今回のテーマは『足の裏のアーチを作る』
土踏まずから身体を立てて行きましょう。
先週に刀禅の稽古に参加させて頂き
小用先生から『足半』を頂きました。
足半は『あしなか』と言い
足の半分まででしかなく
この様な呼び方をしていて
鎌倉・室町時代の武士が好んで履き
足場の悪い戦いでも踏ん張れるのが特徴です。
足半を着用すると
指の摘みと土踏まずのアーチが形成され
踵に重心が乗ります。
その効果を少し厳密に言うと
足半を履くと
まず横アーチが形成されます。
(これは横アーチを作るリハビリです足半の形に似てますね)
足半は立方骨回外・中足骨の回外・内転を防ぎ
外反母趾予防にもなりますし
足の指を掴むと
横アーチ
外側縦アーチ
内側縦アーチが形成され
外側縦アーチの上昇により
足の要石の『立方骨』が持ち上がり
足の形状が安定します。
写真は
足裏のアーチの調整で立方骨を指で持ち上げていて
足半を履くと近い効果も期待出来ます。
立方骨は
リスフラン関節と
ショパール関節を繋ぐ重要な骨です。
足裏の構造を
厳密に診断しないといけない部分と
個人差もありますが
大まかには上記の様な効果が期待出来ます。
それと
足半を履いて気付いたのは
クライミングシューズを履いている感じに
似ています。
クライミングシューズより拘束感は無いですが
アーチを作るのと
指のカキコミのトレーニングになり
クライマーにもオススメだと思いました!
武術家の方には
足の指を意識して地面を掴む感覚を養う鍛錬にもなり
踵に重心が乗るので腰が安定します。
一般の方々にもオススメです。
現代では靴に慣れているので
扁平足も増え外反母趾も多く
履いている事で上記の症状の改善が
期待出来ます。
武術家の方は下記のブログも参考にして下さい。
http://chiryouin111.hatenablog.com/entry/2018/04/16/身体の使い方シリーズその15『足の指』重心移動
(うまく出ない場合は検索ワードに『足の指』と入れて下さい)
おまけに
以外と日常に便利なのは
足半を履いたままズボンの脱ぎ着が出来ます!!
そして足の裏からの
上向性運動連鎖は
足の裏から上がって来て全身に関連します。
身体全体にも影響を及ぼしますよ。
気になる方は『足半』を履き
足のアーチを作って『立方骨』を立てましょう!
如何でしたか『足半』で作るアーチのお話し
足の裏に問題があり
鍼灸やマッサージ 骨格調整が必要な方
詳しいアーチの説明等は
お気軽にお問い合わせ下さい。
(足部スポーツ障害治療の科学的基礎引用)
治療院KAZU
院長 中井一欽
03-5742-1414