クライミングにおいて
『引き手優位』
か
『出し手優位』
か
『身体を縮めて』ムーブを起こす
か
『伸ばして』ムーブを起こすか?
身体の使い方の違うタイプを
足の裏の重心位置で考察します。
今回は
廣戸聡一さんの
4スタンス理論をもとに検証して行きます。
廣戸さんと言えば私の世代で
格闘技をやっていた人なら
御存知かも知れませんが
パンクラスのトレーナーをやっていた方です。
うちに来られている方から
4スタンス理論を
クライミングに活かせないでしょうか⁈
と御質問を頂き
私なりに考えてみました。
先ずは 4スタンス理論の考えですが
足の裏にあるポジションの
何処を使っているかで
身体の軸が決まると言う考察です。
細かく分類すると4タイプで
その組み合わせ方で
身体の使い方が変わります。
いくつかタイプがある中の
AタイプとBタイプに分けると
Aタイプは土踏まずの『爪先寄り』
に重心をかけて
Bタイプは土踏まずの『踵寄り』
に重心をかけます。
その違いは
Aタイプは身体を『伸び上がり』
ながら力を出し
Bタイプは身体を『縮ませ』
ながら力を出します。
これをクライミングに当てはめて考えみますと
『身体を縮めて』ムーブを起こすタイプと
『身体を伸ばして』ムーブを起こすタイプに分けられます。
Aタイプは伸び上がる手の方に軸を作るので
クライミングでは出し手優位に
Bタイプには縮める手に軸を作るので
引き手優位になります。
重心が
『爪先側』に乗るか
『踵側』に乗るかで変わって来ますね。
皆さまは何方でしょうか?
先天的なタイプの違いにより
得意な動きがあるそうです。
こちらの理論の詳しい内容は
『4スタンス理論バイブル』をお読み下さい。
私もこの本の写真を引用させて頂きました。
さて
今回は4スタンス理論をクライミングに当てはめて考えてみましたが如何でしたか?
次回は指の
カチのタイプ
オープンのタイプを考察してみます。
このテーマでの詳しいご質問や
身体の使い方等は
当院までご連絡下さい。
皆様のパフォーマンス向上に
繋がれば幸いです。
治療院KAZU
院長 中井一欽
http://www.kazu-1414.com/index.html