今回のテーマは『踵に重心を乗せる』
最近、足半を履いたり
刀禅のお稽古に参加させて頂き
踵に重心を乗せる意識を保っています。
踵に重心を乗せると身体の背面の感覚が繋がり
身体の軸が作りやすくなります。
踵に重心を乗せて
前に進もうとすると
身体が前傾しやすく
ついつい抜けてしまいがちですが
『抜背』をしたり身体の背面を意識すると
抜けにくくなります。
(抜背の解説は下記のブログになります)
http://chiryouin111.hatenablog.com/entry/2016/09/18/002702
逆に
後ろに進むと踵に重心が乗りやすく
身体の後ろの軸が安定して
抜けずに動きやすいです。
踵に重心を乗せる感覚は
クライミングでトウフックをかける行為に
似ています。
踵と言うとヒールフックを連想しますが
爪先が上がり踵が下がるので
踵重心になります。
逆に
クライミングでヒールを使う時に
足の裏で無くアキレス腱に近いヒールは
爪先重心になる事もあり
爪先を下げて踵を上げるので
カキ込みやヒールかけてホールドを
取りに行く時は爪先重心になります。
踵重心の方は爪先を上げる感じで
爪先重心の方は踵を上げると
身体をコントロールしやすいです。
それと
腰痛の方には後ろ向きに
歩いて下さいとお伝えする事もあります。
これは腰が伸びて
身体の軸が作りやすいからです。
格闘技をやられていた方々は
ご存知だと思うますが
これから御紹介するのは私の好きな3選手です。
アウトボクサーで重心を後ろにとっているので懐が深くパンチが当たりにくいです。
最近では那須川天心戦でお馴染みの
ボクシング史上最強のパウンドフォーパウンド
5階級制覇フロイド・メイウェザー・ジュニア
や
https://sports.yahoo.co.jp/m/column/detail/201708240001-spnavi(写真引用)
懐かしいのマンソンギブソン
シュートボクシングのチャンピオンですが
後ろ向きに何キロも走ると
インタビューに答えていました。
ちなみにリングネームは『黒い稲妻』です。
かなり変則的な選手でした。
https://kurinkurin.ti-da.net/e4537758.html(写真引用)
私も後ろ走りを
練習に取り入れていた時期があり
前に踏み込む時に軸がぶれにくくなりました。
そしてボクサー
https://matome.naver.jp/m/odai/2134563010054578001(写真引用)
バックステップの上手い選手は
攻防の切り返しや
踏み込むパンチやカウンターのキレが
凄まじく
身体の軸がぶれずに重心移動をしているからだと思います。
この様な選手達は、空間把握能力に長け
背面の感覚も高いと思います。
女性でもハイヒールの弊害で
爪先荷重が原因となり
腰痛に
その様な方は
踵に重心を乗せてみて下さい。
『踵に重心を乗せる』如何でしたか⁈
皆様のトレーニングや稽古の参考に
腰痛予防に少しでもなりましたら幸いです。
重心を乗せるお話しや
踵やお身体の治療が必要な方々は
お気軽にお問い合わせ下さい。
治療院KAZU
院長 中井一欽
03-5742-1414