今回のテーマは
背中を入れる
何方かと言えばクライマーよりの情報になりますが
ビーストメーカーのトレーニングで
気付いた事がありました。
背中を入れると広背筋が効いてくる事です。
ビーストメーカーとはクライマーが指を鍛えるために使うトレーニング器具になり
一般的に
マシーン・トレーニングでラットマシンを引く際
背中を入れて広背筋を効かせる様子に似ていますが単純に胸椎を伸展させると言うより
胸郭の肋骨部分を前に押し出す感じです。
胸郭と言うのは胸や背中の肋骨の部分になり
特に今回は背中側を意識します。
肋骨は胸椎に付いていて伸展や回旋で動き
呼吸を行っている時に胸の辺りの上下動が
分かりますが
吸気と共に横隔膜が収縮して押し下げられ
肺が膨らみ胸椎が伸展して
肋骨が上がり胸郭が膨らみます。
そして呼気はその逆になります。
よって
胸郭は呼吸や動作に伴って肋骨を動かしていますのでスポーツや日常の動作でも意外と重要になります。
そして
以前から投稿しておりますが
私の身体は癖があり水平面で
若干右の回旋となり
左の胸郭を前に出すと
とても良い感じで広背筋が効いて
これは胸椎左回旋と伸展なります。
これは空手の型ナイファンチでも同じで
身体を前額面で揃える観点に似ており
今回はより背中のポジションに着目していて
特に左の肋骨と広背筋の接触面を意識しています。
先程上がった
ビーストメーカーにぶら下がる時に
指主導か背中かで
ベストなポジションを模索中ですが
今回は背中を意識した時に
単純に背中を反らすと言うよりも
広背筋を胸郭に押し付ける様に保持すると
指に力が安定して伝わり良い感じでした。
(胸郭運動を考慮した横隔膜の運動モデル)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mit/31/3/31_189/_pdf
皆様も様々な感覚で指トレを
されていらっしゃると思いますが
背中を意識される参考になりましたら幸いです。
詳しい背中の意識や
指、背中の治療が必要な方々は
お気軽に治療院までご連絡下さい。
治療院KAZU
院長 中井一欽