今回のテーマは『肩を抜く』
そのやり方の一つとして鎖骨で考察します。
武術や剣術では
肩をいからせる事はナンセンスと言われていて
その為に肩を下げます。
一般的には、なで肩の様に見えますが
肩の力を抜くためには大切です。
肩を下げるには
肩甲骨と鎖骨を下げなければなりません。
実質的に肩の関節は肩甲上腕関節ですが
肩を下げるには
肩甲胸郭関節と胸鎖関節を使います。
肩甲骨は胸郭に乗っかっているだけで
実際は胸鎖関節だけで繋がっています。
1つ面白い例ですが
首長族の方々は首が伸びている様に見えますが
肩が下がっているので
首が伸びている様に見えます。
トップクライマーのアダム・オンドラも
首が長い様に見えますが肩を下げる事によって
そう見えるのかもしれません。
彼は壁に身体を近づけるムーブや
股関節の可動域の高さ等は
『肩の抜き』にも関係すると思います。
(首長族の方と一緒に何故かマツコさんの様なイラストも…)
クライマーでは
肩を入れ過ぎると
インナーを痛めたり
可動域が狭くなったり
一般の方では
ローテーターカフを痛めた
40肩50肩の方々は
通常の
肩甲上腕型リズムが破綻して
肩を下げて脇を締めないと
手が上がりません。
肩を上げずに
肩甲骨と鎖骨を下げて
『肩を抜く』事をオススメします。
勿論、武術家の方々にも
言わずもがですが
肩甲骨だけでは無く鎖骨も意識される事をオススメ致します。
如何でしたか⁈
『肩を抜く』為に鎖骨を下げる
肩甲骨と鎖骨の下げ方や
肩周りの治療が必要な方は
お気軽にお問い合わせ下さい。
(よくわかる首・肩関節の動きのしくみ・肩関節拘縮の評価と運動療法イラスト引用)
治療院KAZU
院長 中井一欽
03-5742-1414