chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

ツボのお話しシリーズその1『労宮』を使って手のアーチを解説 クライマー 武術家 一般の方々にもオススメです!!

今回は『手のアーチ』のお話しを

鍼灸師の観点から『ツボ』を用いて解説致します。

 

以前に

身体の骨格シリーズその1でも

解剖学的に骨や靭帯の結合で

『横アーチと縦アーチを使うと理想です』と

お話ししました

(詳しくは骨格シリーズその1をご覧下さい)

http://chiryouin111.hatenablog.com/entry/2017/03/06/

 

今回に

取り上げるツボの名前は『労宮』

ろうきゅうと読みます。

 

労宮の位置は

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人様指と中指の手の平の骨の間で

ちょうど縦アーチの部分に辺ります。

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この上の写真の赤く印を付けたポイント

『労宮』を意識していきます。

 

このツボを紐解くと

労宮の

『労』は労働 『宮』は中央を意味し

手を使う際の中心の様な意味になり

大切なポイントと言う事が伝わって来ます。

 

ちなみにツボの効果は

ほてりや目眩、自律神経の調整や

 

心をリラックスさせる等です。

 

自身で指圧されたりお灸をすえても効果的です。

 

この『労宮』を

物を掴んだり

拳を握ったり

ホールドを持つ時等を意識しながら

アーチを作ると

非常に強い状態になります。

 

アーチの作り方は

 

労宮にうずらの卵を乗せて

それを割らない様に握るイメージです。

うずらの卵でも大き過ぎて

握り難いと感じる場合は

卵より小さい消しゴムを労宮に乗せて

握る感じでアーチを作ります。

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手の中に何か物が有るとガッチリ握り込めずに少し膨らむ感じになると思いますが

その膨らむ感じがアーチです。

 

一般の方で特に物を良く落とす事が多い時はアーチが崩れている場合がありますので

この握り方をすると

力まずに物が落とし難くなります。

 

武術家の方は拳を握り込まずに

少し空拳でアーチを作ると

脱力した良い突きが打てます。

私も現役の頃は実績して

試合も稽古もほぼ空拳でした。

 

クライマーでも

カチリ過ぎて関節を痛める方や

なんだか握りがしっくり来ない方々は

労宮を意識してアーチを潰さずに保持して下さい。

きっと指の負担も減り怪我が少なくなり

しっくりとした握りが手に入ると思います。

 

ボクサーや武術家で握力があまり強くなくても石の様に硬いナックルや重い突きを撃つ方々もおられ

クライマーでも握力があまり強くなくても

保持力がある方々もいらっしゃります。

 

この様な方々は

手のアーチがしっかりと出来ているのではないかと思います。

 

『労宮』を使ってアーチを作るのは

如何でしたでしょうか⁈

 

人間は手を使う事で脳や文明が発達したと言っても過言では無いと思います。

 

その大切な手のアーチを意識して

日常の生活や武術 クライミング

様々なシーンで役に立つと思い

ご紹介致しました。

 

また労宮を刺激して身体をリラックスする事もオススメします。

 

ツボや手のアーチ等

些細な事でもご質問が御座いましたら

治療院にお問い合わせ下さい。

 

(筋骨格筋系のキネシオロジー・臨床経穴図   写真引用)

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

http://www.kazu-1414.com/index.html