今回のテーマは『重心を飛ばす』
身体を自由に扱う者にとって
重心の位置・移動・身体の重みを使うのは
大切な事です。
それを武術的な身体の動きや
クライミングに運用した動き
で解説致します。
武術では
相手に打撃や組み技で圧力をかける時は
身体の動き
重心の移動で力を加えます。
そのため重心が移動せずにその場で動いている時は
腰が入って無いや
体重が乗って無い等と言われます。
それには突きや蹴りを放った時の腰の位置や身体の位置で判断します。
先ずはその場で突いた場合
次は重心を前に移動させて突いた場合
両者の違いは
腰や身体の質量の中心が移動しているかです。
クライミングでも同じで
ホールドから次のホールドを掴みに行く場合は
重心の位置を移動させないで届く場合は
いいですが
明らかにそのままでは届かない場合は
重心を移動させないといけません。
身体を固めて重心を移動させずにホールドを掴みに行く場合
重心を飛ばしながらホールドを掴みに行く場合
身体の位置が違いますね。
上の写真は身体の位置は安定しますが
距離は出せません。
下の写真では身体が伸び上がり引き手はホールドを押した様な形になり
距離が広がります。
今回のテーマ『重心を飛ばす』如何でしたか?
身体の位置を変えるだけでパワーが増したり
リーチが伸びます。
一般の方々も
日常の暮らしの中で
手先だけで物を持つより
身体を近づけて
腰から動く事をオススメします。
もし突きや蹴りに力がのらない
遠いホームドを掴みにくい等の悩みがある方は
是非取り入れて下さい。
身体の使い方『重心の飛ばし方』が分からない方々は
お気軽にお問い合わせ下さい。
股関節を柔らかく使うと理想なので
鍼灸・マッサージ・骨格調整もオススメします。
治療院KAZU
院長 中井一欽
03-5742-1414