今回のテーマは『頭を前に出さない』
頭を前に出す姿勢は
首や『舌骨』にも影響を及ぼします。
舌骨とは?
摂食嚥下(食べたり飲み込んだり)に関わり
周りの筋肉は首の動きにも関係します。
舌骨は
下顎と喉頭の間、第三頸椎の位置にあり
筋肉や靭帯に支えられて浮いている状態で
下顎骨や側頭骨茎状突起・甲状軟骨・胸骨・肩甲骨と繋がっています。
そして舌骨は
舌根を支えて舌を動かすのにも役だっています。
舌骨には
舌骨上筋と舌骨下筋に分かれて飲み込みの時に舌骨と喉頭を舌骨上筋が持ち上げて
飲み込み終わりには舌骨下筋が舌骨と喉頭を下げます。
舌骨上筋には
顎二腹筋・茎突舌骨筋・顎舌骨筋・オトガイ舌骨筋
舌骨下筋には
胸骨舌骨筋・肩甲舌骨筋・胸骨甲状筋・甲状舌骨筋
舌骨上筋は頭を前に倒す機能もあります。
前回にもお話ししましたが
頭は4〜6キロくらいあり前に倒すと倍以上の負担が首にかかり頸椎に負担がかかります。
そればかりでは無く
頭を前にし出して顎が上がると舌骨上筋の筋力低下や頭を前に倒す機能や喉頭を虚上する機能も低下し誤嚥の原因にもなります。
パソコンを除き込む姿勢や年配の方は前屈みになりやすいので
舌骨が下がり舌骨下方の筋肉が硬くなる場合があります。
その場合は舌骨の周囲をマッサージしたり
鍼を打ったり舌骨を動かす等
適切な処置を試みて下さい。
首に関しては姿勢が大切です。
下顎で頭を持ち上げて頸を伸ばす事をオススメします。
(以前に書いた首を真っ直ぐするBlogです)
如何ですか?
頭を前に出さない。
頸椎や舌骨周りの治療には鍼灸とマッサージがオススメです。
詳しい、舌骨のお話しや治療と首の姿勢についてはお気軽に治療院までお問い合わせ下さい。
(よくわかる首・肩関節の動きとしくみ引用)
治療院KAZU
院長 中井一欽
03-5742-1414
https://kazu-1414.com