chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

クライミングを4スタンス理論で考察貴方は『引き手優位』のタイプか『出し手優位』のタイプか『身体を縮める』タイプか『身体を伸ばす』タイプか⁈クライマー必見です‼︎

ライミングにおいて

『引き手優位』

『出し手優位』

『身体を縮めて』ムーブを起こす

 

『伸ばして』ムーブを起こすか?

 

身体の使い方の違うタイプを

足の裏の重心位置で考察します。

 

今回は

廣戸聡一さんの

4スタンス理論をもとに検証して行きます。

 

廣戸さんと言えば私の世代で

格闘技をやっていた人なら

 

御存知かも知れませんが

パンクラスのトレーナーをやっていた方です。

 

うちに来られている方から

4スタンス理論を

ライミングに活かせないでしょうか⁈

と御質問を頂き

私なりに考えてみました。

 

先ずは 4スタンス理論の考えですが

足の裏にあるポジションの

何処を使っているかで

身体の軸が決まると言う考察です。

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細かく分類すると4タイプで

その組み合わせ方で

身体の使い方が変わります。

 

いくつかタイプがある中の

AタイプとBタイプに分けると

 

Aタイプは土踏まずの『爪先寄り』

に重心をかけて

 

Bタイプは土踏まずの『踵寄り』

に重心をかけます。

 

その違いは

Aタイプは身体を『伸び上がり』

ながら力を出し

 

Bタイプは身体を『縮ませ』

ながら力を出します。

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これをクライミングに当てはめて考えみますと

 

『身体を縮めて』ムーブを起こすタイプと

 

『身体を伸ばして』ムーブを起こすタイプに分けられます。

 

Aタイプは伸び上がる手の方に軸を作るので

ライミングでは出し手優位に

 

Bタイプには縮める手に軸を作るので

引き手優位になります。

 

重心が

『爪先側』に乗るか

『踵側』に乗るかで変わって来ますね。

 

皆さまは何方でしょうか?

 

先天的なタイプの違いにより

得意な動きがあるそうです。

 

こちらの理論の詳しい内容は

『4スタンス理論バイブル』をお読み下さい。

私もこの本の写真を引用させて頂きました。

 

さて

今回は4スタンス理論をクライミングに当てはめて考えてみましたが如何でしたか?

 

次回は指の

カチのタイプ

オープンのタイプを考察してみます。

 

このテーマでの詳しいご質問や

身体の使い方等は

当院までご連絡下さい。

皆様のパフォーマンス向上に

繋がれば幸いです。

 

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

http://www.kazu-1414.com/index.html

 

 

 

 

身体のポジショニングシリーズその1『肩の位置』左右の肩の高さが違う方 クライマーで左右の引き付けに差がある方 武道家やスポーツで半身を切る事で腰痛を抱える方々等に有効です‼︎

今回のお題は『肩の位置』

です。

よく写真を撮ると左右で肩の高さが異なったり

洋服の袖の位置が違ったりしませんか?

 

様々な理由がありますが

肩甲骨のポジションで御説明したいと思います。

 

肩甲骨は、胸郭と言って肋骨の上に乗っかり

滑る事で動きます。

 

その為に以外と左右の位置が変わり均等でない事が多々あり

身体の使い方や癖でそうなる事が多いですね。

 

先ず肩の高さを比べる時は肩峰の場所を見て比べます。

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実際に肩甲骨でお見せ出来ない変わりに

ハンガーで御説明致します。

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(平行な肩甲骨の位置です)

 

その位置が左右で違うと

右肩峰が上がると

左の肩峰が下がる

となります(その逆もあります)

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(右肩が上がらり左肩が下がっています)

 

例えるなら

クライマーで左の引き付けが強く右手が出しやすいタイプです。

 

改善策とすれば、右の肘を右の腰に近づけて下さい。

 

それでも改善しない場合は

鳩尾(背骨で言うと胸椎12番か腰椎1番辺り)を

引き付けの弱い右側の股関節に近づけます。

 

右側に重心が移動して軸が作りやすいです。

 

 

右の引き付けが弱い方はその逆を行なって下さい。

 

改善しやすいと思いますよ。

 

クライマーでない一般の方も同じ方法で改善出来ます!

