chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の機能seriesその1『膝をしめる』スクリューホーム ムーブメント・クライマー・武術家・一般の方・膝に不具合がある方々にオススメです。

今回のテーマは

『膝をしめる』です。

 

膝は

X脚

O期

反張膝

様々ありますが

 

私なりの観点で

膝の関節が安定する状態を解説致します。

 

膝の関節の緻密性は股関節と比べて低く

大腿骨と脛骨の間には半月板等の軟骨で

埋まっています。

 

 

骨と骨がぴったりくっついていないので

関節が多少変形しても

ある程度の可動域は維持出来ます。

 

 

膝が変形している方は

痛みを伴いながら

歩行が可能だったり

可動域は

減りますが無くなったりしません。

 

膝の関節は不安定で怪我も多く

変形しても融通が利く部分もありますが

 

なるべくなら

変形させずに全うさせたいですね。

 

理想的な動きでは無くとも使えてしまう膝関節

正しく使うにはどうしたら良いでしょうか⁈

 

そのための方法を考えて行きたいと思います。

 

その1つの目安が

『スクリューホームムーブメント』です。

 

スクリューホームムーブメントとは⁈

 

大腿骨と脛骨の骨の構造から

膝が伸びきる30°くらいから

脛骨が10〜15°外旋(外側に回る)

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この動作がとれなくなると

膝の変形や

筋肉の過緊張

靭帯の張力が弱くなったと見なします。

 

スクリューホームムーブメントの

正常な動作がとれなくなると

 

つま先が外を向いたり

 

内側を向いたりします。

 

 

それには骨盤の動きも関係していて

 

下降性運動連鎖で解説すると

 

(運動連鎖とは関節の動きが隣の関節に及ぼす影響)

 

 

つま先が外側に向く方は

 

骨盤後方回旋により大腿骨が内旋して脛骨が

に外旋します。

 

クライマーでは正体タイプです。

空手家では騎馬立ちタイプ

武術家では重心の低いタイプ

 

 

 

つま先が内側を向く方は

 

骨盤前方回旋して大腿骨が外旋して脛骨が

過剰に内旋します。

 

クライマーでは側体タイプです。

空手家では三戦タイプ

武術家では重心の高いタイプ

 

*運動連鎖は上記の2つ以外にも様々ありますのであくまでも参考に捉えて下さい。

 

他に

反張膝の方は

つま先着地により下腿三頭筋が収縮して

脛骨が後ろに引っ張られて

膝が過伸展します(膝が伸び過ぎる状態)。

(反張膝の状態は脳梗塞後遺症や関節の柔らかな方に多いです)

 

対処方法は

踵着地か足裏全体のフラット着地が理想です。

 

 

X脚やO脚は下記のイラストにある様に

骨盤の動きで

骨盤が前傾・前方回旋

大腿骨が内旋で

膝が内側に入ったり(X脚)

 

骨盤が後傾・後方回旋

大腿骨が外旋で

外側に入ったり(O脚)

します。

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膝の関節は

筋肉の過緊張や靭帯・半月板の損傷で

スクリューホームムーブメントが

とれない事もあります。

 

膝の状態を自分では

なかなか判断し難いです。

 

当院にて診断が出来ますので

お悩みの方は

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

(スポーツ障害理学療法ガイド・膝・足関節障害イラスト引用)

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

http://www.kazu-1414.com/index.html

今回は『大腿四頭筋』タイプと『ハムストリング』タイプか『膝』と『股関節』をどちらかを優位に使うか⁈を検証します。クライマー・武術家・一般の方にもオススメです。

今回は身体の部分で

『膝』を主に使うか

『股関節』を主に使うか

を考察して行きます。

 

まず

膝関節伸展(伸ばす)は

大腿四頭筋

 

膝関節屈筋(曲げる)は

『ハムストリング』

 

を主に使います。

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膝の伸展筋である『大腿四頭筋』は

足が伸びた状態で筋が働きます。

 

膝の屈筋である『ハムストリング』は

股関節や膝が曲がったりする時に働きます。

 

 

『膝』を主に使うタイプは

身体を伸び上がらせて動作を行います。

その時

伸展させる際に

大腿四頭筋』を主に使います。

 

 

クライマーでは

キョンを得意とする側体タイプで

トゥが得意です。

 

