今回は
以前に触れました
肩関節のストレッチを御紹介致します。
肩関節を繋ぐ肩甲骨と上腕骨
それに繋がる筋肉
『ローテーターカフ』
棘上筋
棘下筋
小円筋
大円筋
肩甲下筋
今回はこの中から
『棘下筋』
のストレッチをご紹介致します。
題して
『肘打ちストレッチ』です。
武術では『猿臂』と言って
肘を使った
当て身があり
その動きをストレッチとして活用して行きたいと思います。
まず医学的に
肩のポジョンには4つあり
肩甲骨と上腕骨の位置で変わります。
zero ポジョン
以前お伝えした『立甲』のポジョン
1st 肢位クライミングでは脇を絞ったポジョン
2nd肢位クライミングでは肩を入れたポジョン
3nd肢位これは腕相撲等で使うポジョン
1st 肢位
脇を閉めた状態
クライミングでは脇を閉じた引き付けの位置
空手では引き手の位置
上着の袖を下で通すポジョン等
上腕骨が外旋して
棘下筋上部繊維が収縮します。
それに適したストレッチが『中段の猿臂』です。
上腕骨を内旋させる事で棘下筋上部繊維が伸びます。
丁度 中段の猿臂がその動きに適していると思います。
2nd肢位
クライミングでは肩を入れてた位置
日常生活では上着を上で袖を通すポジョン等
上腕骨が外旋して棘下筋下部繊維が収縮します。
それに適したストレッチが『上段の猿臂』です。
丁度
上腕骨が挙上した位置で内旋させますから
棘下筋下部繊維が伸びます。
上段 中段のポジョンで
どちらも上腕骨が内旋して棘下筋がストレッチされ
上部繊維
下部繊維
が個々に伸びて
なかなか効果的ですよ。
是非
コンディション調整に取り入れて下さい。
やり方が分からなかったり
肩関節のケアが必要な方は
治療院にお越し下さい。
『筋骨格系のキネシオロジー』『外来超音波診察』『 首・肩関節の動きとしくみ』『肩関節拘縮の評価と運動療法』イラスト引用
治療院KAZU
院長 中井一欽