chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその154『クライミングにおける利き手とは⁈』交叉型抑制性神経細胞をもとに考察致します。懸垂や登りでの違いを含めて利き足からも紐解いて参ります。クライマーはもとより武術家・一般の方々も重心の捉え方の参考になりましたら幸いです。

今回のテーマは

ライミングにおける利き手とは⁈

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私の場合は利き手が左になります。

皆様おきましては右利きの方が多いと思いますが

今回は左をもとに考察致します。

 

自身では武術の構えもサウスポーで

毛筆は右ですが鍼は左で刺します。

 

ライミングでは左手が強いと思っていましたが

懸垂での引き手は右の方が強いです。

 

同じ引く力ですが不思議ですね。

 

 

その辺りを考察して参りたいと思います。

 

基本的に人は左手を使う時は重心を右に乗せて

左側が動きやすい様になり

 

懸垂では両手で引いているとは言え

重心のかかる右側に身体に傾きやすくなり

右の腹斜筋や広背筋と体幹の筋が効き

右手の方が引きやすい状態になります。

 

 

簡単に解説しますと

右手で重りを持つと支える時に

身体の傾きを右にして右側の筋肉が収縮し

左側がその反面で緊張が抑制され上がり

左手が使いやすくなります。

 

歩行でも歩く時に地面に設置した

足の反対側は上がりますね。

 

これは

交叉型抑制性神経細胞が

コントロールしています。

https://www.excells.orion.ac.jp/news/957

 

よって

私の場合は左利きですから右側に体重が

乗りやすく左手を使いやすくなります。

 

ライミングではその理論から言いますと

重心の乗りやすい右足を有利に使うためには⁈

 

右足を強く踏む

右のスネアを張り左足より下げる

等で色々なシーンに対応出来ます。

 

左ロック右足の強いスタンスだと右側に身体を

傾けられるので右手が出しやすく

 

逆に右ロック左足をサイファーで振って

左を出す場合も右側の身体の側屈を

上手く使えるので左手が使いやすくなります。

これは懸垂の要領に似てますね。

 

 

ライミングのムーブにおきましては

右のフットスタンスで左ロックは割と得意でして

右足で踏み込み身体を左に倒してややガストンで

引き付け右を出せるムーブは得意です。

 

逆に左足で踏み込み右引き付けは苦手で

右足を下げて一旦右側に重心を移動させてスネアが当てられると良い感じですからやはり右足の踏み込みの方が強い感じがします。

 

前回のカップリングモーションの右側屈左回旋が

効いている感じです。

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皆様も試しにその場で足踏みをして頂ければ

重心の乗りやすい足が分かる範囲思います。

 

片足で立った際に身体がフラつかずに

重心の動揺が少ない方が体重の乗りやすい足になりクライミングでは強い踏み足になります。

 

どうしてもクライミングでは手に

意識が行きがちですが強い踏み足から

組み立てるのも面白いですね。

 

 

ライミングにおける利き手から重心の乗り方

強い踏み足に展開しましたが足を基準に考えると

引き付けが強い手や出しやすい手などが

判明するかもしれませんので

一つの参考までになさると有り難いです。

 

如何ですか?

ライミングにおける利き手とは⁈

 

詳しい利き手のお話しや重心の事

腕の治療が必要な方々はお気軽に治療院まで

ご連絡下さい。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/course.htm