武術家や格闘家では

重心が高く膝のバネを使い

ステップを駆使します。

 

一般の方では

つま先に体重をかけて

膝から先に曲げてしゃがむタイプ

 

 

 

『股関節』を主に使うタイプは

身体を縮ませながら

膝と股関節を曲げる動作を行います。

 

膝を屈曲させる筋肉は『ハムストリング』を

主に使います。

 

クライマーでは

正体タイプで

ヒールが得意です

膝や股関節を曲げて

ムーブを起こすタイプ

 

武術家や格闘家では

腰を落として

すり足を使うタイプです。

 

一般の方では

踵に体重をかけて

股関節から先に曲げてしゃがむタイプです。

 

 

 

まとめると

 

『膝』を主に使うタイプは

身体を一本の棒の様にして使います。

 

『股関節』を主に使うタイプは

重心を下げて身体を割って使います。

 

 

貴方はどちらのタイプでしょうか⁈

 

大腿四頭筋やハムストリングに不調を来たすと

得意な動きや行動に制限がかかります。

 

ストレッチや鍼灸・マッサージ等で

筋肉の柔軟性を高める事をオススメします。

 

大腿四頭筋とハムストリングの質問や

治療のご相談が御座いましたら

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

http://www.kazu-1414.com/index.html

仙腸関節をしめる動きをご紹介致します。クライマー・武術家・一般の方にもオススメです。

今回のテーマは

仙腸関節を締める』

具体的な動きです。

 

前回もお伝えした

『臀筋』を意識して行きます。

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まず左足を前にして肩幅くらいに開き

両手を身体の正中線上で構えます。

 

そのまま左足を軸に時計回りに90°回転して

回り終わったら臀筋を意識して締めます。

 

(身体の軸を崩さない様に意識して下さい)

 

左右交互に

 

今度は右足を前に反時計回りに90°回転します。

そして回り終わったら臀筋を意識して締めて下さい。

 

私のTwitterの動画をご覧になって動きを参考にして下さい。

 

下記のリンクになります。

https://twitter.com/chiryouin_kazu/status/1105006803660660736?s=12

簡単な動作ですが

身体の軸を意識するのと

臀筋を締めた結果

 

仙腸関節が締まり』ます。

 

武術家では

重心移動がやり難い足や

ステップして蹴る軸足作り

 

クライマーでは

ホールドが踏み難い足

キョンが張り難い足等

 

一般の方は

仙腸関節坐骨神経痛の方

腰がフワフワする方

 

体重が乗り難い足や

腰や骨盤がフワフワする感じの方も

おススメです。

 

是非、皆様も試して下さい。

 

身体の使い方のアドバイス

仙腸関節の治療が必要な方は

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方seriesその23『お尻を意識』してますか⁈臀筋をしめて腸腰筋を効かす。クライマー・武術家・一般の方々にもオススメです!!

お尻の筋肉を意識してますか⁈

 

お尻の筋肉『臀筋』は腸腰筋の拮抗筋です。

(拮抗筋は対になって働く筋肉)

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臀筋に力が入らないと足に体重がかからずに重心の移動がしっかり出来ません。

 

トレンデレンブル歩行と言う

中臀筋麻痺の症状もあり

臀筋が機能しないと片方だけお尻が上がり

不自然な歩き方になります。

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(左側が中臀筋麻痺でお尻が下がっています)

 

麻痺が無くても

体重が利き足の逆

軸足から移り難い方がいらしゃいます。

 

その様な方は足がしっかり踏めずに

臀筋が締まらない事で

仙腸関節が緩み痛みを発症します。

 

その結果

坐骨神経痛の症状が出る方もいらっしゃいます。

それを防ぐために臀筋をシメ

仙腸関節もシメ

骨格に依存した立ち方を行う必要かあります。

 

骨格を上手く使うと筋肉に適度な張力がかかり負担が減ります。

 

クライマーでは踏み足が弱い方や

武術家でも、蹴りで軸足に重心移動がし難い方は

臀筋を意識して下さい。

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一般の方も

お尻を意識して歩いたり立ったり

運動を行って下さい。

 

少しでも皆様の健康と運動のパフォーマンス向上のお役に立てれば幸いです。

 

臀筋の使い方のアドバイス

坐骨神経痛の治療が必要な方々は

お気軽にお問い合わせ下さい。

(筋肉バランストレーニング・解剖学イラスト引用)

 

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院長 中井一欽

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身体の使い方seriesその22 空手家・クライマーの『引き手』を前鋸筋と広背筋で考察致します。一般の方にも肩コリ背コリの予防にオススメですよ!!

