今回のテーマは
『足裏の感覚』です。
皆さんは
足の裏を意識してますか⁈
昔の剣術道場では
道場破りが来た時に
草鞋や下駄の
底がバランス悪く摩耗している者は
弟子が立会い
(身体バランスに偏りがあり達人では無い)
底の減り具合が均等な者は
先生が立会ったそうです。
(身体バランスが良く達人の可能性のある)
履物の底から
しっかりとアーチに
乗れていると偏りが無く
身体感覚が高いと
見抜いていたのですね!
足裏の感覚とは
アーチと足関節の位置に左右され
人間の身体を建物に例えると
土台が傾けば全体に影響が出ます
この前の講座でもお話しさせて頂いたのですが
立禅の時に足底を
意識するとお伝えしました。
身体の力を抜いて脱力するには足裏の感覚が大切です。
足には土踏があり
そこをアーチと言います
細かく分類すると
❶外側縦アーチ
❷内外縦アーチ
❸横アーチ
からなります。
感覚を鍛えるには
その三点のアーチを均等に
体重がかかる様に意識して
立ちます。
なるべく硬い靴か裸足で行い
足の裏が地面に吸い付く様な感覚を養って下さい。
*特殊な履物で鍛える場合は
足半(あしなか)や一本歯下駄が
バランスを鍛える際にオススメです。
陸上でも最近はフラット接地と言って
足の裏全体で着地するスタイルが定番になりつつあり
為末さんが有名で
桐生選手もそうです。
メリットは
故障が少なく筋力に安定して力が伝わる等です。
『先ず立つ所から始めましょう』
特にやり方は自由なのですが
私の意識している方法は
地球が
小さなバランスボールになり
その上に立っているつもりで
足の裏を意識し
そこから
足関節を真っ直ぐに乗せて
膝 股関節 腰と緩めて行きます。
最初から色々は難しいので
足の裏を意識すると感覚が広がって行きます。
少しずつトライして下さい。
身体感覚の向上に繋がりますよ。
やり方や感覚のアドバイスが必要な方は治療院の方へ
お気軽にお問い合わせ下さい。
(足と足関節の痛み 医歯薬出版社イラスト引用)
治療院KAZU
院長 中井一欽
http://www.kazu-1414.com/index.html