chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその128『横の腰を入れる』空手の型ナイファンチをテーマに、クライマー・武術家・一般の方の骨盤の使い方・重心移動による力の出し方を考察します。高齢の方の足腰強化や転倒予防にもオススメです‼︎

今回のテーマは

『横の腰を入れる』

 

最近は横腰の意識に凝っています。

横腰とは私の造語で骨盤の使い方になり

 

空手の動きや中国武術では腰を縦に回したり

腰を横に回したりします。

 

厳密には色々な動きが加わって上記の状態になるのですが

最近はナイファンチの型を行なっていて

気付いたのが腰の横を締める動きです。

 

骨盤を横に持ち上げる動作になるのですが

この持ち上げた骨盤と足が降りると同時に

技を出す重心移動と動作の一致に

腰使いがとても学びやすくなっていて

 

そのナイファンチは空手の型で鉄騎と呼ばれたり

初段から三段までありますが

今回は初段での動きを活用します。

 

さてこの動作ですが身体を正面に向いて左右横に

動くので骨盤を片方ずつ上下させます。

これが腰使いにとても重要で技を出す際の腰作りに最適だと思いました。

 

 

単純に骨盤を上下させるだけでもメリットはありますからナイファンチが分からない方も取り入れて頂けると宜しいかと思います。

 

最初はナイファンチ立ちから足を横に移動させるだけでも重心移動と骨盤の上下動の練功になりますからそちらから始めて

それが慣れて来たら閉足立ちから片足に重心を移し骨盤を持ち上げてナイファンチ立ちの動作をやられると理想です。

 

(閉足立ちは両足を閉じた立ち方です)

 

以外と足を横に揃えた状態から横に歩くのは難しくて身体を正面に向けながら軸を保つと尚更です。

 

太極拳でも馬捗の移動がありますが

空手でナイファンチの移動も良い鍛錬になりますのでオススメですよ。

 

型は覚えるのが大変ですからまず足運びから始めましょう。

 

足のスタンスは肩幅よりやや広めで体重は両足に均等にかけて

(両足の間に片足の膝を曲げて地面についた時に拳が一つ入るくらいのスペースです)

 

爪先はやや内側で膝を少し曲げて横に張り出す感じで

身体を正面に向けたまま重心の上下動をなるべく無い様に横に動いて下さい。

 

右に動く場合は先ず右足に重心を移して

左足を右足の前を通し右足の横に置き

左足に重心を移して

右足をナイファンチ立ちのスタンスまで送ります。

 

この送る時の重心移動と腰使いが技に生かされます。

やってみると分かりますが爪先が真っ直ぐだと足を送り出したり重心移動の時にやり難くなり爪先が内側を向く事で力を逃さずに技に繋げられます。

 

そして

骨盤を上手く使わないとバランス良く動けないので良い鍛錬になりますよ。

 

先ずはバランス良く左右動ける様に練習してみて下さい。

その内に足に根が生えた様に大地をしっかり踏める様になります。

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(型の中では鉤突きの方向に顔を向けますが撮影様に正面を向いています)

 

クライマーでは

足を残す鍛錬に

 

武術家では

より下半身の強化に

 

一般の方や高齢の方々では

足のエクササイズや転倒防止にオススメです。

 

高齢の方や足腰が弱い方は横に足を交差させるので絡まり転倒の危険性もありますからくれぐれもお気を付け下さい。

 

如何ですか?

横の腰を入れる

 

詳しい骨盤の使い方や

腰や骨盤周囲の治療が必要な方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/access.php

身体の使い方シリーズその127『身体を繋げる』股関節と膝を繋げて身体の連動性を上げる。クライマー・武術家・一般の方々にもオススメです‼︎

今回のテーマは

『身体を繋げる』

 

最近の稽古で気付いた事ですが

私の場合で申しますと

身体を繋げる感覚は股関節と肘が連動して逃げ無い状態です。

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主に腕を使う動作で私の感覚では

力が抜け難い状態を作る基準として

肘と股関節を揃えるとピタッとはまります。

 

突きをつく練習をしていて力が逃げて行く状態では何処かで身体が開いている形になります。

それを無くすやり方として股関節と肘を揃える方法が分かりやすと思いました。

 

