chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の機能seriesその2『足先の使い方』をバイオメカニクスにて解説致します。クライマー・武術家の足先の極意と一般の方々の足の浮腫みや軽い運動で扁平足予防にオススメです。

今回のテーマは

『足先の使い方』

ライミングで足先で乗り込む時

 

空手や格闘技の前蹴りを

出す時に

 

一般の方の足の浮腫み防止や軽い運動など

 

有効な使い方を

少し理論的に解説致します。

 

そのコツは

結論から言うと

『踵』を上げる事です。

 

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踵を上げるには同時に2つの関節が働きます

距腿関節と中足指節関節です。

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腓腹筋が縮み踵が上がり

 

距腿関節が回転して

 

その力を受けて

 

中足指節関節が伸びていきます。

 

 

バイオメカニクス

つま先立ちを考えると

 

踵が上がり

 

腓腹筋と距腿関節の

内的モーメント・アームA

 

中足指節関節の

外的モーメント・アームB

 

体重が

中足指節関節のすぐ後方に位置し

 

中足指節関節と体重の

外的モーメント・アームC

 

が発生して

 

下のイラストでも分かる様に

 

BはCに対してモーメント・アームが

3倍あります。

(モーメント・アーム=関節と力の最短距離)

(内的=内側に働く力・筋肉など)

(外的=外側に働く力・重量など)

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踵を上げるのは

力学的に理想的なテコになり

 

人が手押し車で

重い物を上げるのに似ています。

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上記のモーメントアームで考えると

 

腓腹筋が3対1の力学的優位であれば

つま先立ちには

体重の3分の1の力ですみます。

 

効率的ですね。

 

つま先立ちの時は踵を上げまましょう。

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前蹴りも踵を上げれば

自然と中足に力が入る強い蹴りが出せます。

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一般の方も踵を上げる事を意識しましょう。

腓腹筋は下半身の心臓(ポンプ)です。

足の浮腫み防止や運動不足解消になり

扁平足の予防にも効果的です。

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是非、お試しになって下さい。

 

如何でしたか⁈

 

踵を上げるメカニズムの

更に詳しい説明や

 

足首や足裏の怪我の治療が必要な方々は

鍼灸やマッサージ・骨格調整が

オススメですので

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

(筋骨格筋系のキネシオロジー引用)

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

http://www.kazu-1414.com/index.html