今回のテーマは
『親指と言う生き物』
親指は他の指と比べて関節が一つ少なくて
機能も違います。
最近、ぶら下がりのトレーニングで
今更ながらですが親指の重要性に気付きました。
ピンチで持つ(挟む握る)では無くオープンで指先だけでぶら下がる時に親指を遊ばせずに
しっかり伸ばすと
ぶら下がる時間が増えて力を入れやすくなりました。
私の場合は曲げるより
伸ばした方が良い感じがします。
カチの様にエネルギーを内側に集約する場合は
少し曲げた方が良いと思いますが
オープンで指先だけでぶら下がる場合は
親指を伸ばした方がエネルギー効率が良い機能がします。
力の方向を指先に集める場合は
親指を伸ばして指で手の甲を抑えた方が良いです。
では実験します。
先ず、指先を伸ばして親指を曲げて
手を回内回外して下さい。
次に
指先を伸ばし親指も伸ばして
回内回外をして下さい。
如何ですか⁈
親指を伸ばした方が回内回外がスムーズではありませんか?
(回内回外は肘から先の手の甲や手の平を回す事)
これは長母指屈筋が関係していると思います。
(指先がら前腕まで筋肉が繋がっているので曲げると手首は軽く固定されます)
伸筋と屈筋の関係で
物を掴んだ時に関節が固定される関係から
親指を曲げると屈筋が作用して関節が固定され
親指を伸ばした時は関節が固定され難いので
前弯の回内回外がスムーズに動きます。
親指一つの使い方で色々と変わって来ますね。
私も指圧やマッサージで親指を多用しますが
まだまだ、色々な事に気付かされます。
更に仕事でも
クライミングでも
武術でも
親指の意識を深めて行きたいと思います。
如何でしたか?
『親指と言う生き物』
親指の使い方のアドバイス
親指や他の指の治療
が必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。
治療院kazu
院長 中井一欽
03-5742-1414
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