お試し下さい。

 

次に上から見た場合

肩甲骨が前後に移動して位置が違う時は

 

これは私を含め

空手や身体の使い方が半身と言って

斜めに構える姿勢を多く取る方に多いです。

 

肩甲骨を上から見た場合

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平行に並んでいます。

 

これが右肩甲骨が前

左肩甲骨が後ろに移動した場合

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(肩甲骨をハンガーに見たてています)

右肩が前に出て左肩が後ろに引けています。

これは前後の捻れです。

 

これを改善する場所は

体幹から捻れている場合が多いので

右肩が前

左肩が後ろの場所は

 

少し膝を曲げた状態から

右腰を後ろ

左腰を前に移動させた状態から

ゆっくり膝を伸ばして下さい。

自然と肩の位置も矯正されます。

(これはあくまでも一例で他の原因もあります)

 

武術家に多い腰痛

左右非対称の構えのスポーツや

仕事をされている方々には有効です。

是非、お試し下さい。

 

今回は、肩の位置が左右で違う場合や

前後で違うケースをご紹介しました。

 

筋トレで懸垂や腕立て伏せの様に

割と左右均等に動くケースでは

歪みは少ないかもしれませんが

 

実際のスポーツや武術

仕事 日常の動き等は

左右が逆に動くケースが多いです。

 

バランスが崩れやすいので

調整をしながら身体の使い方を

怪我無く安全に行なって下さい。

 

ご質問や

やり方が分からない方は

お気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

(筋骨格系のキネシオロジーイラスト引用)

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

http://www.kazu-1414.com/index.html

 

 

身体の感覚シリーズその1『腰を意識する』内観して身体のイメージを高める方法をご説明します。腰痛の緩和や重心位置をコントロールしたい方にオススメです!

今回のテーマは『'腰』を意識する

 

先ずは

お腹の力を緩めて

腰の骨を一個ずつ立てて行く

イメージをして下さい。

 

次に

腰の骨には大腰筋がくっ付いて

大腿骨まで繋がっています。

 

その張力のバランスが悪いと

腰痛になったり

 

パフォーマンスが悪くなったりします。

 

テントのローブの様に均等に張らないと

バランスが崩れてしまいます。

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★腰の骨と腸腰筋を意識しましょう!

 

他に

腹筋やアウターマッスルを鍛え過ぎて固くなると

身体のコアが意識し難いくくなるので

 

時にお腹周りを緩めて

腰椎を意識し

 

そこから大腰筋のバランスを整えて

真っ直ぐ立ちましょう。

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これらは武道では『感覚修練』と言われ

自分の内側を内観するトレーニングです。

 

少し親しみが無いかもしれませんが

やって行くと意識が徐々に高くなって来ます。

 

通勤時間で電車に立っている時や

歩行中

トレーニングの前など

 

是非

行ってみて下さい。

色々と『気付き』があるかもしれません。

 

詳しい説明が必要な方や

腰痛でお悩みの方は

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

(姿勢と動きの『なぜ』がわかる本 イラスト引用)

治療院KAZU

院長 中井一欽

http://www.kazu-1414.com/index.html

 

怪我の予防シリーズその1『手首の痛み』クライマーや体操選手に多いTFCCの解剖学的解説とその予防方法を考察します。手首に痛みを抱えてる方々は必見です‼︎

今回はクライマーに多い

『手首の痛み』

その中でTFCCの名前が上がりますが

解剖学的な説明と

その予防方法を考えて行きたいと思います。

 

❶まずTFCCの存在する関節

 

尺骨手根関節

三角骨と月状骨と尺骨で形成されます。

近位手根骨と尺骨の間に三角繊維軟骨複合体(TFCC)があります。

通常は尺骨と橈骨の長さは同じですが

加齢や外傷等で尺骨が長くなり

TFCCの損傷や軟骨の欠損も起こります。

 

掌背側遠位橈尺靭帯 尺側側副靭帯 メニスクス類似体 関節円板 尺側手根伸筋腱腱滑走床

を総称してTFCCと呼ばれています。

 

