今回のテーマは
反対の腰も意識する
反対の腰を意識するとはどの様な事でしょうか?
私は左の股関節のポジションを模索する中で
昨年の投稿でも身体を矢状面に合わせる事をお伝えしました。
その延長で右の腰あたりのバランスも考慮すると
人間の身体は左右で拮抗しています。
例えば綱引きで左右拮抗して引っ張っている場合はバランスも良く右や左に引っ張られますと反対側は負けてしまいバランスを崩してしまいます。
その関係から両方がある程度拮抗して力が出せる状態が理想だと気付きました。
それは中心がある事を前提にしますが
その状態から歩く時も支持脚と遊脚の腰にも力が通っている事が理想で
何方かが強いとバランスを崩してしまいます。
(支持脚は軸足で遊脚は上がっている足です)
勿論、拮抗し過ぎると動け無くなりますから
重心を移動する程度は考慮した前提にはなります。
先ずは
その場で足を上げて軸足と上げている足の
両方の腰に力が入っている事を確認して頂きます。
片方だけ力が入っていると頭や身体が傾いてバランスを崩してしまいますのでお気を付けて下さい。
歩く時や片足立ちの時は
上げてただ遊ばせるだけで無く
足先まで意識されると転倒防止やバランスを整える効果がありますので是非取り入れて下さる事をオススメ致します。
爪先を上げて踵から着地すると爪先が地面と
接触せずに転倒予防になり踵の意識が高いと
腰までの繋がりが生まれます。
若い方でも疲れていたり年配の方でも
少しの段差がある場合は爪先がしっかりと
上がっていなければ転倒の危険があり
思わぬ怪我に繋がりますので
甘く見ずに爪先を上げて踵からを
意識して遊脚の腰を鍛えましょう。
踵を意識すると骨盤後傾気味になり
お腹にも力が入りやすく体幹周りも鍛えられて
厳密に言えば腸腰筋を効かせてて
腰を安定されるのが理想ですが
先ずは歩く時に踵からを気を付けられて下さい。
爪先の上がり難い方は前脛骨筋の筋力低下や
他の原因があるかもしれませんので
専門医の診断もオススメ致します。
如何ですか?
反対の腰も意識する
詳しい意識の行い方や腰の治療が必要な方々は
お気軽に治療院までご連絡下さい。
(若年者と高齢者における遊脚相の足関節角度の相違)
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282680549725824
治療院KAZU
院長 中井一欽