今回のテーマは『引き手』です。

空手の引き手

ライミングの引き手を

 

私なりの視点で検証します。

 

先ずは

空手の引き手について

 

深く引く場合は前鋸筋を優位に使い

 

浅く広く場合は広背筋を優位に使います。

 

『深い引き手』は遠い間合いに有利で

 

『浅い引き手』は近い間合いに有利です。

 

空手には様々な流派があり

身体の使い方が違います。

 

私の修行した

極真空手では

 

引き手は深く

胸の位置くらいでした。

 

(極真空手創始者 大山館長は松濤館出身で伝統派でも高い方の引き手でした)

 

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これくらいです。

 

次に

伝統派の首里手では

引き手を浅く引き腰の位置くらいにします。

(首里手でも高い引き手もあるそうです)

 

一説では

武器や刀を使う際に

引き手は腰の位置が有利で

低くくなったとも言われています。

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クライマーにこの原理を当てはめてみると

 

『肩ロックタイプ』

引き手の深い

前鋸筋優位型

 

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クリンプ系ホールドや

クラッシックな課題が

得意なタイプ

 

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(引き手を深くしています)

 

 

次に

『コンプレッションタイプ』

引き手の浅い

広背筋優位型

 

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ボテやスローパー等

近代クライミングが得意なタイプ

 

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(引き手を浅くしています)

 

 

タイプによって意識が高い筋肉が違いますが

(厳密には両方とも働いていますがどちらが優位かで分けています)

 

 

空手の引き手も

 

ライミングの引き手も

 

『肘の角度』

同じにして写真を撮りました。

 

 

その状態で言える事は

 

 

『引き手が深い』と

 

身体のタメを使い

反動を利用しやすいので

 

空手では

身体のタメを使って

威力のある突きが打て

 

ライミングでは

遠い間合いから

スピードを出して

離れたホールドを掴めます。

 

 

 

『引き手が浅い』と

 

身体のタメは使えませんが

一瞬で出力を上げるために

大きな筋肉(大胸筋や広背筋)が

動員されて

パワーが出せ

 

空手では

間合いが近くても

強い突きが打てたり

 

ライミングでは

身体がパツパツの状態でも

デットで悪いホールドが止まったりします。

 

 

 

貴方はどちらのタイプでしょうか⁈

 

自分の優位に働く筋肉を意識して

レーニングすれば

運動能力の向上に繋がります。

 

一般の方にも

空手や

ライミング

引きから

手を伸ばす動きは

肩甲骨が動くので

肩コリ背コリの予防になります。

是非お試し下さい。

 

皆様の少しでもお役に立てれば幸いです。

 

前鋸筋や広背筋の質問

治療のご要望等

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

(肩関節の拘縮評価と運動療法イラスト引用)

 

治療院KAZU

院長中井一欽

03-5742-1414

http://www.kazu-1414.com/index.html

 

 

身体の調整seriesその1 クライマー・武術家・ボクサーに多い『猫背』を解消する『肋骨を前に出す』ストレートネックの方にもオススメです。

今回のテーマは『肋骨を前に出す』

です。

 

クライマーや

武術家

ボクサーに多い

 

猫背を解消する方法をお伝え致します。

 

 

 

上記の方々に共通する事は

腕を伸ばしたり縮めたりする事です。

 

その結果

 

広背筋が発達するので

上腕骨が内旋して

胸郭が

後ろ側に押し出されて

胸が窪みます。

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その事により

背中が丸くなり猫背に

 

そして首は前に移動して

ストレートネックになる事が多いです。

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(左は背骨が真っ直ぐで・右は猫背のタイプです)

それを防ぐには

 

胸郭を広げ

上腕骨を外旋させる動き

 

とは

 

肋骨を前に出して

手の平を前に向ける動作です。

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そして

 

 

クライマーや

武術家

ボクサーの方々

を治療して気づいた事がありました。

 

広背筋が発達し過ぎて

中には

腰椎の前弯が小さくなっている方が

いらっしゃいます。

 

それを防ぐ方法を私なりに考えてみました。

 

やり方は簡単ですよ

壁に背中をくっつけて

腰を反らしながら肋骨を前に出して下さい。

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(指の辺りを前に出します)

 

そうすると胸郭が広がり猫背は解消され

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(肋骨を動かすと背骨も伸びます)

 

その結果

 

首も伸びてストレートネックも

腰のカーブが出来やすくなります。

 

とても簡易的に出来るので

結構オススメですよ〜!

