chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその1『沈肩墜肘』 クライミング 格闘技 各種なスポーツに有効な肩、肘の下げ方 による妙技

武術の妙技、沈肩墜肘(ちんけいついちゅう)

肩と肘を下げる動作です。

 

武術やスポーツでは

強いパンチが出せ

キック動作では重心が安定する

強い腕が作れ

肩甲骨が楽に動く

 丹田を意識しやすい。

 

ライミングでは

引き付けが強くなり

保持力を上げる

脇が締まり、ホールドが押さえ易い

引きつけた時に体幹が安定する

身体が軽く上がり重心移動し易い等

 

健康面では

肩こりになりにくく  首は楽に動かせます。

 肩甲骨周囲筋が緩む

 身体の中心から動かせるので

手足が楽に使える。

 

体操のトップ選手は皆、沈肩墜肘です

いかり肩の人はいません。

それ故に、身体のコントロールのし易いポジションです。

 

肩甲骨が肩甲胸郭関節と一致して重心が伝わり易い

肘肩甲胸郭関節の下制筋は、僧帽筋下部繊維・広背筋・小胸筋・鎖骨下筋によって行われる。

 f:id:chiryouin111:20160810171719j:image

広背筋は、上腕骨・肩甲骨を下方に引っ張り肩甲帯を下制する

下制筋によって発生する力は肩甲帯や上肢を介して下方へ伝えられる。

スプリングの様な物体を、下方に下げたりする。

 f:id:chiryouin111:20160810171740j:image

もしこの腕の下制が物体的にブロックされると、下制筋からの力は固定された肩甲骨や上腕骨に対して胸郭を挙上する

 f:id:chiryouin111:20160810171805j:image

ソファーに座った人が肘掛を両腕で押せば、お尻が持ち上がり身体が浮きます。

 

これが、腕を保持した状態で僧帽筋下部や広背筋を収縮されると固定した肩甲骨に向かって胸郭や骨盤を挙上させる働きになります。

 

様々なスポーツでも、肩甲骨を巧く使い広背筋を利かせるのは大切です。

是非、『沈肩墜肘』肩 肘を下げる動きを意識して下さい。

 

 (筋骨格系のキネシオロジー写真引用)

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

 http://www.kazu-1414.com/