橈骨と尺骨形状突起

月杖骨 三角骨とを繋ぎ

 

前腕の回内回外運動を安定させて

 TFCCが正常だと手関節圧を40%軽減出来ます。

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❷TFCCは手首のクッションの様な物で過剰に使ったり負荷がかかると痛みますし

 

特にクライミングを行なっていない方も、年齢と共に傷む方もいらっしゃいます。

 

それでは

その予防方法を考えて行きたいと思います。

 

 

テーピングもその一つですし

手首のストレッチもそうですね。

 

肩の関節の柔軟性も手首に影響します。

 

肩の外旋を意識すると手首の回外時の痛みも軽減され

肩の内旋を意識すると手首の回内も軽減されます。

 

 

手首を回す動き

回内 回外の動きがどちらに制限があるかで

予防方法も変わります。

 

回内制限がある場合(手首が内側に入り難い場合)

ピンチ ガストン等で傷む場合

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尺側手根伸筋を鍛えます。

(小指側 前腕表の筋肉)

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回外制限がある場合(手首が外側に入り難い場合)

アンダー  スローパーで傷む場合

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尺側手根屈筋を鍛えます。

(薬指 小指の握りを強くします)

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TFCCと診断され痛みがひどい時は無理しないのが一番ですが

 

少し負荷がかけられる様になったら

上記の予防方法を行なったり

 

ぶら下がった際の手首の位置を見て

動きの制限や

弱い筋肉があれば

意識的に鍛えて下さい。

 

今後の再発を防ぐポジションが見つかると思いますよ。

皆さまのクライミングライフに少しでもお役に立てれば幸いです。

 

もし詳しく内容が知りたい方や

質問が御座いましたら

お気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

(スポーツ医学 スポーツ障害理学療法ガイド写真引用)

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

http://www.kazu-1414.com/index.html

 

 

 

 

 

身体の使い方シリーズその15『足の指』重心移動やすり足に大切な足の指を考察します。山嵐の使い手 西郷四郎さんも足の指の達人だった⁈クライマーで足の切れやすい方 体幹の張りにくい方にも必見です‼︎

前回は

『足の裏の感覚』の

お話をさせて頂きました。

そこで御説明 致しました

『フラットに接地』を

思い出しながらお読み下さい。

 

今回は『足の指』

武術や日本舞踊などは『すり足』と言って

足の裏が地面を する様に歩きます。

 

これには重心の上下動が少なく

身体が安定して美しい所作が出来るからです。

 

このすり足を行うには

足の指が大切です。

 

例えば

柔道でも『タコ足』と言って

畳を足指でしっかり掴む極意があり

 

姿三四郎のモデルになった西郷四郎さんの

得意技『山嵐』もその足が活かされています。

 

その様に

足の指を屈曲させて地面を掴む事で

足首

股関節

が曲げ易くなり

 

重心の上下動が少なく

すり足が行いやすいですし

重心も安定して

腰も重くなります。

柔道では投げやすく

投げられにくい身体です。

 

 

他の武術では

 

空手の移動稽古でも

指で地面を掴んで移動します。

 

初心者のうちは

足が動いてしまったりしますが

意識すると地面を掴める用になります。

 

足が動くと予備動作と言って

相手から動く事が見抜かれるので

足先まで意識します。

 

ボクシングでは

『テレフォンパンチ』と言って

拳や肩の予備動作で

出すパンチが分かってしまう事もあり

身体の動きは

癖も含めて細部まで

コントロールした方が

戦いの場面では有利に進みます。

 

空手の場合も地面をしっかり掴めていれば

強い突きや蹴りが出せます。

 

対人の競技では無くても

身体能力を高めるために

足の指は重要で

 

その

鍛錬方法は

 

足の指を意識する

草鞋や下駄などを履くと

鼻緒を握るのでの

感覚が養いやすいですね。

f:id:chiryouin111:20180402152120j:image(これは私が使っている鉄下駄です)

 

上記の履物がない場合は

タオルを地面に敷いて

足の指で手繰り寄せる

トレーニングもありますし

 

空手では足技で

足刀

足尖

中足 など

足の指を意識した足型を作り

 

