chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズその13 『三戦立ち 』『騎馬立ち』を元にクライマー武術家の身体の使い方を考察 『正体』『キョン』のムーブをアドバイス 重心の高低の調整にオススメです‼︎

今回は

空手の立ち方で

『三戦立ち』

『騎馬立ち』

 

その立ち方を元に

 

武術やクライミングにおける

動きを考察を致します。

f:id:chiryouin111:20180312190524j:image

 

解剖学的に

人間の身体を

運動軸で捉えた場合

 

1垂直軸

2前額・水平軸

3矢状・水平軸

に定義され

 

運動面で捉えた時は

 

1矢状面

2前額面

3水平面

です。

f:id:chiryouin111:20180312154846j:image

その中で

今回 

『三戦立ち』では

垂直軸

『騎馬立ち』では

矢状・水平軸 と

前額面

を用いて解説致します。

 

 

空手の立ち方に

『前屈立ち』や

『後屈立ち』もありますが

 

こちらは重心を前後に移動させるので

ライミングには不向きだと思い

今回のテーマから外させて

頂きました。

 

この二つは

武術やコンタクトスポーツに有効ですので

機会が御座いましたら解説致します。

 

 

 

❶三戦(サンチン)立ち

f:id:chiryouin111:20180312115415j:image

こちらは

背骨を使う『垂直軸』です。

 

サンチン立ちは身体の中心軸で動き

背骨を中心に

膝を内側に捻り

 

身体を右回り 左回りに回転させて

力を出します。

 

身体の動きがコンパクトに使えて

連続動作や

小さなスペースの攻撃にも対応出来ます。

 

武術では

両足が内側に絞れているので

足場の悪い所からの攻防に適して

重心の高めの方にこのタイプが多いです。

 

 

ライミングでは

足をしっかりスタンスで張れると

身体の軸を中心に保ち

膝を内側に捻りながらホールドを引き付け

ムーブが起こせます。

 

主に『キョン

が得意な方はこの様なの身体の使い方をしているので

 

私は勝手に『三戦型』と定義しています。

 

キョン』の得意な方は

正体ムーブが苦手な場合が多いですね。

 

 

次に

 

 

❷騎馬立ち

f:id:chiryouin111:20180312115337j:image

股関節を中心に

身体の傾きや左右の足に

重心を『前額面』で移動したり

身体を傾けて『矢状・水平軸』で動きます。

 

腰を落として

重心が安定するので崩れ難く

相撲やコンタクトスポーツ等で

相手と接触した時に力を発揮します。

 

武術では

重心が低く

下から潜り混む動きで

ボディの突きが強くなり

 

組み技では

より腰の低い方が力を発揮します。

 

構えた時に

重心の低い方にこのタイプは多いです。

 

 

ライミングでは

両足でフットホールドを踏んだ時に

腰が落ちているので

足場がしっかりと踏め

悪いスタンスでも

安定して重心の移動が出来ます。

 

股関節 膝関節 足関節

が開き緩んでいるので

体重の移動が

素早く行える利点があります。

 

武術では

身体の傾きで

ハイキックを出せたり

重心を軸足に移しやすいので

腰の入った重い蹴りが出せます。

 

ライミングでは

トラバースや正体での

身体を傾けての引き付け

ヒールフック

ハイステップ等

 

正体の得意なクライマーには

騎馬立ちの動きの要素が生かされてています。

 

前額面での重心移動や

矢状・水平軸での傾きでムーブを起こす

 

こちらも勝手に『騎馬立ち』タイプと呼んでいます。

 

『正体』ムーブが得意な方はキョンが苦手な場合が多いです。

 

武術では

腰の高い方

低い方

 

ライミングでは

キョンが苦手な方

正体が苦手な方

 

 

得意不得意は

『運動軸』や『運動面』の違いだと思います。

 

苦手克服には

この『アタリ』を意識してみては如何でしょうか⁈

 

 

 

空手の立ち方である

『三戦立ち』と

『騎馬立ち』を

武術やクライミングにおける動きで

考察しみました。

 

また参考になる情報が御座いましたら

御紹介させて頂きます。

 

詳しい御説明や立ち方の御質問は

治療院にお越し頂ければ お話し致します。

 

少しでも

皆様の武術やクライミングライフの

参考になりましたら幸いです。

 

『肩関節拘縮の評価と運動療法』イラスト引用

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

http://www.kazu-1414.com/index.html