今回は
骨盤の矢状面での調整です『上前腸骨棘』を上げる
武術的な用語を使って説明致します。
尾閭中正を作る。
『びろちゅうせい』と読みます。
反り腰タイプの腰痛の予防に効果的です。
尾骨を伸ばして脊柱のS字カーブを緩やかにして
腰椎前弯が強い腰痛の方や猫背の方にはオススメです。
以前は
蹴り技の時に鼠径部を前に押し出す様にしていましたが
ここ最近
稽古する時は上善腸骨棘を意識して
蹴りを出した方が
身体の軸が崩れない事が分かりました。
クライミングでも
上善腸骨棘を引き上げる様にした方が
壁に入れる感じがあり
足が切れにくくなりました。
武術でもクライミング有効だと思いますし
腰痛の方に多い
反り腰が緩和されると思います。
(赤い丸の部分が上善腸骨棘です)
やり方ですが
尾骨を伸ばしながら上善腸骨棘を上げます。
上善腸骨棘は腰に手を当てる時の前側の骨です
尾骨はご存知かと思いますがお尻の下にある尻尾の部分です。
上善腸骨棘を矢状面で後方回旋させると
腰椎のカーブが緩やかになり脊柱が伸びます。
(前方回旋させると反り腰になります)
上記のイラストでは
①左側は腰椎のカーブが強い骨盤前傾型の腰椎タイプです。
②真ん中はいわゆる普通のタイプです。
③右側は今回紹介させて頂いた骨盤の後方回旋をして
尾骨を伸ばした状態です。
腰痛や
クライミングですぐ足が切れる
武術家で蹴り技がうまく決まらない
その様な方々に
有効ですよ!
是非お試し下さい。
やり方がイマイチ分からない
腰のケアが必要な場合等は
治療院にお越し下さい。
治療院KAZU
院長 中井一欽
http://www.kazu-1414.com/index.html
(運動と医学の出版社 肩関節拘縮の評価と運動療法イラスト引用)
(医歯薬出版株式会社 腰痛症イラスト引用)