その要領で

足指ジャンケンを行なえば

鍛えられるかもしれませんね。

 

 

ライミング

シューズの剛性が強いので

足の指は固定されますが

足指でカチる動作など

特に指を意識すると

踏み足が負けずに

 

足首

股関節

の連動に繋がると思いますよ。

 

海外では

裸足で登るクライマーもいますが

岩に皮膚が負けなければ

足の感覚は最高に良いと思います。

 

他に

ライミングの話しでは

 

足が切れやすい方 

 

体幹が張りにくい方は

 

足の指

特に親指と人差し指を意識して

鼻緒を握るつもりで掻き込んで下さい。

足が残りやすいですし

足の指からの連動で

下半身

体幹

上半身

そして

指と力が繋がります。

 

 

以上

上記の理由で

 

足の指がしっかりと地面を掴めていると

足裏全体に重心が分散され

足の裏のアーチがしっかりと形成されます。

 

扁平足の方は

特に足の指を意識しましょう。

 

靴を履いていたり

鼻緒を掴む動作が無いと

 

感覚が退化します。

 

時には裸足で芝生の上を歩いたり

『足の指』を意識して

身体動作を磨いて下さい。

 

詳しい使い方や

御説明が必要でしたら

お気軽に治療院にお問い合わせ下さい。

 

皆様の身体能力の開発に貢献出来れば幸いです。

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

 

http://www.kazu-1414.com/index.html

 

 

 

 

身体の使い方シリーズその14『足の裏』の感覚を鍛えるには⁈剣術の道場も用いた履物診断から学ぶ 足のアーチを意識する 怪我の予防 脱力 身体感覚の向上にオススメです‼︎

今回のテーマは

『足裏の感覚』です。

 

皆さんは

足の裏を意識してますか⁈

 

昔の剣術道場では

 

道場破りが来た時に

草鞋や下駄の

底がバランス悪く摩耗している者は

弟子が立会い

(身体バランスに偏りがあり達人では無い)

 

底の減り具合が均等な者は

先生が立会ったそうです。

(身体バランスが良く達人の可能性のある)

 

履物の底から

しっかりとアーチに

乗れていると偏りが無く

身体感覚が高いと

見抜いていたのですね!

 

 

足裏の感覚とは

アーチと足関節の位置に左右され

人間の身体を建物に例えると

土台が傾けば全体に影響が出ます

 

この前の講座でもお話しさせて頂いたのですが

立禅の時に足底を

意識するとお伝えしました。

 

身体の力を抜いて脱力するには足裏の感覚が大切です。

 

足には土踏があり

そこをアーチと言います

細かく分類すると

 

 

❶外側縦アーチ

❷内外縦アーチ

❸横アーチ

からなります。

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感覚を鍛えるには

その三点のアーチを均等に

体重がかかる様に意識して

立ちます。

 

なるべく硬い靴か裸足で行い

足の裏が地面に吸い付く様な感覚を養って下さい。

 

*特殊な履物で鍛える場合は

足半(あしなか)や一本歯下駄が

バランスを鍛える際にオススメです。

 

 

陸上でも最近はフラット接地と言って

足の裏全体で着地するスタイルが定番になりつつあり

為末さんが有名で

桐生選手もそうです。

 

 

メリットは

故障が少なく筋力に安定して力が伝わる等です。

 

 

 

『先ず立つ所から始めましょう』

 

特にやり方は自由なのですが

私の意識している方法は

 

地球が

小さなバランスボールになり

その上に立っているつもりで

足の裏を意識し

 

そこから

足関節を真っ直ぐに乗せて

膝 股関節 腰と緩めて行きます。

 

最初から色々は難しいので

足の裏を意識すると感覚が広がって行きます。

 

少しずつトライして下さい。

身体感覚の向上に繋がりますよ。

 

やり方や感覚のアドバイスが必要な方は治療院の方へ

お気軽にお問い合わせ下さい。

 

(足と足関節の痛み 医歯薬出版社イラスト引用)

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

http://www.kazu-1414.com/index.html

 

 

 

 