最終的には股関節と肩甲骨を連動させるのが

一番良いのですがこの感覚が掴みづらい方には

股関節と肘を揃えるやり方をオススメします。

 

だいたい肘と股関節を揃える様に意識するとそれに伴って肩甲骨が付いて来ますので

先ずはそこから始めてみられて下さい。

 

それでは色々な場合での使い方を

ご紹介致します。

 

①一般の方が身体の前で重い物を持つ時

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②横向けの態勢はクライマーの身体の剛性アップに

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③構える時は武術家の方もお試し下さい。

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等と色々なシチュエーションに

肘と股関節の位置を揃えると

力が逃げにくいですので是非お試し下さい。

 

如何ですか?

肘と股関節を揃える

 

詳しい肘と股関節の揃え方や

肘や股関節の治療が必要な方々は

お気軽に治療院までご連絡下さい

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/access.php

 

 

 

身体の使い方シリーズその126『肩背部を抜く』肩甲骨の間を広げて腰の力を連動させます。張背の技法を使って、クライマー・武術家・一般の方の肩凝り背凝りにもオススメです‼︎

今回のテーマは

『肩背部を抜く』

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上半身の力を抜いて腰の動きを活かすには

特に肩背部の脱力が必要だと改めて

気付きました。

 

肩背部とは肩甲骨の間にあたり背中の部分です。

 

今までは肩や肘を下げる事で腕の重さが

活かせる方法を活用していましたが

まだまだ腕で持っている感覚と

身体が上半身に引っ張られる感じが

消えずにいました。

 

肩背部の力を抜くと上に引き上がる感覚や

腰の動きに

上半身まで伝わる繋がりがしっかりと

出て来ました。

 

今まで腰の動きが腕に伝えられていると

思っていましたが

肩甲骨で動かしていて上半身の力が

腕に伝わっていました。

 

(肩甲骨で動かすと言うのは間違いではありませんが足腰の連動を肩甲骨に伝えるには肩背部で収縮があると流れが切れてしまい肩甲骨だけの動きになってしまいがちです)

 

肩背部の力を抜くと上半身は脱力が出来て

腰を主導に動かす事が可能になると思います。

 

 

これは

武術的に『張背』と言い

肩甲骨の間を広げて胸郭に貼り付ける感じになり

立甲とは逆の動作となりますので

お気を付け下さい。

 

そして一般の方の肩凝り背凝りは緩みやすく

 

クライマーでは力みが取れてより壁に入っていられる時間が長くなりリードクライマーにはメリットが多くなって

 

武術家では疲れずに腰から突きを打てる

要素が増えます。

 

色々と恩恵がありますね。

 

如何ですか?

 

肩背部を抜く

 

詳しい肩背部の抜き方や肩や背部の治療が必要でしたらお気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

中井一欽

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身体の使い方シリーズ125『腰を入れる』俗に言う腰を入れるとは違う観点から考察致します。尾閭中正を元に骨盤の後傾による身体作りの方にはオススメです‼︎腰椎前弯腰痛の方々にも是非お読み頂ければと思います。

今回のテーマは

『腰を入れる』

俗に言う腰を入れるとは一味違う

私の観点からの解説をしたいと思います。

 

今まで腰のポジションに色々と悩んでいましたが

腑に落ちた瞬間がありました。

 

そこからアジャスト出来る様になり

安定した感じが出ていて

私なりの解釈ですが解説したいと思います。

 

今まで腰を入れる動作は鼠蹊部を伸ばすイメージで行っていました。

 

これは腰椎が前屈する形です。

 

最近では、腰椎を後屈する形で身体を作っている

関係からベストポジションを模索していましたが

私なりに掴んだ感覚が踵と股関節を揃えて

腰を引かずに持ち上げると言う感じです。

 

骨盤を後傾させる状態とは武術的に

尾閭中正

と言い骨盤を後傾させて尾骨を前に入れた形になります。

 

