子が良いと思うとそうで無かったり

逆で調子が悪く何故か登れたり等には

理由があると思います。

 

その事を適切に捉えられれば合理的で

時間を費やさずに済みます。

 

是非、登りながら考え自分の不適切な動きを

改善させて快適な登りをトライして下さい。

 

以上が私なりの考察です。

皆様に無駄が無く強くなるサポートの方法は

お任せ下さい。

 

如何でしたか⁈

登れ無い時に

『等尺性収縮』

のみならず

『求心性収縮や遠心性収縮』

を考える。

 

詳しい、コンディション調整および御身体の状態や動きを改善する治療が必要な方々は

お気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com

身体の使い方シリーズその110『骨間筋のセルフケア』クライマーの保持力UP・武術家のナックルの強さ・剣術家の刀の握り等に効果的です‼︎一般の方にもオススメですよ。

今回のテーマは

『骨間筋のセルフケア』

 

皆様、新年明けましておめでとう御座います。

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

旧年中に登りや握り込みのトレーニングを増やしていました。

 

もう少し強度を高める為にトレーニングウォールで握り込む課題を私なりにアレンジして取り組んでいた所、色々と身体にガタが来て(笑)

 

久々に自分の手にセルフケアを施しました。

 

握りを重視した結果、骨間筋が疲労しているので

手の骨の間を指圧した所、随分楽になりました。

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緑の線の辺りを押して下さい。

 

この時期に外岩やインドアで登り込んで疲労している方や

武術や剣術で手の握りが疲労から甘くなっている方々に効果的かと思いご紹介致します。

 

先ず自身の手の平の骨と骨の間に指圧をして行きます。

手には骨間筋と言う手の平を固定して握りを強くする筋肉がありそこをほぐして行きます。

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手の平の骨と骨の間をゆっくり押して気持ち良い程度で持続して押し続けて下さい。

骨と骨の間は3箇所(親指も入れれば4箇所ですが)そこを緩めるとアラ不思議‼︎

手に力が入りやすくなります。

 

クライマーだと保持力が上がり

 

武術家ですと拳が握り込みやすくなりナックルが強くなります。

 

剣術家ですと刀の握りが安定してしっかり振れます。

 

一般の方でも、手が疲れたな等と感じる方はお試し下さい。

 

如何ですか⁈

骨間筋のセルフケア

自分の身体も大切に一年をお過ごし下さい。

 

詳しい骨間筋の緩め形を知りたい方

保持力が落ちたり拳の握りが甘くなったり刀が振り辛くなった方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さいしっかりと施術致します。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com

身体の使い方シリーズその109『正中線に身体を入れていく』三角形から矢状面の感覚間合いや身体の使い方の参考にされて下さい‼︎

今回のテーマは

正中線に身体を入れていく』

 

最近では

今一度、正中線について考えています。

 

正中線とは⁈

身体の中心を通り経絡で言うと任脈にあたり

武術的には人体の急所が集まっていて

そのラインを守る様に言われます。

 

今までの私の概念では

正中線に身体をピタッと当てはめて頂点を中心に

身体の前で三角形をイメージしておりました。

 

その正中線を身体の前の矢状面で

捉えています。

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主観的な話しで恐縮ですが

身体の正中線の所に矢状面の隙間をイメージして

そこに身体を入れて行く感じです。

 

理論的には存在しない所に不可能な動きに

なるのですが

動きの概念として身体が開きにくく纏まりが出て

相手の隙に入り込みやすくなりました。

 

以前は

身体の前の三角形でグイグイ入り込んで

行く感じでしたが

 

最近では

身体の矢状面に滑り込む様式です。

 

その動きでは全体が揃い股関節のブレが抑えられて望んでいる動きに近づいている気配があります。

 

全て私の主観で恐縮ですが

また気付きが御座いましたらお伝え致します。

 

良かったら皆様もこの感覚を共有して下さい。

 

詳しい矢状面のお話しや

お身体のメンテナンスが必要な方々はお気軽に

治療院までお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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