chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

心の使い方シリーズその1メンタルトレーニングの参考になる本『葉隠』『五輪書』『必死の力・必死の心』『メンタルタフネス』等を紹介

最近は、認知行動療法や心理学の勉強をしていて

メンタルの重要性を再認識しています。

 

今回は 治療や身体のお話しでは無く

メンタルのお話です。

 

空手の選手の頃に

読んだ本で参考になった物をご紹介したいと思います。

 

最近ではメンタルトレーニングは一般的になりましたが

私が選手の頃は、まだ根性論が一般的でした。

誰でも大事な場面や試合直前は緊張すると思います。

勝ちたい思いが強かったり周囲の期待が高かったり…

その時、平常心でモチベーションを上げる為に

心も鍛える必要があると考え哲学書や古典の名著を読み漁りました。

 

その中でオススメを紹介致します。

少し男性目線ですがご理解下さい。

 

 

古典で良い本はこちら。

江戸時代中期に書かれ佐賀藩の武士の教科書だった  

山本常朝著の『葉隠

名文句に【武士道とは死ぬ事を見つけたり】

このフレーズから連想されるイメージとは別に

決して死を美化した本はでは無く

むしろ処世術の本で武家社会を生き抜くマニュアル本ではないかと思います。

近年は、ビジネス書としても引用されています。

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そして外せないのが

かの剣豪、宮本武蔵の書いた永遠の名著『五輪書

 晩年辿り着いた熊本県金峰山 霊厳洞で書かれたと言われています。

内容は

【地】【水】【火】【風】【空】5つのセクションに分かれて書かれてあり

私は(水の巻)と(空の巻)が好きです。

 戦術的な事から心構え 剣の奥義まで

実戦の細かな描写も面白いです。

 

とても奥が深くどのセクションから読んでも為になります。

ゆっくりと時間をかけて熟読する兵法の指南書です。

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そして

極真の大先輩であられる鬼の黒崎と異名を持つ

黒崎健時先生の『必死の力・必死の心』

 

タイのラジャダムナンスタジアムで

日本人初のムエタイ(キックボクシング)チャンピオン藤原敏夫さんを育てた方です。

鬼の様なトレーニングを自身も行い

弟子にも強いる事で有名でした。

 

 オランダ格闘技界のパイオニアでもあり

黒崎先生からすると

ピーター・アーツやアーネスト・ホースは孫弟子に当たります。

 

本の内容は

極限まで追い込んで『火事場の馬鹿力』を発揮する様な事が書いてありまさに極真スピリッツ。

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ちょっとエピソードが凄すぎましたが…

こちらも精神力強化や内面を磨く事に非常に役に立ちました。

 

 

私が手にしたのは20年以上前になりますが

近年メンタルトレーニングの走りになった

ジェイムズ・E・レイヤー著の

『スポーツマンのためのメンタルタフネス』です。

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著者は元テニスプレイヤーで世界的に活躍し

引退後は、ナブラ・チロワのコーチ等を経て

メンタルトレーニングのプログラムを作りました。

 

 自分を客観視してメンタルを2分類し

リアセルフ【本当の自分】

パフォーマスキル【演じるべき自分】等

タフになる為にはどうするか⁈

ストレスの管理や感情面やフィジカル面

にも触れています。

 

私は当時読んでいて とても理解しやすく

競技をする上での心の強化に役立ちました。

 

最近は企業向けの著者を出しています。

 

私は上記の本等を元に

空手の稽古や指導における

メンタル強化やコーチングを行なって来ました。

 

この経験は治療を行う上で

カウンセリングの一貫で今でも役に立っています。

 

 長くなりましたが

未だ未だ面白い本もあり

後一冊ご紹介したい物が御座いますが

また次回に機会を設けたいと思います。

 

少しでも

ライミングの大会・コンペ

武術、空手の試合等の

競技に取り組む方や

 

外岩・ジムのグレード更新

武術、空手のレベルアップ等の目的達成の

心理的アプローチの参考になれば幸いです。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

http://www.kazu-1414.com/