 

一般の方で

猫背やストレートネックを

気にしていらっしゃる方もやってみて下さい。

 

 

広背筋の緊張を緩めたり

猫背・ストレートネック解消に

鍼灸とマッサージは有効ですし

 

治療や猫背改善のやり方も

御指導致しますので

 

ご要望が御座いましたら

お気軽に治療院にお問い合わせ下さい。

 

皆さまの

猫背解消に繋がれば幸いです。

 

(スポーツ障害理学療法ガイド・姿勢と動きの『なぜ』がわかる本イラスト引用)

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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http://www.kazu-1414.com/index.html

 

身体の使い方を身体重心と質量中心でバイオメカニクス的に考察。クライマー武術家を3タイプで分けてみました。あなたははどのタイプでしょうか⁈

今回は

身体の使い方を

重心の位置で考察して

 

クライマーと

武術家を

3つのタイプに分類します。

 

重心の位置や動きの軸となる箇所を

動作分析とバイオメカニクス

観点に基づいて考えてみます。

 

重心とは質量の中心で

身体重心は身体の動きで変化して

質量が合成されたものです。

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(赤マルが身体重心の位置です)

 

上記のイラストの様に

重力とバランスをとるために

身体重心の位置が変化して

そこを捉える事が

ポイントとなります。

 

 

身体重心と

上半身と下半身の質量中心を

上手く使うのが重力に拮抗した運動になり

鉛直状に伸びたポイントで見定めます。

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その定義を元に

 

クライマーと

武術家を

 

1上半身型

 

2体幹

 

3下半身型

 

 

に分けてみました

 

 

 

1の『上半身型』は

 

上半身の質量中心を機能させて

身体重心を使うタイプ

 

胸の位置で

肩と

肩甲骨を巧く使います。

 

上半身がしっかりして

 

クライマーでは

重心は高く

足が切れても肩でロックするタイプです。

 

武術家は

突きを得意として

上半身でリズムを刻み

 

ボクサーではアップライトのタイプです。

 

運動の軸は胸骨です。

 

 

 

 

2の『体幹型』は

 

身体重心を中心に

上半身と下半身の質量をコントロールする

バランスのとれたタイプ

 

クライマーだと

ボディテンションを巧く使い

上半身と下半身でホールドを押さえ

壁に身体を入れて行き

 

武術家では

突き蹴りを満遍なく使え

 

身体の軸回転を多用して

上半身と下半身を連動させ

突き蹴りの連打が得意なタイプです。

 

運動の軸は膝です。

 

クライマーでは

側体でキョンが得意なタイプです。

 

 

 

3の『下半身型』は

 

下半身の質量中心を機能させて

身体重心を使うタイプ

 

下半身がしっかりして

重心が低く足の捌きが上手くて

 

クライマーだと

緩傾斜が強いタイプです。

 

武術家では

腰を落としてセットプレーが強く

対戦相手を下から重心を持ち上げて

崩しながら攻撃するタイプです。

 

お相撲さんもこの動きを多用して

 

ボクサーではインファイターが多いです。

 

運動の軸は股関節で

正体クライマーが多いです。

 

以上

クライマーや武術家 ボクサー等を

私個人の考察で分類してみました。

 

上記の3つは

完全に分かれるタイプや

それぞれ混ざりながら

動きを作る事もあります。

 

 

身体重心と質量中心の観点から

大きく分けて3タイプで考察してみました。

 

皆様は

自分はどのタイプかな〜⁈

等と考えながら

合う

動きを追求してみて下さい。

 

少しでも

身体感覚の向上のお役に立てれば幸いです。

 

上記の事や治療まで

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

(膝・足関節障害イラスト引用)

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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