chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

肩関節の筋肉ローテーターカフ棘下筋を伸ばす肘打ちストレッチを紹介します。肩関節が拘縮している方 可動域の狭い方にオススメです。

今回は

以前に触れました

肩関節のストレッチを御紹介致します。

 

肩関節を繋ぐ肩甲骨と上腕骨

 

それに繋がる筋肉

『ローテーターカフ』

棘上筋

棘下筋

小円筋

大円筋

肩甲下筋

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今回はこの中から

『棘下筋』

のストレッチをご紹介致します。

 

 題して

『肘打ちストレッチ』です。

 

武術では『猿臂』と言って

肘を使った

当て身があり

その動きをストレッチとして活用して行きたいと思います。

 

 

まず医学的に

 肩のポジョンには4つあり

肩甲骨と上腕骨の位置で変わります。

 

zero ポジョン

以前お伝えした『立甲』のポジョン

 

1st 肢位クライミングでは脇を絞ったポジョン

 

2nd肢位クライミングでは肩を入れたポジョン

 

3nd肢位これは腕相撲等で使うポジョン

 

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1st 肢位

脇を閉めた状態

 

ライミングでは脇を閉じた引き付けの位置

空手では引き手の位置

上着の袖を下で通すポジョン等

 

上腕骨が外旋して

棘下筋上部繊維が収縮します。

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それに適したストレッチが『中段の猿臂』です。

上腕骨を内旋させる事で棘下筋上部繊維が伸びます。

丁度 中段の猿臂がその動きに適していると思います。

 

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2nd肢位

ライミングでは肩を入れてた位置

日常生活では上着を上で袖を通すポジョン等

 

 

上腕骨が外旋して棘下筋下部繊維が収縮します。

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それに適したストレッチが『上段の猿臂』です。

丁度

上腕骨が挙上した位置で内旋させますから

棘下筋下部繊維が伸びます。

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上段 中段のポジョンで

どちらも上腕骨が内旋して棘下筋がストレッチされ

上部繊維

下部繊維

が個々に伸びて

 なかなか効果的ですよ。

 

 

是非

コンディション調整に取り入れて下さい。

 

やり方が分からなかったり

肩関節のケアが必要な方は

治療院にお越し下さい。

 

『筋骨格系のキネシオロジー』『外来超音波診察』『 首・肩関節の動きとしくみ』『肩関節拘縮の評価と運動療法』イラスト引用

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

 http://www.kazu-1414.com/index.html