今回のテーマは『足の付け根を考える』
一般的には足の付け根は股関節ですが
武術的にはもう少し上から生えていると言われ
身体の使い方も
歩く時に股関節を屈曲して歩く様にする場合と
もう少し上から屈曲して歩く場合では
身体の使い方が変わります。
股関節を曲げる腸腰筋(大腰筋)は
起始部1番上は第12胸椎椎体側面になり
胸に近い部分に付いていて
その事から
胸の下から曲げて行くイメージがやり易いかと思われます。
その
胸から曲げるを行うと
先ず変わるのは体幹部分
腰背部に
一体感が強く力が逃げ難くなります。
胸以外の
股関節から足を上げたり身体を曲げると
腰が反って腰痛になりやすく
股関節を屈筋させて腸腰筋を収縮させると
腰椎前弯が強くなり
腰椎前弯型の腰痛になりやすいと思われます。
よって屈曲部分を上に捉えて
骨盤後傾・腰椎後弯を意識しながら
胸から曲げて行くと
腸腰筋を収縮させながら
腰椎の前弯・骨盤前傾が防げて
腰痛予防にもなりますよ。
それは運動でも活かせて
武術的な動きでも足運びは
私の意識で恐縮ですが
大胸筋の下くらいから動かすと
丁度、腰の辺りに(腎兪より少し上くらい)
圧をかけられて
体幹が安定する感じがします。
身体の前面、鳩尾の横に
『不容』と言うツボがありますが
その辺りから身体を曲げて足を出す
イメージで
行うと広背筋が効いて体幹を包んでくれる
感じがします。
よってクライマーにもオススメですし
背中を使う感覚が生まれますよ。
蹴りに関しても
股関節の位置が変わると(意識の上ですが)
高い蹴りも出しやすく
身体の軸が崩れ難いです。
身体の使い方は意識を変えるだけでも
随分と違いますね。
如何でしたか⁈
足の付け根を考える
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