chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその17『体幹』を鍛える。『ドローイン』『ブリーチング』の違いを考察。武術やクライミングでは何方が適切か⁈を考察。そして腰痛予防にもオススメです。

今回のテーマは『体幹』です。

 

体幹を鍛えると

どの様なメリットがあるのでしょうか⁈

 

体幹レーニング』と言うキーワードは良く聞きますが

 

私なりに

体幹の重要性を考察して行きたいと思います。

 

スポーツでは

上半身と下半身を自由に動かして行くと

関節可動域の低い腹部に

負担がかかり腰痛を発祥する事があります。

 

それを予防する為や

競技の質の向上に

体幹レーニングが必要なります。

 

 

体幹レーニングは2つの考え方があって

 

『ドローイン』

『ブリーチング』

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(左がドローインで右がブリーチングです)

 

先ずは

❶ドローイン

お腹を引っ込めて

腹横筋を収縮させながら

腹直筋を緩める『ドローイング』

と言う方法があります。

お腹を引っ込めて腹圧を高める方法です。

 

近年割と注目されているやり方で

これは、腰痛予防にも良いですし

腰椎の安定性も上がります。

 

腹横筋が収縮して体幹は固定されながら

胸椎と肩甲骨 股関節が動かせるので

お腹がクシャッとなって猫背になり

腰の痛む方はこちらをお試し下さい。

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(左が普通の状態で右がドローインしていると腹横筋が働いているのが分かります)

 

 

もう一つの対象的なやり方

 

❷『ブリーチング』

お腹を膨らませて腹圧をかけます。

腹直筋 腹斜筋 腹横筋 多裂筋

脊柱起立筋 広背筋等

大きな筋肉を動員して胸椎と腰椎を

一体にします。

軸圧方向の強度が上がり脊柱が安定します。

 

 

 

どちらも、体幹の安定性は高まりますが

行うスポーツや

武術、クライミング

その方の身体の体質

では向き不向きがあると思います。

 

私はクライミングを行うにあたって

両方試しましたが

ドローイングの方が適していると思いました。

 

お腹をへこませて壁に張り付いた方が

肩甲骨や股関節の動き

腸腰筋が使いやすいです。

 

 

以前に修行していた極真空手

ブリーチングが適していると思います。

お腹をへこませてパンチを受けると

内臓にもダメージがあり

お腹を膨らませた方が

相手の向かって来る衝撃にも耐えられます。

 

それに

パンチを撃つ時のインパクトを作る際に

呼吸法を使いますが(爆発呼吸と言います)

お腹を膨らませ圧をかけてた方が

強い突きが撃てます。

 

お腹周りの筋肉が硬くなり痛む腰痛の方や

コンタクトスポーツ

呼吸法や肺活量を有する運動には

ブリーチングが向いていると思います。

 

結論として

上半身と下半身を自由に使うなら

『ドローイン』

 

より強度の高い体幹固定を求めるなら

『ブリーチング』

 

が適切だと思われます。

 

皆様も行なっているスポーツ

ライミング

武術で

お試し下さい。

腰痛の方もおススメですよ!

 

もし詳しくやり方や説明が必要な方は

お気軽に治療院にお問い合わせ下さい。

 

皆さまのスポーツライフや健康のお役に立てれば幸いです。

 

(スポーツ医学 スポーツ障害理学療法ガイド引用)

治療院KAZU

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 03-5742-1414   

院長 中井一欽