肩関節のリハビリ等にインナーマッスルを鍛えると言いますが
実際にはどの様なメリットがあるのでしょうか?
肩関節の内転内旋にはアウターマッスル
大胸筋 広背筋が関与します。
それに伴い反対の動き
拮抗筋のインナーマッスル回旋腱板が外旋に働きます。
回旋健板は5つあり
棘上筋
棘下筋
小円筋
大円筋
肩甲下筋(この筋は内旋)
アウターマッスルとインナーマッスルは
違う動きですが綱引きの様に同時に働くので関節が安定して固定されます。
何方かが強いと引っ張られて負けてしまいます。
負けた方は、段々疲れたり傷んだりして故障します。
故障した筋肉が硬くなり関節可動域が落ちます。
関節を安定させ怪我を防止するには、筋肉の柔軟性と拮抗筋のバランスが大切です。
大胸筋や広背筋は腕立て伏せや懸垂で鍛えられますが(厳密にはインナーマッスルも使っています)
インナーマッスルを鍛えたりストレッチするにはまた別の方法が必要です。
鍛錬法
私が行っているトレーニング方法をご紹介します。
腕立て伏せと同じ動きを手の甲側で行います。
手を開いて、指をしっかり伸ばして下さい。
伸筋を意識した腕立て伏せで
腕は動きますが肩甲骨は固定され(等尺性収縮)
インナーマッスルが鍛えられます。
慣れないと、手首の辺りが結構痛いので最小は柔らかい床やクッションの上で試して下さい。
この鍛錬法は、体幹と一体となる強い腕を作るのに用いられます。
武術家は勿論ですが
クライマーにも有効だと思いますので
宜しければ、試して下さい。
*肩 肘 手首の痛い方は無理しないで下さいね。
ストレッチのやり方は、治療院でご指導します。
ご興味がおありでしたらお越し下さい。
(筋骨格系のキネシオロジーイラスト引用)
治療院KAZU
院長 中井一欽