chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の仕組みSeriesその1『三叉神経』眼神経・上顎神経・下顎神経のメカニズムと障害について鍼灸で対応出来る事もあります‼︎

今回のテーマは

『三叉神経』

体表面からのアプローチを主にする

鍼灸でも非常に施術でよく使う『ツボ』の多い領域です。

(お顔にも刺鍼しますが下記は頭皮鍼治療の効果です)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc/26/1/26_18-0009/_html/-char/ja

先ず三叉神経は感覚神経と運動神経からなり

 

感覚神経は

眼神経 上顎神経 下顎神経に分かれて

顔面を広く分布し

 

皮膚、口腔粘膜、歯の感覚の

痛覚・温度覚・触覚・深部感覚

を伝達します。

 

三叉神経の運動神経は下顎神経と卵円孔から頭蓋の外に出てから咀嚼筋に伝達します。

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三叉神経に障害が出ると

 

角膜反射の消失・減弱が起こります。

角膜反射は角膜に物が触れた時に素早く両日を閉じる状態を角膜反射と言い

角膜に触れた感覚が眼神経で橋の中枢に伝えられて顔面神経から眼輪筋の収縮が起こります。

 

障害が出ると瞬目は、両眼性に減弱か消失します。

 

顔面神経に障害が出ると眼輪筋が麻痺した方は反射は消失しますが健則では反射は出ます。

 

次に

タマネギ様感覚解離

三叉神経の

温痛覚を伝達する繊維は三叉神経脊髄路に入り一度延髄を下行して三叉神経脊髄路核に入り

 

深部感覚を伝達する繊維は下行せずに三叉神経主感覚核に入りニューロンを変え

 

触覚を伝達する繊維は両者に分かれて走行します。

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したがって

 

温痛覚の繊維は顔の辺縁側に近いほど延髄を大きく下行するので頸椎の障害で下部から進行すると

顔面の辺縁側や鼻・上唇にかけて同心円状に温痛覚の消失が進む事をタマネギ様と言います。

しかし触圧覚は橋上部にあるので障害は受けません。

これを感覚解離と呼びます。

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それから

咀嚼筋麻痺

奥歯を噛んで頂き筋肉を触り左右の力の入り具合を確認します。そして口を開けて頂いた際に下顎が偏位していたら偏位側の咀嚼筋が麻痺しているのが検討されて三叉神経の障害が考えられます。

 

 

他には

目の周りの筋肉が痙攣したり

顎周りや歯茎が張る歯が痛い等の際に

医師や歯科医を受診して

中枢性の障害や虫歯や歯茎の神経が痛んでいない

場合は

三叉神経の鍼灸治療でも改善が狙えます。

 

先ずは

歯科医や神経内科に行って検査の上

鍼灸治療も併用すると改善は早いと思いますので

それぞれの症状は専門医に相談しながら受診をオススメ致します。

 

如何ですか?

三叉神経の働きや障害について。

鍼灸治療やご説明が必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。

(神経疾患引用)

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com