身体の使い方シリーズその13 『三戦立ち 』『騎馬立ち』を元にクライマー武術家の身体の使い方を考察 『正体』『キョン』のムーブをアドバイス 重心の高低の調整にオススメです‼︎

今回は

空手の立ち方で

『三戦立ち』

『騎馬立ち』

 

その立ち方を元に

 

武術やクライミングにおける

動きを考察を致します。

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解剖学的に

人間の身体を

運動軸で捉えた場合

 

1垂直軸

2前額・水平軸

3矢状・水平軸

に定義され

 

運動面で捉えた時は

 

1矢状面

2前額面

3水平面

です。

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その中で

今回 

『三戦立ち』では

垂直軸

『騎馬立ち』では

矢状・水平軸 と

前額面

を用いて解説致します。

 

 

空手の立ち方に

『前屈立ち』や

『後屈立ち』もありますが

 

こちらは重心を前後に移動させるので

ライミングには不向きだと思い

今回のテーマから外させて

頂きました。

 

この二つは

武術やコンタクトスポーツに有効ですので

機会が御座いましたら解説致します。

 

 

 

❶三戦(サンチン)立ち

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こちらは

背骨を使う『垂直軸』です。

 

サンチン立ちは身体の中心軸で動き

背骨を中心に

膝を内側に捻り

 

身体を右回り 左回りに回転させて

力を出します。

 

身体の動きがコンパクトに使えて

連続動作や

小さなスペースの攻撃にも対応出来ます。

 

武術では

両足が内側に絞れているので

足場の悪い所からの攻防に適して

重心の高めの方にこのタイプが多いです。

 

 

ライミングでは

足をしっかりスタンスで張れると

身体の軸を中心に保ち

膝を内側に捻りながらホールドを引き付け

ムーブが起こせます。

 

主に『キョン

が得意な方はこの様なの身体の使い方をしているので

 

私は勝手に『三戦型』と定義しています。

 

キョン』の得意な方は

正体ムーブが苦手な場合が多いですね。

 

 

次に

 

 

❷騎馬立ち

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股関節を中心に

身体の傾きや左右の足に

重心を『前額面』で移動したり

身体を傾けて『矢状・水平軸』で動きます。

 

腰を落として

重心が安定するので崩れ難く

相撲やコンタクトスポーツ等で

相手と接触した時に力を発揮します。

 

武術では

重心が低く

下から潜り混む動きで

ボディの突きが強くなり

 

組み技では

より腰の低い方が力を発揮します。

 

構えた時に

重心の低い方にこのタイプは多いです。

 

 

ライミングでは

両足でフットホールドを踏んだ時に

腰が落ちているので

足場がしっかりと踏め

悪いスタンスでも

安定して重心の移動が出来ます。

 

股関節 膝関節 足関節

が開き緩んでいるので

体重の移動が

素早く行える利点があります。

 

武術では

身体の傾きで

ハイキックを出せたり

重心を軸足に移しやすいので

腰の入った重い蹴りが出せます。

 

ライミングでは

トラバースや正体での

身体を傾けての引き付け

ヒールフック

ハイステップ等

 

正体の得意なクライマーには

騎馬立ちの動きの要素が生かされてています。

 

前額面での重心移動や

矢状・水平軸での傾きでムーブを起こす

 

こちらも勝手に『騎馬立ち』タイプと呼んでいます。

 

『正体』ムーブが得意な方はキョンが苦手な場合が多いです。

 

武術では

腰の高い方

低い方

 

ライミングでは

キョンが苦手な方

正体が苦手な方

 

 

得意不得意は

『運動軸』や『運動面』の違いだと思います。

 

苦手克服には

この『アタリ』を意識してみては如何でしょうか⁈

 

 

 

空手の立ち方である

『三戦立ち』と

『騎馬立ち』を

武術やクライミングにおける動きで

考察しみました。

 

また参考になる情報が御座いましたら

御紹介させて頂きます。

 

詳しい御説明や立ち方の御質問は

治療院にお越し頂ければ お話し致します。

 

少しでも

皆様の武術やクライミングライフの

参考になりましたら幸いです。

 

『肩関節拘縮の評価と運動療法』イラスト引用

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

http://www.kazu-1414.com/index.html