そうすると骨盤を後傾した状態から股関節で腰を受け留めて上半身から末端の手に繋げやすくなりました。

これで抜けている感覚が埋まり座った状態でも

腰に乗れて肩も開いた状態になり

自然に腕が下がり力みもとれました。

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この感覚をキープして動きに繋げれられればと思い

歩く時は大腿骨頭で骨盤を押し出す感覚で鼠蹊部を開くのですが違うのは骨盤のポジションで

以前は骨盤前傾で鼠蹊部を開いていましたが

今は骨盤を後傾させながら鼠蹊部を開いて行きます。

 

骨盤前傾・後傾でもこのポジションが作れるのは

驚きですが新たなフェーズに入った感じです。

上半身の影響も大きいのも以外でした。

 

また新たな展開が御座いましたらお伝え致します。

完全に私の感覚の忘備録になりましたが

皆様の何かのお役に立てれば幸いです。

 

如何でしたか

腰を入れる

 

詳しい腰を入れる動作や腰や骨盤周囲の治療が必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズその124『三角筋に力を入れない』肩の力を抜くポイントを解説致します‼︎クライマー・武術家一般の方々にもオススメです。肩凝り予防にも効果的です‼︎

今回のテーマは

三角筋に力を入れない』

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肩の力を抜くためには三角筋で腕を

吊り上げない様に意識をしていきます。

 

三角筋の説明に必要なのでここで

運動連鎖をご紹介致します。

 

解放性運動連鎖は

体幹が固定され末端が荷重されていない状態

シャドーボクシングやダンスなど

手足が床や対象物で固定されていない状態です。

 

 

閉鎖性運動連鎖は

末端が固定されて運動をする状態となります。

ライミングでホールドを持ってムーブを起こしたり打撃で技が相手に当たった状態から力を出したり組み技で相手をコントロールする状態です。

 

発勁などが此方でしょうか⁈

 

 

 

その関係から

解放性運動連鎖では

三角筋に力が入ると肘が開き

動かすと言う事では自由度は高いですが

 

その後閉鎖性運動連鎖では

当たった瞬間から力を伝える時は肘が上がると

力が逃げてしまいます。

 

解放性運動連鎖で

武術では突きや蹴りを放ち

ライミングでもホールドを取りに行き

 

閉鎖性運動連鎖で

武術では当たった所から力を伝え

ライミングでもホールドを握った所から

引きます。

 

この時に肘が上がるとホールドを引く力が安定しません。

 

肘が上がるとは⁈

武術では突く時に肘が横を向き

ライミングではホールドを引く方向と肘の位置が一致しない状態です。

 

肩を下げると肘が下を向いて脇が締まり

肩の力を抜くと自然に肩甲骨を使う動きに

なるのですが最初から肩甲骨を意識するのは

難しいのですから

はじめに肩を下げる感覚を掴んで下さい。

 

それには先ずは肩を下げるためにも

三角筋の力を抜くコツを会得して下さい。

 

肩を下げるポイントは最初に自身の手を肩に当てて上がらない状態を作りましょう。

やり方は

右の肩を下げるには左手で右の肩を押さえて

肩を下げます。

 

三角筋の緊張がとれると肩甲骨と上腕骨の間に

窪みが出来ます。

 

その状態をキープしながら腕を使って行くと

常に脇が締まり広背筋主導の力の出し方に

変わって行きます。

 

これは武術的に沈肩の状態を言い

肩を落とす事で腕の脱力を作り強い手になります。

 

クライマーでは

肩が落ちて広背筋主導の使い方になりますから

出力も上がり保持力も増します。

 

一般の方々には

手を使う動作で三角筋僧帽筋上部の力が抜ければ肩凝り予報にも効果的で

 

皆様も

日常の腕を使う時に肩を下げる意識を

オススメ致します。

 

如何ですか?

