今回のテーマは
『本当に力を入れる部分』
身体の力を抜く事で本当に力を入れる必要が
ある部分が見えて来ました。
身体の力を抜き移動する稽古をしていて
気付いた事があります。
移動する稽古は常に身体のバランスを崩して
動きます。
その為に身体の軸を保つのが難しく
崩れては整え崩れては整えの繰り返しの中
移動する事で溜まったエネルギーを
逃がさない様に技に繋ぎます。
動きと力が逃げない様にするのが
移動する稽古で難しいポイントですが
力を入れて身体をパッケージ化するより
力を抜き必要な部分だけを保つ方が
よりバランスも保て力も逃げづらい感覚が
掴めました。
力を抜いて動く事で
力が生まれる感覚とバランスを保つ感覚に
集中する事で身体が作れます。
脱力の大切さは理解していましたが
力を抜く事で本質的な力を出すコツを
改めて気付きました。
人間の身体は立つ動く等で力を抜いても
重力の影響を受けるので常に地面との
反発が生まれます。
その反発を使うには極力まで力を抜かないと
感じる事は出来ず
ただ脱力しても意味はありませんが
力を抜き反発するエネルギーを
コントロールして技に繋げれば
力を抜いて力を出す事が出来ると思いました。
それには何処か保たないとならない部位があり
それが私の言う本当に力を入れる部分にあたります。
如何ですか?
身体の力を抜く事で本当に力を入れる部分が見えて来る。
抽象的な解説で恐縮ですが
皆様の練功の参考になりましたら幸いです。
(脱力の妙録です)
https://core.ac.uk/download/pdf/147578938.pdf
詳しい解釈や身体の力を抜く施術が必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。
治療院KAZU
院長 中井一欽