三角筋に力を入れない

 

詳しい三角筋の力の抜き方や

肩周囲の治療が必要な方々はお気軽に

治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/access.php

 

 

 

 

身体の使い方シリーズ123『腹を作る』武術家・クライマー・一般の方々にもオススメです。逆腹式呼吸を元に解説致します‼︎

今回のテーマは

『腹を作る』

 

私自身の感覚でお伝えしますと

自分の身体に『虚』を感じる部分があります。

虚とは弱い部分にあたり

私の場合は左のお腹周りで

 

右は割と強く繋がっている感覚はあるのですが

左側は弱い感じがします。

 

今まではそれを補うため本来ならサウスポーに

構える所をオーソドックスの右構えに直すと

埋まる感じがありました。

 

考えてみるとサウスポーで構えている時には

前からの相手の圧力で身体が後ろに下がらない様に前足である右側を踏ん張っていました。

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常に圧力を受けて耐える習慣があったので右の腹周りも強くなったのだと思います。

 

それをオーソドックスにすると前足で踏ん張る事から左のお腹も繋がって行く感覚が生まれるのだと

思います。

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それを平素から身体を正面に向けた状態でも左のお腹を意識すると良い感じになりました。

 

単純に身体の傾きで作る事も可能ですが肋骨と腸骨を近寄らせる筋収縮になりかねないので

 

身体の中を膨らませて股関節・大腿・下腿・踵に

圧力を伝えて行きます。

 

最終的なチェックポイントは

『踵で地面を押せているか⁈』

です。

 

最近ではあまり見当たらなくなりましたが

目盛で動く体重計に乗りながら行うと分かりやすいですよ。

 

このやり方はドローインとは逆で

お腹を締めて引っ込めると言うより

お腹を膨らませて圧力をかけるやり方に

なり腹式呼吸で言う

腹式呼吸

やり方に似ています。

 

腹式呼吸とは⁈

腹式呼吸では息を吸う時にお腹を膨らませますが

腹式呼吸では息を吐きながらお腹を膨らませます

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今回では呼吸を特別に意識せずにお腹を膨らませるので

呼吸法とは違いますがお腹に圧をかけると言う意味ではニアンスは似ています。

呼吸法のお分かりの方は試してみられて下さい。

 

腹圧をかける方法は

武術家・クライマー・一般の方々にもオススメで

私はドローインよりも実用性を感じます。

あくまでも個人の見解ですので参考まで

にされて下さい。

 

 

如何でしたか

『腹を作る』

私の場合は虚を埋める部分が左側でした

皆様が感じる所は腹部全体だったり

違う部分だったり様々だと思いますが

もし私の感覚が少しでも何かのお役に立てれば幸いです。

 

詳しいお腹の作り方や腹部の治療が必要な方々は

お気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

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身体の使い方シリーズその122『蟹型と海老型』クライマーにおけるタイプを分けてみました。貴方は如何のタイプでしょうか⁈両方のタイプを生かしてクライミング力を向上させましょう‼︎

最近はクライミング の話題を

あまり投稿していませんでしたから

少し温めていた話題を取り上げて参りたいと

思います。

 

今回のテーマは

『蟹型と海老型』

ライミング をしていてふと思いました。

私は蟹型だと

 

私の思う蟹型とは壁に対して身体を正体にして

ムーブを起して行きます。

 

一方海老型とは身体の横の面

即ち身体を側体にしてムーブを起して行きます。

 

私も含めて皆様は何方もやられていると思いますが

傾向として蟹型か海老型に分類出来ると思います。

 

人のムーブを見て上手く行ったり行かなかったりはこの傾向も含めて個人の癖が影響すると考えます。

 

蟹型は

壁に身体の正面でピタっと入った時が一番安定して

バランスが取れます。

私の感覚ですと壁に入れば入る程

抑えつける力で身体が伸びて行きます。

 

蟹型は

横移動が得意で壁から離れて

縦に伸び上がるムーブは

以外と苦手なタイプ

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海老型は

身体を斜めに入れて引く側と出す側がバランス良く

作用してムーブを起こします。

海老型は

側面が壁に入っていると安定するタイプです。

縦に伸び上がるムーブが得意で横移動や

クライムダウンが苦手です。

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この蟹型と海老型はあくまでも私の考察ですので

参考までにして頂き

何方が正解では無く自分に合ったタイプを見極めて蟹の動きや海老の動きを上手に組み合わせて

課題を解決するのがベストだと思います。

 

皆様のクライミング ライフの参考になりましたら

幸いです。

 

如何ですか?

蟹型と海老型

詳しいタイプの違いや身体のメンテナンスが必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com